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柿酢の知られざる魅力!! 美味しいだけじゃない、栄養価満点の柿酢の効果効能は? 「7ポイント+3ポイント」でお伝えします♪

発酵のチカラはすごいですね!!
柿酢を作り始めてから、日が経つにつれて泡が立ちアルコールから少しずつお酢の香りへと変化が始まっています。

柿と言えば栄養価も高く、秋ごろには毎日の食卓に並ぶという人も少なくないと思います。甘くて食べやすく栄養も豊富に含まれているうれしい食べ物ですね。

柿酢のうれしいポイントと言えば、柿の元々持っている栄養と発酵のチカラが合わさることでダブルに効果を発揮出来るところです。
柿酢は「アルコール発酵→酢酸発酵」の二段階発酵。
乳酸菌も含まれているため、乳酸菌と酢酸菌のダブルの発酵のチカラを合わせ持っているのです。



1.柿酢ってなんだろう?

柿を丸ごと瓶に詰めて発酵させて作る柿酢は、昔農家でも作られてきた果実酒の中の一つで、初めての人でも作りやすいと言われています。

「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあります。柿が赤く実るころ秋は天候が良く過ごしやすいので、医者は商売にならずに青ざめるという意味を持っていて、柿の効果効能もまた含まれています。柿は実だけでなく葉やヘタなどまるごと使うことが出来る栄養価の高い果物です。


2.柿酢の効果効能

柿酢には、柿とお酢のダブルの効果効能があります。血流をよくして、血圧を安定させて体の老廃物を流してくれる、身体にとってうれしい効果がたくさんです。


2-1.カリウムの効果

柿酢に含まれる酢酸は血圧を安定させて、血糖値を正常に近づけてくれます。また、老廃物を体外に排出する効果や身体の新陳代謝を活発にして脂肪を燃焼してくれます。

カリウムは体内から余分な塩分を対外に排出する効果がある
・疲労回復
・血液サラサラ
・血圧を下げる

【柿酢のカリウム含有量】
一日、大さじ一杯のお酢を摂ることで血圧を下げる効果があります。柿酢には、カリウムが米酢や黒酢以上に多く含まれています。黒酢では3倍、米酢では10倍以上含まれてます。


2-2.タンニンの効果

タンニンにはたんぱく質を変えて、組織や血管を縮めたり引き締めたりする収れん作用があります。体内に入ったタンニンは、腸の粘膜を刺激することで腸を引き締めて、下痢を改善する効果もあります。また、メラニンの産生する細胞の増殖を抑えることで皮膚の保護や美白効果、その他には、肌を引き締める作用や制汗作用もあります。

抗酸化作用で老化防止を抑える作用
・動脈硬化の予防
・生活習慣病の予防
・コレステロールの酸化を防ぐ効果


2-3.その他の効果

脳卒中の予防
アセトアルデヒドが脳の血流を増加させて脳卒中の予防をします、また血管の損傷の予防をしてくれます。

・コレステロールの分解
柿酢にはワインの60倍とも言われるポリフェノールが含まれていて、コレステロールを分解して血流をよくしてくれます。またその働きもあり腰痛の緩和も期待できます。

・肥満防止
フラボノイドは身体に溜まったコレステロールを減少させて、肥満防止や体重の減少が期待出来ます。また、生活習慣病を予防し、心血管疾患の減少もしてくれます。ただ水溶性のため、毎日摂ることが好まれています。

・抗ストレス作用
GABAが神経細胞の興奮を抑えて、不安やイライラから穏やかな気持ちにシフトして、脳細胞の代謝を促進する効果が期待出来ます。

・体の調子を整える
体内の酸性に傾いた体質をアルカリ性に傾けてくれることによって、身体を整えていきます。お酢が、血流をよくする作用があるため、毛細血管にまで栄養素が行きわたり身体全体に栄養がいき渡り、身体の冷えを取り除いて体温を上げてくれます。

食前の柿酢
食事前に柿酢を飲むことは血糖値の上昇を抑える働きがあり、糖尿病のリスクを抑えてくれます。食事前、もしくは食事中に摂り入れることで糖尿病の改善になります。


3.柿に含まれている栄養素

柿は人類最古の栄養食と言われていて、昔から民間療法にも使われてきました。現在でも、柿の葉茶やヘタは漢方にと、全てを食べることが出来る栄養価の高い果物として重宝されています。

柿に含まれる主な栄養素
ビタミン
ポリフェノール(タンニン)
食物繊維


・ビタミンC
みかんの30倍以上含まれており、柿一個で一日分の量を賄えると言われています。抗酸化作用があり老化防止や二日酔いにも効果があると言われ、体内で活性酸素が増えると細胞を攻撃し、シワやシミなどが作りやすくなります。抗酸化ビタミンはこれらの活性酸素から肌を守り、細胞の修復もすると言われています。

