実は健康・美容・ダイエットに効果的なんです!!『発酵バター』とは?

健康な体を作るには、腸を元気にすることが大切。『腸活』という言葉がテレビや雑誌などで取り上げられ、発酵食品がブームです。

スーパーで売られている発酵バター。『発酵』というからには、なにか良いことがあるのでしょうか?

バターはおいしくて食べたいんだけど、「脂肪の塊だから」とか「コレステロールが」というマイナスイメージがあって、控えなくちゃと思っていました。

もし体に良いのであれば、嬉しいですよね。

〇発酵バターってなに?普通のバターとのちがいって?
〇発酵させるとどんな効果が?
〇発酵バターって手作りできるのかな?

順番に紐解いていきましょう。





発酵バターってなに?普通のバターとのちがいって?


発酵バターとは、文字通り「発酵させたバター」のことです。

バターは、原料や製法によっていくつかの種類があります。発酵させているかどうかでみると、次の2種類に分けられます。

〇非発酵バター(甘性バター)
〇発酵バター

日本のスーパーで売られているのは、主に非発酵バターです。

製法の違いを簡単にまとめました。

〇非発酵バター(甘性バター)
クリームをかき混ぜて、乳脂肪分を分離させることで作られます。

〇発酵バター
クリームに乳酸菌を混ぜて、発酵させてから作ります。


バターとマーガリンの違いを知ってる?

〇バター
乳脂肪牛乳、つまり動物性の脂肪分が80%以上含まれています。 バターは生乳と塩のみで作られており、混ざり物が少なく、添加物もありません。 

主成分であるコレステロールは、マーガリンの数十倍です。


〇マーガリン 
油脂が80%以上含まれています。油脂の種類に決まりはなく、大豆油やパーム油などの植物性の脂肪を使うことが多いです。

マーガリンは、バターと違って乳化剤が必須。乳化剤とは水と油のように交じり合わないものを均一に混ざりやすくする食品添加物です。

マーガリンは、原料の製造過程でトランス脂肪酸という物質が発生します。





発酵させるとどんな効果が?


バターを発酵させることで、どんな効果が得られるのでしょうか?簡単にまとめると

①風味が増します。
②栄養価がアップします。


①風味が増します

発酵バターは、 発酵させることで独特の香りが加わり、コクが増し、風味豊かなバターになります。

発酵バターのおいしい食べ方って?

発酵バターの大きな特徴は、濃厚な香りとコク。お料理に使うことで、その特徴を最大限に生かすことができます。

パンやスコーン、ホットケーキにのせて食べても、もちろんおいしいんですが、お菓子作りやバターソテーにすることで、より一層おいしくいただけるんですよ。

発酵バターの使い方については、「『発酵バター』をもっとおいしく&もっと効果的に食べたい!!発酵バターの使い方についてまとめました」で詳しく書いています。ぜひ参考にしてください。



②栄養価がアップします

発酵バターは、製造過程で乳酸菌を加えて原料のクリームを発酵させているので、ヨーグルトに近い効果が期待できます。

もともとバターには、カルシウムやビタミンがたっぷり含まれています。特にビタミンAは牛乳の12倍!!

それに乳酸菌が加わることで、栄養価がさらにアップするんです。

こんな効果が!!

発酵バターを食べることで、次の効果が得られます。

①健康によい
動脈硬化の予防改善
骨や歯が丈夫になる
免疫力が高まる
糖尿病に効果的
細胞の老化を防止

②美容に効く
皮膚や粘膜を健康に保つ
吹き出物やニキビを予防する
抗酸化力が高く、アンチエイジングに効果的

③ダイエットに効果的
腸内環境が整う
便秘が解消する

発酵バターの詳しい効果については「おいしくて魅力がいっぱい!!『発酵バター』の効果・効能って?」を参考にしてください。



発酵バターの歴史

ヨーロッパでは、主に発酵バターが食べられている。酪農がさかんだったヨーロッパでは、古くからバターやチーズなどの乳製品が作られていた。

昔の技術では、乳脂肪を分離するまでに時間が掛かり、牛乳の乳酸発酵が進んでいたそうだ。

技術が進んで乳酸発酵なしでバターが作られるようになったが、ヨーロッパでは食べ慣れている発酵バターが好まれているのだ。

引用:発酵バターはバターと何が違う?マーガリンとの違いもおさえよう | 食・料理 | オリーブオイルをひとまわし (olive-hitomawashi.com)



発酵バターって手作りできるのかな?


発酵バターは、「2つの材料&2ステップ」で作ることができます!!市販品もありますが、材料や製法が目に見える手作りは、より安心・安全ですね。

発酵バターの材料は、生クリームとヨーグルト。有塩にしたいときは、お塩を加えます。

作り方は大きく分けると2ステップ。「生クリームにヨーグルトを混ぜて発酵させ→撹拌する」だけ。

ただ行程は単純ですが、作業には少し根気が必要。でも、手作りした発酵バターはとてもおいしいので、ぜひチャレンジしてみてください!!


発酵バターの作り方

【材料】

〇生クリーム 200㎖
〇ヨーグルト 大さじ1
〇塩(有塩にする場合) できあがったバターの約1%


【作り方】

①生クリームにヨーグルトを混ぜます。
②発酵させます(40度で約6時間)。
③冷蔵庫で寝かせます(1~3日間)。
※クリームチーズ状になったらOK。
④ハンドミキサーで混ぜます。
※乳清(ホエイ)とバターが分離したらOK。
⑤水分を切って出来上がり。

詳しい作り方については「2つの材料&2つのステップで作れちゃう!おいしくて体にも良い『発酵バター』の作り方」を参考にしてください。



発酵バターの保存について

発酵バターは一般的なバターと比較して鮮度が落ちるのが早いため、いったん開封したら早く使い切るようにしましょう。

また、使用しないときは必ず冷蔵庫で保管するよう注意してください。冷凍保存も可能です。



まとめ


  • 発酵バターってなに?
    普通のバターとのちがいって?一言でいうと、発酵させたバターのこと
  • 発酵させるとどんな効果が?
    ①風味が増す
    ②栄養価がアップする
  • 発酵バターって手作りできるのかな?
    発酵バターは、「2つの材料&2ステップ」で手作りできる



おわりに


クリームに乳酸菌を混ぜて、発酵させてから作る『発酵バター』。その魅力的について、お分かりいただけましたでしょうか?

おいしく、健康に&きれいになれるなんて嬉しいですね。

発酵バターの作り方、発酵バターの効果、発酵バターの使い方については、別記事にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

ぜひ手作りにも挑戦してみてくださいね!!

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