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健康にも美容にも効果的!!『白湯』の作り方とは?効能や飲み方のポイント、アレンジ方法などもお伝えします!!

朝起きてすぐにお白湯を飲む習慣をつけてから、カラダの調子がよくなりました。白湯がカラダに良い影響を及ぼすということはよく知られていますが、その理由を詳しく知る方は少ないのではないでしょうか。

白湯ってなに?作り方は?実際にどのような効果・効能があるの?効果的な飲み方とは?…今回は、「白湯」に注目してお伝えしていきますね。

こちらの記事も参考にしてくださいね!!

「水」の種類とは?それぞれどんな特徴があるの?水の選び方って?3つの分類方法から分かりやすく説明します!

「水」はカラダにどんな影響を与えるの?健康や美容、ダイエットと水分との関係って?1日に必要な量とは?効果的な摂り方とは?



白湯(さゆ)ってなに?


白湯ってなに?

「白湯ってなに?」と聞かれて、パッと思いつくのは「沸かしたお湯」。何気なく飲んでいましたが、実際のところ決まりごとなどはあるのでしょうか?

白湯とは水をいったん沸騰させた後、50℃程度の温度まで冷ました飲み物のこと。人の体温よりも高いことがポイントです。

お湯と白湯との違いって?

白湯 
水を沸騰させたもの

お湯
水を40℃以上に温めたもの

インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、白湯は火・水・風のエネルギーをもっており、3つのバランスが整った最強の飲み物であると言われています。

アーユルヴェーダからみた白湯

アーユルヴェーダには、この世のすべてのものが「風(ヴァータ)・火(ピッタ)・水(カパ)」という3つのエネルギーで成り立っているという考え方があります。

白湯は「水」に「火」を加えて沸騰させ、「風(気泡)」が生まれることから、3つの要素がバランスよく揃った飲み物だとされているんです。



白湯の効果・効能とは?


白湯はカラダに良いとされていますが、実際にどのような効果・効能が期待できるのでしょうか?主なものを挙げますね。

①リラックス効果
②冷え性改善効果
③消化を助ける効果
④ダイエット効果
⑤美肌効果
⑥デトックス効果
⑦便秘解消効果
⑧免疫力アップ効果


①リラックス効果

温かいドリンクを飲むと、ホッとしますね。就寝前に白湯を飲むと、体が温まって副交感神経が優勢になり、リラックスして眠りにつくことができます。


②冷え性改善効果

私たちのカラダが温かいのは、熱が血液にのって全身に運ばれるから。冷え性は、血行が悪くなることで血液が毛細血管に流れなくなってしまうのが原因です。

白湯を飲むことで内臓や血液が温められ、血流が良くなります。カラダの隅々まで温かい血液が全身を巡り、冷え性改善につながるんです。


③消化を助ける効果

消化の力が弱まると胃腸に老廃物が溜まり、便秘や肌荒れの原因に。白湯を飲むことで胃腸全体が温まり、活性化します。胃腸が活性化すると消化力が高まり、食べたものがしっかりとエネルギー変換されるため、健康的な体になっていきます。


④ダイエット効果

白湯は、なぜダイエットに効果的なのでしょうか?その答えは、内臓が温まって基礎代謝が上がるから。基礎代謝が向上すると脂肪を燃焼しやすくなります。

基礎代謝とは?

身体をまったく動かさなくても生命を維持するために消費されるエネルギーのことです。内蔵の温度が1℃上がることで約10~12%上がると言われています。

また、白湯は体内に蓄積された老廃物を排出し、むくみを改善します。むくみによって太って見えている方は、ボディラインをすっきり見せる効果も期待できます。


⑤美肌効果

白湯を飲むと腸内の毒素が排出を促され、腸内環境が改善します。腸は、肌の健康に大きく影響しています。その理由は次の通りです。

①便秘になると有毒ガスや活性酸素を発生し、肌荒れにつながってしまうから
②腸内環境が整うと、美肌や美髪に必要な栄養をしっかり吸収できるから
③腸内環境が整うとストレスが緩和されるから


