自然派洗剤で、スッキリキレイなお風呂掃除の始め方 心地いいの理由は洗剤だったのかも!

自然派洗剤とよく耳にするけれど、どれが自然派洗剤なのかよく分からない・・と思われている人も少なくありません。

世の中にはたくさんの洗剤がありますね!確かに、どの洗剤をどの場面で使っていけばいいのか分からない部分がたくさんあると思います!!

汚れに合わせて、場所に合わせて使うことで、中々落ちにくい汚れも、洗剤の性質をしっかりと捉えることで素早くスッキリキレイに落ちていきます。お掃除が億劫になる理由はさまざまにありますが、汚れがなかなか落ちていかないことも一つに挙げられると思います。

浴室は癒しの場。そして、家族で入れば団欒の場になります。
お子さんと一緒に入ることで、気持ちも身体もゆるんで、学校であったいろいろなことを共有したり、笑ったり、時に涙したりそんな自分の感情を出し合える場にもなることもあります。

身体にも優しい自然派洗剤で、心も体もゆるゆるできるような、気持ちのいい場所にしていくための、おススメ洗剤をお伝えしていきたいと思います。



1.お風呂の5つの汚れを徹底解明!!

お風呂には、大きく分けて「カビ」「湯垢」「水アカ」「黒ズミ」「石鹸カス」の5つの汚れがあります。

お風呂掃除で厄介なのは、アルカリ性と酸性の汚れが混じり合っていること。混じり合うことで、黒ズミのような頑固な汚れも出てきます。まずは、お風呂の中にある汚れを知っていきましょう!!


1-1.カビ

カビは、「黒カビ」と「赤カビ」に分かれていて、お風呂掃除で一番厄介とされています。「黒カビ」は一度繁殖をして、奥の奥の方まで菌が広がっていくと、中々取りずらくなっていきます。「赤カビ」はピンクヌメリと言われ、少しぬめり化のあるカビですが、放置しておくとどんどん広がっていきますが、洗剤でスッと取れる汚れです。

浴室はその条件が揃っているカビにとっては最高に居心地の空間です。湿気、温度、栄養、空気の4つの条件がそろうと繁殖しやすいです。

カビについてはこちらの記事もご参考下さい。
お風呂のカビは油断大敵!!「5+2ポイント」でお風呂にカビを寄せ付けないスッキリきれいな空間に


1-2.湯アカ

体の汚れから出る皮脂や石鹸カスが菌と混ざり合って発生したものです。皮脂汚れは油分が含まれているので、早めに取っておくとキレイなお風呂を保てますが、放置しておくと中々取りずらい頑固な汚れとなっていきます。


1-3.水アカ

蛇口や浴槽のフチにつきやすく、水道水に含まれるカルシウム、マグネシウム、ケイ素が浴室のあちこちに水滴となってついており、その水滴が蒸発したり、乾燥したりを繰り返していくうちに、重なり合って水アカとなっていきます。まだら模様のように結晶化した形をしています。こまめな拭き掃除をすることで、水アカがたまりにくくなります。

水垢についてはこちらの記事もご参考下さい。
2つの垢を見極めてお風呂掃除のプロになろう!!つい長居したくなっちゃう、快適お風呂に早変わり


1-4.黒ズミ

水垢とカビ、皮脂汚れなどさまざまな汚れが混ざりあったものです。浴室の隅にできやすく、掃除をしていないと溜まりやすくなります。また、排水溝はすべての汚れの到着点となる場所なので、特に溜まりやすくなっています。
酸性とアルカリ性の汚れが混ざった、中々落ちにくい汚れです。


1-5.石鹸カス

石鹸やシャンプーなどが身体を洗っている時に飛沫したもので、床や壁に付着していることもあり、アルカリ性の汚れになります。髪の毛や皮脂汚れと混じり合うことで、ぬるぬるの汚れになっていきます。


2.汚れと洗剤のマッチングが大切♪楽々簡単お掃除法!!

