マインドフルネスを知って、自分自身を知るきっかけに!創始者のジョン・ガバット・ジンに学ぶ人生の在り方

昨今、よく耳にする言葉に「マインドフルネス」があります。
マインドフルネスとは、「今、この瞬間を生きること」
ヨガでもよく使われる言葉で、自分自身の在り方を教えてくれるものです。

今、世の中が大きく変動し始めています、先が見えにくい世の中を感じて心が不安定になり怒りに振り回されたり、人に対してモヤモヤを感じたり、そんな心の状態に自分自身が疲弊してしまう面もありますね。

ただ、そんな心の状態をどのようにしていけばいいのか分からず、悶々としてしまう人も多いのではないでしょうか?

マインドフルネスでは、自分自身と向き合い、自分がどう在りたいかを感じる大切な時間になります。マインドフルネスを知ることで、自分自身をより知るきっかけになるかもしれませんね。

それでは、実際にマインドフルネスと創始者のジョンカバットジン、教えや瞑想について4つの観点からお伝えしていきます。



1.マインドフルネスの考え方とは?

自分の心に対して感じるモヤモヤや、苛立ち、そんな心の状態から脱して「気持ちがスッキリしたらどれだけ楽なのだろう」と感じることも少なくないと思います。マインドフルネスの考え方が、そんな心の状態のヒントになるかもしれませんね。


マインドフルネスとは・・

今の瞬間、瞬間への一切の評価、判断を挟まない、気づきの状態のことと定義しています。

それでは実際にマインドフルネスについて紐解いていきましょう。

今の社会では、日々生活に揉まれて、自分自身の幸福感や楽しさを感じる時間が減っています。過去や将来のことを考えて不安や心配に感じる時間が多く、その時間にとらわれて、

「今」をただ感じることが減り、何かに捉われる時間が多くを占めています。


過去にあった失敗や、苦しかったこと、怒りを感じることまた未来の不安や心配にとらわれている時間はストレスを増幅させてしまいます。

そんな、「心ここにあらず」の状態から「今ここ」に向けた状態をマインドフルネスと言います。

今に集中して今を感じ取る。
「今の自分の気持ち」「今の自分の状態」をただありのまま感じ取ることで、日々の生活を豊かにしていきます。

今をただ感じ取るとはどういうこと?
今、現実に起きていることに対して「いい・悪い」「正しい・間違っている」という判断をせずに、ただそのあった出来事に対して「事実」として受け入れていくことを言います。
物事を俯瞰的に、客観的に「あるがまま」を冷静に見ていく力を養っていきます。

未来の不安から今を行動していく人生と
未来を楽しく想像し、それに向かって行動していく人生とでは、大きく人生が変わっていきますね。


2.マインドフルネスを提唱したジョン・カバット・ジン

創始者のジョン・カバット・ジンがマインドフルネスを作った背景、またどのように提唱しているのか見ていきましょう。


マサチューセッツ大学のジョン・カバット・ジンはマインドフルネスを提唱した第一人者で、ストレス低減法に由来した瞑想法を研究し、禅やヨガ、またヴィパッサナー瞑想などから影響を受けました。

1960年頃には、鈴木大拙から日本の禅の教えを学び、現在のマインドフルネスの考えに影響を与えた一つと言われています。
日本の禅の教えがマインドフルネスに大きく関わっているのですね。

1979年にはストレス低減センターでマインドフルネスに基づいたマインドフルネスストレス低減法を教え始め、患者が瞬間瞬間に注意を向けることにより、ストレス、痛み、病気に対して気持ちを緩ませる瞑想法を考えていきました。

瞑想には立つ瞑想、静坐瞑想、歩く瞑想、横になる瞑想、そして欠かせないものとして、呼吸瞑想を挙げています。
Wikipedia参照


ジョン・カバットジンに学ぶ!マインドフルネス瞑想の正しいやり方 ...
参照:https://search.yahoo.co.jp/

ジョン・カバット・ジン博士の語るマインドフルネス瞑想Part1 

マインドフルネスとはアウェアネスです、アウェアネスとは「気づき」の状態。
今まで生活の中で経験してきた知恵や自覚であり、また、深く見ていくとさまざまな関係性そのものに対しての理解。それゆえに、必然的にそれは理解を通して慈しみとなります。
人間が本来的に持っている特性です。

アウェアネスとマインドフルネスは実質的に同じ意味で使っています。
マインドフルネスとは経験や未来との関係において自分がどうあるか、自らの在り方のことを示しています。

そのために私たちは確かな自覚を持って、「この瞬間に、判断を挟まずに、意識を向ける」ということをします。
そうすることで、アウェアネス(気づき)が訪れます。
それは、私たちの生活にとってとても豊かなものになりうるのです。

https://www.youtube.com/

ジョン・カバット・ジン博士の語るマインドフルネス瞑想Part2

マインドフルネスでは、死ぬ直前において、私たちは本当に生きていると言える人生を過ごしているのかということを問いています。

思考や判断や好き嫌いに捉われたり、こことは別のどこかに何かを求めたりして人生の何十年もの時間を過ごすような生き方をし、いつも何かが欠けている、何かが足りないと思いながら過ごす人生。