⑥デトックス効果

白湯を飲んでカラダが温まると、リンパの流れや血流が良くなって身体に溜まった老廃物や余分な水分を排泄してくれます。

また、内臓を温めて機能を活性化させます。内臓が活性化すると、消化作用が促進されて体内の老廃物を排出しやすくなるのです。


⑦便秘解消効果

白湯は内臓を温め、腸のぜん動運動を促進します。これにより、便秘解消効果が得られるのです。


⑧免疫力アップ効果

白湯を飲むと免疫力が上がる理由は

〇腸が整うから
〇体温が上がるから

免疫細胞の6~7割は、腸に存在しています。また、 腸内の免疫細胞は良質な腸内細菌によって強くなると言われているんです。

内臓温度が1℃上昇すると、免疫力が約30%上昇すると言われています。免疫細胞の中に存在するNK細胞は、体温が36.5℃以上で活性化します。NK細胞の働きは、ウイルス感染細胞を攻撃することです。

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白湯の作り方


白湯の作り方

白湯の作り方をご紹介しましょう。

①やかんに水を入れて火にかける
②沸騰したらフタを取る
③10~15分ほど煮沸し続ける
④カップに注いで50℃程度に冷ます


白湯を作るときのポイント

水道水には残留塩素やトリハロメタンなどの物質が含まれています。これらを揮発させて除去するためには、10~15分以上沸騰させる必要があります。

トリハロメタンは、水温が上昇すると増加する性質が。沸騰直前に加熱前の1.0~3.6倍になると言われています。


やかんで沸かす以外の作り方

やかんで沸かす以外の方法もあります。気をつけるポイントもありますので、参考にしてください。

〇電子レンジを使う
〇電気ポットを使う
〇ウォーターサーバーを使う

電子レンジで作る場合は、カップに水を入れて500Wで2分。電子レンジのワット数によって、600Wであれば1分30秒、700Wなら1分を目安にしましょう。50度に温まれば完成です。

電気ポットを使う場合は、水道水の残留塩素やトリハロメタンを除去するために沸騰の操作を数回くり返します。電子レンジでの除去は難しいので、浄水や純粋を使いましょう。



白湯の効果的な飲み方とは?


カラダに良い白湯ですが、その効果を高めるためのポイントがあります。次の3点に留意するといいでしょう。

①白湯を飲むタイミング
②白湯を飲む量
③白湯の飲み方


①白湯を飲むタイミング

白湯を飲むタイミングは次の通りです。それぞれの理由とポイントをみていきます。

〇朝(起床後)
〇食事前・食事中・食後
〇夜

〇朝(起床後)

寝起きに温かい白湯を飲むことで、冷えていた胃や腸などの内臓が温められます。胃腸を温めると、消化機能が活性化されて消化・吸収がスムーズになります。朝食を食べる30分程前に飲むといいでしょう。

腸が刺激されるので、便秘解消の効果も期待できます。就寝時に失われた水分補給にもいいですね。さらに温かい白湯でカラダが温まると、血流が良くなり基礎代謝もアップします。

〇食事前・食事中・食後

食事前に白湯を飲むと、代謝がアップして体内の老廃物が排泄されやすくなります。また、満腹中枢が刺激されるので、ダイエットにも効果的。

食事中に白湯を飲むと、胃腸などの内臓が活性化され、消化吸収を高めてくれます。ただし、一気に飲むと胃液が薄まって消化しにくくなるので少量ずつゆっくり飲んでください。

食後は、30分以上経ってから白湯を飲みましょう。消化が進んで胃が落ち着いてから白湯を飲むと、消化機能が促進されると言われています。食後30分以内だと、かえって消化スピードを遅らせてしまうので注意が必要です。

