神秘の微生物「ソマチッド」とは?
発酵や微生物について学んでいたら、気になるワードと出会いました。
それが「ソマチッド」。
\なんだか、すごい!!/
私は情報を得れば得るほど、その特徴に驚き、興味がわきました。
みなさんも、ソマチッドについて
「もっと詳しく知りたい!」
と思いませんか?
それでは、その魅力を紹介していきますね。
■神秘の塊「ソマチッド」って何?
ソマチッドは、顕微鏡の研究者ガストン・ネサンによって発見された超微小生命体です。
自作の高倍率顕微鏡でミクロ世界を観察していたネサンは、植物の樹液や動物・人間の血液中に、これまで知られていなかったナノサイズの有機体を発見しました。
その大きさは、なんと
「生命体の最小単位である」と言われてきた細胞の1/1000前後!!
あまりにも小さすぎて、通常の顕微鏡では見ることができません。
この不思議な生き物は「ソマチッド=小さな命」と名付けられました。
そして彼は研究を重ねるにつれ、その驚異的な存在に釘付けになります。
なぜならソマチッドが、どんな環境でも生き延びることができる
「不死の生命体」だったからです!!
そして、細菌でもウイルスでもなく
「DNAの前駆物質」だと考えられるからです!!
まさに、神秘の塊。
なんだかワクワクしませんか?さらに詳しくみていきましょう。
■「不死の生命体」ソマチッド
ソマチッドは、動物や植物だけでなく、細菌などのあらゆる生命体、石や金属などの鉱物の中、土や海、大気中に存在します。
さらに、宇宙空間にまで及ぶのではないかと言われています。これは言い換えると、どんな環境にも適応できるということ。
そう…
「不死の生命体」なのです!!
ネサンの研究によると
〇低温ではー30度、高温では1000度以上の熱でも死なないと推定されています。
〇空気中、水中、海中、真空中でも死にません。
〇強い殺菌力をもつ塩酸や苛性ソーダ(強アルカリ)でも死にません。
〇地球上の全ての生命体が死に至る500シーベルトの放射線を浴びても死にません。
〇2500万年前の貝化石から、生きたソマチッドが出てきました。なんとも桁外れの長寿です!
今までの常識では測れない、すごさですよね。
■「DNAの前駆物質」であるソマチッド
ソマチッドは、ウイルスでも細菌でもありません。そして、核がなくDNAがありません。
しかし…
「遺伝子情報を持ち合わせている」ことがわかったのです!!
さらに…
「DNAの前駆物質ではないか?」と言われているのです!!
※前駆物質とは、ある化学物質について、その物質が生成する前の段階の物質のこと
1969年に行われた、根拠となる実験を紹介しましょう。
〇白うさぎの血液から採取したソマチッドを、黒うさぎに投与→灰色に変化
〇黒うさぎの血液から採取したソマチッドを、白うさぎに投与→灰色に変化
〇何回繰り返しても同じ結果が得られた
毛の色を決めるのは、DNAの遺伝子情報です。つまり「ソマチッドが遺伝子情報を持っている」と言えるのです。
■おわりに
神秘の塊「ソマチッド」。超微細生命体に秘められた特徴は、驚くべきものでした。
ソマチッドは、活性化することによって、生活習慣病や免疫作用によい影響を及ぼすのではないか?と期待されています。
これは、「不死」「DNAの前駆物質」であることが関係しているのかもしれません。
その全貌はまだまだ謎に包まれ、未解明な点もたくさんあります。その可能性に、ますます注目が集まりそうですね!!
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