お掃除で大切なのは、汚れに合わせて洗剤を使い分けること♪
酸性なのかアルカリ性なのか、はたまた軽い汚れかしつこい汚れか、状況に合わせて洗剤の使い方も変わってきます。

そして、一番はお掃除を快適に楽にしていくこと。ラクにキレイになれば、お掃除がどんどんたのしくなっていきますね。キラキラに光るお風呂場は最高の癒しスポットになりますよ!!!!


2-1.皮脂汚れ・黒カビにはアルカリ電解水を

浴槽や、床の周りなどに付着した油分を含む皮脂汚れや黒カビは酸性の汚れ。アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダ、また除菌の効果もあるアルカリ電解水がキレイに落としてくれます。

軽い汚れの時は、水に溶けやすいセスキ炭酸ソーダ、汚れが溜まっている時はアルカリ性が少し強めのアルカリ電解水を浴槽用のスポンジにつけて洗うだけで汚れがスルっと落ちていきます。

また、黒カビはこすり洗いだけでは落としきれないこともあります。そんな時におススメなのが、重曹と酸素系漂白剤のペーストを混ぜたものです。


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重曹ペースト
重曹:酸素系漂白剤=1:1
1.水を少しずつ加えてペースト状にします。
2.気になる場所に塗布して3時間ほどそのまま放置します。
3.その後、ブラシで磨いて水で洗い流します。

*これでももし落ちなかった場合は、塩素系漂白剤を少し加えて混ぜるとさらにキレイになっていきます。ただ、ツンとしたニオイは残ります。

実は、お風呂掃除の汚れの構造は、カビの上に「石鹸カス」や「皮脂」などが重なっていることが多いです。カビ掃除をしようとブラシで磨く前に、表面にあるそれらの汚れを取り除いてからすることで、カビ汚れをスムーズに落とすことができます。カビ汚れを落とそうとしたときに、中々取れないというときは、この構造のせいかもしれません。


2-2.水アカ・石鹸カスにはクエン酸を

シャワーを使うと、石鹸カスやシャンプーが飛散して、壁や床のあちこちに付着しています。水アカも溜まりやすく、水たまりのようになっていると、蒸発したり乾燥したりを繰り返していくたびに水アカが蓄積されて中々落ちないガンコな汚れとなっていきます。

とくに蛇口付近のステンレスの部分には水垢が溜まりやすく、固まりも出来やすくなっています。そんな石鹸カスや水垢のアルカリ性の汚れには、酸性のクエン酸が効果的です。

クエン酸 大さじ1
水   200ml
スプレーボトルに入れて混ぜ合わせます。

入浴後に、スプレーをしてスポンジで洗うとスッキリと落ちていきます。



2-3.黒ズミには重曹とクエン酸を

黒ズミはアルカリ性の水アカや石鹸カスなどの汚れと、酸性の皮脂の汚れの2つが混じりあったもので、汚れを放置しておくと落ちにくくなります。汚れを落とすには2つの洗剤を使って落としていきます。

1つ目は、酸性の洗剤のクエン酸
2つ目が、アルカリ性の洗剤の重曹やセスキ炭酸ソーダ、アルカリ電解水。
2つの洗剤をスプレーして落としていきます。
(重曹は水に溶けにくい性質を持っているので、粉のまま使用します。)

お掃除業
お風呂掃除のご依頼をたくさんいただく機会があります。汚れ別に洗剤を変えていくのですが、中々落ちない汚れは、洗剤を付けて置いて30分ほどしてから磨いて流していくことがあります。
特に、しっかりとこびりついた汚れは中々落ちないもの。もしガンコな皮脂汚れがついている時は、スポンジで汚れを少し取ってからその隙間から洗剤をかけていくと、汚れの中に洗剤が入って汚れを浮かしてくれます。


3.気になる3スポットのお掃除方法

お風呂には椅子や桶などの小物や、付属している鏡などさまざまにあります。そこに付着する汚れもまた違ってきます。

少し手間のかかる3スポットの汚れを検証しながら、そこに合うベストな洗剤をお伝えしていきたいと思います。小物までキレイにピカピカにしていくと、更に気持ちのいい空間に変わっていきます。