・タンニン
植物界に存在するポリフェノールの一種で、強い渋みがあります。柿酢には、ポリフェノールの一種であるタンニンを豊富に含んでおり、血行促進や心臓病や動脈硬化の予防、二日酔いの予防もして、抗酸化や抗菌効果もありコロナウィルスの不活性化にも有効であると言われています。

・食物繊維
柿1個に対して、食物繊維は約2g含まれています。食物繊維であるペクチンに腸内環境を整えてくれる役割がありアンチエイジング効果も得られます。排便を促して、血糖値を安定させて、血液中のコレステロール濃度を下げる働きもあります。


4.柿酢の発酵の適温は?
酵母と酢酸菌との関わりも♪

柿酢には、二段階の発酵があります。

・一段階目はアルコール発酵
・二段階目は酢酸発酵

見た目も変わりますが、香りも日が経つにつれてアルコールの香りから酸味のある香りに変化していきます。


4-1.アルコール発酵(一段階目)

柿酢を作る時は二段階に分けて発酵の過程があります。
はじめは「アルコール発酵」を促していくために「酵母菌」優位の発酵をしていきます。

酵母が働くにはこの3つが混ざり合っているのが大切です。
・酵母
・糖分
・アルコール

早い段階で液状化している状態がカビを寄せ付けなくさせます。発酵と言うと40度前後を思い浮かべる人も少なくないと思いますが、そうすると密度の高い柿はすぐに発酵をしてしまいます。そのため、一段階目は20~30度前後でゆっくりと発酵をさせていきます。


酵母菌とは?
酵母とは、糖をアルコールと炭酸ガスに分解する微生物のことで、果物や野菜、樹木や植物など自然界のあらゆる場所に存在しています。酵母にはたくさんの食物繊維が含まれており、腸内環境を整えて、排泄を促してくれる働きもあります。

さらに、Bグルカンという腸内の免疫機能を高める成分が含まれています。お酒の醸造には欠かせない存在である酵母は、パン作りにも活躍してくれます。酵母を加えることで、発酵をして炭酸ガスがパンを膨らませる働きをしてくれるのです。また、その他にもビール酵母、ワイン酵母、醤油などにも酵母があります。

酵母の成分の50%がたんぱく質で出来ています。
18種類のアミノ酸が含まれていて、そのうち8種類が体内で作ることができない必須アミノさんです。アミノ酸は、免疫力アップの効果もあるので、日々の生活には欠かせないものです。


4-2.酢酸発酵(二段階目)

二段階目は「酢酸発酵」を促すために「酢酸菌」優位の発酵となります。酢酸発酵が進む時期には、十分に攪拌させて空気を瓶の隅々にまでいきわたらせることが大切になります。

こちらも20~30度前後でゆっくりと発酵させていきます。酢酸発酵は、アルコール発酵よりももっと時間をかけて熟成させていきます。

*本州では、柿が旬の時期がその気温に近くなるので常温保存でうまく発酵してくれます。ただ、酢酸菌は30度前後が活発に働き始める温度なので、少し肌寒くなってきたころには、常温よりも暖かい場所で保管することが大切になります。タオルで巻く、またはストーブの近くに置いておくなどをして温めておくのもおススメです。


〇酢酸菌の効果
酢酸菌は花粉症やアレルギー症状を抑える働きがあり、乳酸菌よりも効果が10倍以上あると言われています。

酢酸菌は胃酸に強い性質を持っていて、胃酸で溶けることなく腸にまでしっかりと届くことが出来ますが、腸内で増えることはありません。腸の消化時間は5~8時間ほどですぐに消化されてしまうので、アレルギー改善のためには酢酸菌を常に取り入れることが大切です。

また、その他に飲酒時の肝機能のサポート、アルコール濃度を低くする作用などもあります。


5.乳酸菌ってなんだろう?

最近ではよく耳にすることの多くなった乳酸菌。
腸内環境を整え、便通をスムーズにしてくれる作用があり発酵の中でもメジャーなものの一つになりました。
柿酢にも乳酸菌が含まれています、毎日の生活に少しずつ取ることでお腹もスッキリしていきますね。


5-1.乳酸菌ってなんだろう?