幸せになれる何かがないと幸せになれないと言うのです。しかし、その何かを手に入れると、また別のものを手に入れたくなります。

そのような生き方に対して、一瞬一瞬がある意味で完璧であり、充たされていると感じることがマインドフルネスな生き方と言えます。

https://www.youtube.com/

ジョン・カバット・ジンのyou tube動画があります、気になる方はぜひ一度ご覧ください。



3.ジョン・カバット・ジンが提唱する実践上の7つの態度

ジョンガバットジンが提唱することの一つに「実践上の7つの態度」があります。それでは実際に一つ一つ見ていきましょう。

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自分で評価を下さないこと
日々の生活を送る中で、物事に対して評価を下している自分に気づきます。評価を下すことをいったん置いておき、現状にあること、また感じることをありのままの状態で見ていきます。

忍耐強いこと
さまざまな出来事は自分の思いだけでは動きません、焦りにとらわれずにその時期まで待つことも大切です。
自分自身の思い通りにならないことこそ、人生の醍醐味と感じる面もありますね。

〇初心を忘れないこと
月日が経つと、始めて行うときに感じた新鮮な気持ちを忘れてしまいます。知っているつもりのものも、年月を経て改めてあるがままで見ることが大切です。

〇自分を信じること
瞑想を通して、自分の中でなにかしらの気づきや直観が働くことがあります。一度、その一つ一つに対して素直に行動していくことで、自分を本気で信じる一歩になっていきます。

〇むやみに努力しないこと
目的の為にがむしゃらに努力をしていると、何かを見失ってしまうことがあります。自分自身の心と周りの人たちの心を見失ってしまうこともあります。瞑想の最終地点は「あなたがあなたらしく存在」することです。

〇受け入れること
判断をせずに、そのままの状態を見ること。

〇とらわれないこと
過去の苛立ちや、未来への不安、何かに捉われている心の状態を観察しながら、自分の心に寄り添い手放しをしていきます。

全てをしようとすると、中々できず「出来ない自分」に意識が向いてしまいます。たのしく出来そうだなと感じるモノを少しずつ取り入れてみて下さい。


4.瞑想

マインドフルネスの状態に達する方法として「瞑想」があります。
呼吸を深くゆっくりとし、瞑想することで、気持ちがリラックスをしてストレスが軽減し、思考が活性化されていきます。色々と感じていた感情から一瞬でも気持ちが離れて心地よい状態になっていくことで、見える世界が変わっていきます。

マインドフルネスの瞑想は、ビジネスの世界でも広く使われています。社員研修にも取り入れられている所も多く、いろんな場で少しずつ広がっているようですね。

マインドフルネスの瞑想ではゆっくりと深い呼吸をすることで「今、この瞬間」に意識を持っていきます。

瞑想については次回の記事でお伝えしていきます。


雑念が浮かんできたときは?
無理に消そうとはせずにその状態を見ていきます。出てきた感情に寄り添い、自分自身がなぜそう感じていたのかを呼吸をしながらゆっくりと感じてみます。ただ、その感情を感じきる、辛かった思い、腹が立った思い、それをただただ感じ取っていきます。


5.まとめ

  • マインドフルネスとは?
    今の瞬間、瞬間への一切の評価、判断を挟まない、気づきの状態です。「心ここにあらず」の状態から「今ここ」に向けた状態をマインドフルネスと言います。
  • マインドフルネスを提唱したジョン・カバット・ジン
    マサチューセッツ大学のジョン・カバット・ジンはマインドフルネスを提唱した第一人者で、ストレス低減法に由来した瞑想法を研究し、禅やヨガ、またヴィパッサナー瞑想などから影響を受けました。
  • ジョンガバットジンが提唱する実践上の7つの態度
    〇自分で評価を下さないこと
    〇忍耐強いこと
    〇初心を忘れないこと
    〇自分を信じること
    〇むやみに努力しないこと
    〇受け入れること
    〇とらわれないこと
  • 瞑想
    マインドフルネスの状態に達する方法として「瞑想」があります。呼吸を深くゆっくりと瞑想することで、気持ちがリラックスをしてストレスが軽減し、思考が活性化されていきます。


6.おわりに

マインドフルネスのことを知ることで、普段の生活から自分自身の心を整えていく術を取り入れていくことが出来ますね。
身体を作り上げる時に鍛えたり、緩ませるのと同じで、心も日々の中でのトレーニングが必要になってきます。
自分自身が「ラクに心地よく生きる」ことを選択していくことで、人生が彩りに満ちていきます。そんな彩りある人生のアシストをしてくれるものがマインドフルネスです。
心の変化を楽しみながら少しずつ取り入れてみてくださいね。

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