3-1.浴槽のお掃除

浴槽は、油分を含む皮脂汚れが一番付着する場所です。浴槽の周りに、ざらざらとして黄色っぽい汚れが付着していたら、それは皮脂汚れです。日々のお掃除をこまめにすることで落ちていきますが、放置していると分厚く中々落ちない汚れとなっていきます。

・洗剤の作り方
お湯 10L
酸素系漂白剤40g
湯の温度40~50度
1.シャワーで粉を溶かしながらお湯をためていきます。
2.30分ほどつけ置きをしてから、磨いて流していきます。

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3-2.椅子や桶のお掃除

椅子や桶は、お風呂の中でも皮脂が付着しやすい場所です。セスキ炭酸ソーダなどアルカリ性の洗剤をスプレーして落としていきます、中々取りきれない場合は、アルカリ洗剤を含ませたペーパーを塗布して30分くらいたってから磨いていくとスルッと汚れが落ちることがあります。


3-3.シャワーヘッドや鏡の曇り

水垢がついてまだら模様のように白くなっていますね、水垢が付着して結晶化したものです。水アカはアルカリ性の性質をもっているので、酸性の洗剤で汚れを落としていきます。中々汚れが落ちない場合はキッチンペーパーにクエン酸を含ませてパックをすると、ウロコもキレイに落ちていきます。


お掃除業で
お風呂用の椅子は中々落ちにくい皮脂汚れが付着しています。そんな時は、アルカリ性の洗剤を塗布して30分ほど経ってからお掃除をしていきます。
少し汚れが浮き始めて力を入れずにキレイに汚れが落ちていきます。最小限の力で無理せずお掃除をすることで、お掃除が苦手な方も、いつもよりスムーズにできるようになります。


4.まとめ

  • お風呂の5つの汚れを徹底解明!!
    お風呂には「カビ」「湯垢」「水アカ」「黒ズミ」「石鹸カス」の5つがあります。
    1.湿気、温度、栄養、空気の4つの条件がそろうと繁殖します。
    2.湯垢は体の汚れから出る皮脂や石鹸カスが菌と混ざり合って発生したものです。
    3.水垢はカルシウム、マグネシウム、ケイ素が成分です。
    4.黒ズミは、水垢とカビ、皮脂汚れなど、さまざまな汚れが混ざりあったものです。
    5.石鹸カスは、石鹸やシャンプーなどが身体を洗っている時に飛沫したもので、アルカリ性の汚れになります。
  • 相性のいい洗剤を知ることで楽々簡単お掃除法
    1.皮脂汚れ・黒カビにはアルカリ電解水を
    皮脂汚れや黒カビは酸性の汚れ、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダ、また除菌の効果もあるアルカリ電解水がキレイに落としてくれます。
    2.水垢・石鹸カスにはクエン酸を
    シャワーを使うと、石鹸カスやシャンプーが飛散して、壁や床のあちこちに付着しています。
    3.黒ズミには重曹とクエン酸を
    黒ズミはアルカリ性の水アカや石鹸カスなどの汚れと、酸性の皮脂の汚れの2つが混じりあったもので、汚れを放置しておくと中々落ちにくくなります。
  • 気になる3スポットのお掃除方法
    汚れが溜まりやすい場所を知ることで、汚れをキレイに落としていきます。
    1.浴槽のお掃除
    浴槽は、油分を含む皮脂汚れが一番付着する場所です。浴槽の周りに、ざらざらとして黄色っぽい汚れが付着していたら、それは皮脂汚れです。
    2.椅子や桶のお掃除
    椅子や桶は、お風呂の中でも皮脂が付着しやすい場所です。セスキ炭酸ソーダなどアルカリ性の洗剤をスプレーして落としていきます
    3.シャワーヘッドや鏡の曇り
    水垢がついてまだら模様のように白くなっているものは、水垢が付着して結晶化したものです。


5.おわりに

汚れの性質と、どこの場所にどんな汚れが付着しやすいかを知ることで、自然派洗剤を使い分けていきます。記事を参考にして、ぜひ一度お試し下さい。

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