乳酸菌の最も大きな働きと言えば「発酵」です。
炭水化物などの糖を微生物が分解することで乳酸などの酸を作り出し、食品の栄養価を高めてくれます。

糖を分解し発酵することで、ヨーグルトや味噌、醤油、お酢などのさまざまな食品に加工されていきます。腸内にも元々存在する菌ですが、外から体に取り入れることでビフィズス菌が優勢になり、善玉菌の多いバランスの取れた腸内環境になっていきます。

乳酸菌は腸内細菌のバランスを整えて、便通をよくする効果があります。また、腸内細菌が腸管の免疫力を上げてくれることで、身体のバリア機能が上がることも実証されてきています。


5-2.乳酸菌の3つの作用

・整腸作用

乳酸菌にはお腹の調子を整える効果があります。便通が良くなり、お腹がスッキリとする作用が期待できます。


・コレストロールの低減作用

乳酸菌の中には、コレストロールを低下させるものがあり、乳酸菌の一部には吸着させて、コレストロール濃度を下げてくれる働きをするものもあります。

コレストロールとは脂質の1つで、細胞膜やホルモンなどを作ります。身体にとって必要な物質ですが、いい働きをする「善玉コレステロール」と「悪玉コレステロール」があり、悪玉コレストロールが増えすぎると、身体に負荷がかかり動脈硬化や狭心症、脳梗塞など、血流の病気にかかりやすくなります。


・免疫力を高める

乳酸菌には体の免疫力を高める効果もあります。体内に細菌が侵入してきた時に、免疫細胞が異物と判断をして攻撃をして体を正常に保ってくれます。風邪予防にも効果的です。

・免疫力に関わる細胞の6割が腸にあります。腸には「善玉菌・日和見菌・悪玉菌」があります。「2:7:1」の割合で存在していますが、善玉菌が優位になると、日和見菌は善玉菌に味方をしはじめます。善玉菌が優位になることで、免疫力がアップして、腸内環境を整えて便通の改善もしてくれます。


6.まとめ

  • 柿酢ってなんだろう?
    柿を丸ごと瓶に詰めて発酵させて作る柿酢は、昔農家でも作られてきた果実酒の中の一つで、初めての人でも作りやすいと言われています。
  • 柿酢の効果効能
    柿酢には、柿とお酢のダブルの効果効能があります。血流をよくして、血圧を安定させて体の老廃物を流してくれる、身体にとってうれしい効果がたくさんです。
    カリウムの効果
    柿酢に含まれる酢酸は血圧を安定させて、血糖値を正常に近づけてくれます。
    タンニンの効果
    タンニンにはたんぱく質を変えて、組織や血管を縮めたり引き締めたりする収れん作用があります。
    ・脳卒中の予防
    アセトアルデヒドが脳の血流を増加させて脳卒中の予防をします、また血管の損傷の予防をしてくれます。
    ・コレステロールの分解
    コレステロールを分解して血流をよくしてくれます。
    ・肥満防止
    フラボノイドは身体に溜まったコレステロールを減少させて、肥満防止や体重の減少が期待出来ます。
    ・抗ストレス作用
    GABAが神経細胞の興奮を抑えて、不安やイライラから穏やかな気持ちにシフトして、脳細胞の代謝を促進する効果が期待出来ます。
    ・体の調子を整える
    体内の酸性に傾いた体質をアルカリ性に傾けてくれることによって、身体を整えていきます。
  • 柿酢に含まれている栄養素
    柿は人類最古の栄養食と言われていて、古くから民間療法にも使われてきました。
    ・ビタミンC
    抗酸化作用があり老化防止や二日酔いにも効果があると言われています。
    ・タンニン
    植物界に存在するポリフェノールの一種で、強い渋みがあります。
    ・食物繊維
    食物繊維であるペクチンに腸内環境を整えてくれる役割がありアンチエイジング効果も得られます。
  • 柿酢の発酵温度の適温は?
    柿酢には、二段階の発酵があります。
    ・アルコール発酵(一段階目)
    はじめは「アルコール発酵」を促していくために「酵母菌」優位の発酵をしていきます。
    酵母について
    酵母にはたくさんの食物繊維が含まれており、腸内環境を整えて、排泄を促してくれる働きもあります。
    酢酸発酵(二段階目)
    二段階目は「酢酸発酵」を促すために「酢酸菌」優位の発酵となります。
    酢酸菌の効果
    酢酸菌は花粉症やアレルギー症状を抑える働きがあります。
  • 乳酸菌って何だろう?
    柿を発酵させる時は、酵母菌と乳酸菌で発酵させていきます。
    乳酸菌ってなんだろう?
    乳酸菌の最も大きな働きと言えば「発酵」です。
    ・乳酸菌の3つの作用
    ・整腸作用
    乳酸菌にはお腹の調子を整える効果があります。
    ・コレストロールの低減作用
    乳酸菌の一部には吸着させて、コレストロール濃度を下げてくれる働きをするものもあります。
    ・免疫力を高める
    乳酸菌には体の免疫力を高める効果もあります。


7.おわりに

柿酢の効果効能いかがでしたでしょうか?
柿酢にはたくさんの栄養価が含まれており、血流の流れをよくし、動脈硬化や心筋梗塞を防ぐ働き、また抗酸化作用で身体の酸化を抑えてアンチエイジング効果を高める働きもあります。
柿酢の効果は計り知れないほどさまざまにあります。
日々の生活に取り入れることで、身体も少しずつ変化してくるかもしれないですね。ぜひ、一度お試し下さい。

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