〇夜

寝る前に白湯を飲むと、胃腸などの内臓が温まることで副交感神経が優勢になります。リラックス効果が得られ、寝つきがよくなります。

夜中にトイレに行きたくなる可能性があるので、寝る30分前までにコップ一杯の白湯を時間をかけて飲むのがオススメです。


②白湯を飲む量

私たちの身体が1日に必要とする水分量は約1.5~2L。白湯として飲むのは600~800mlを目安にしましょう。コップ1杯は150~200mlなので、1日に飲む回数は3~4回程度となります。

カラダに良い白湯ですが、飲み過ぎると胃液が薄くなったり、むくみの原因になったりする場合があります。カラダに必要な栄養素が流れてしまう可能性も。

一度にたくさん飲むのではなく、適量を継続して摂るようにしましょう。また、10~20分くらいかけてゆっくりと飲むのがポイントです。



白湯をアレンジしてみましょう


白湯にプラスすることで、味にバリエーションがうまれたり、効果・効果効能が増えたりします。ぜひ試してみてくださいね。

①はちみつを加える
②しょうがを加える
③レモンを加える
④オイルを加える
⑤シナモンを加える
⑥ミントを加える
⑦お酢を加える
⑧梅干しを加える

はちみつを加える

コップ1杯の白湯に、はちみつを小さじ1杯入れます。むくみ予防に。

②しょうがを加える

水の入った鍋に、しょうがの薄切りを2〜3枚入れて沸騰させます。チューブしょうがの場合は、コップ1杯の白湯に小さじ1杯程度を加えます。

生姜パウダーを使う場合は、コップ1杯の白湯に大さじ1杯のパウダーを入れてください。白湯にしょうがを加えることで、カラダを温める効果がアップします。

③レモンを加える

コップ1杯の白湯に、一切れのレモンか数滴のレモン汁を入れます。疲労回復や美肌効果が期待できます。

④オイルを加える

コップ1杯の白湯に、小さじ1程度のオイルを入れます。オイルによって香りや効果・効能は様々です。

⑤シナモンを加える

コップ1杯の白湯に、シナモン粉末を3ふり程入れます。体を温める効果があります。香りや風味によるリラックス効果も。

⑥ミントの葉を加える

コップ1杯の白湯に、ミントの葉5~6枚を入れます。 香りや風味によるリラックス効果があります。

⑦酢を加える

コップに1/3量の酢を入れ、白湯で割ります。フルーツビネガーや黒酢など、お好みで。クエン酸により、疲労回復や血行促進効果が期待できます。

⑧梅干しを加える

コップ1杯の白湯に、梅干しを1つ入れます。



まとめ


  • 白湯ってなに?
    をいったん沸騰させた後、50℃程度の温度まで冷ました飲み物のこと
  • 白湯の効果・効能とは?
    ①リラックス効果
    ②冷え性改善効果
    ③消化を助ける効果
    ④ダイエット効果
    ⑤美肌効果
    ⑥デトックス効果
    ⑦便秘解消効果
    ⑧免疫力アップ効果
  • 白湯の作り方
    ①やかんに水を入れて火にかける
    ②沸騰したらフタを取る
    ③10~15分ほど煮沸し続ける
    ④カップに注いで50℃程度に冷ます
  • 白湯の効果的な飲み方とは?
    次の三点に留意する
    ①白湯を飲むタイミング
    ②白湯を飲む量
    ③白湯の飲み方
  • 白湯をアレンジしてみましょう
    ①はちみつを加える
    ②しょうがを加える
    ③レモンを加える
    ④オイルを加える
    ⑤シナモンを加える
    ⑥ミントを加える
    ⑦お酢を加える
    ⑧梅干しを加える



おわりに


白湯がカラダに良いと聞いたことがあっても、詳しいことを知らない方が多いのではないでしょうか?作り方、効果・効能、効果的な飲み方やアレンジ方法などをお伝えしましたので、ぜひ参考になさってください。

アーユルヴェーダでは「強力なデトックスウォーター」と呼ばれている白湯。実際に白湯を習慣にしてから、カラダの調子がよくなりました。カラダを内側から整えるために、日常にとり入れていただければと思います。

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