乳酸菌たっぷり!『発酵とり肉』の作り方。簡単レシピを紹介します!!
健康への意識が高まり、発酵食品が注目されています。腸を整えることで、免疫力を上げることが出来ると話題になり、発酵食品を日々の生活にとり入れる方が増えています。
今回は、『発酵とり肉』の作り方をご紹介しましょう。とり肉はタンパク質が豊富なうえ、安価で手に入ります。そのとり肉を発酵させることで、さらに効果・効能が高まるんです。
カラダに良くて、コスパ大。しかもおいしいなんて、嬉しい限りですね。簡単にできるので、今回の記事を参考にして、ぜひ作ってみてください!!
この記事の目次
- 1.『発酵とり肉』の作り方って?
- 2.『発酵とり肉』を手作りするメリットって?
- 3.乳酸菌の効果的な摂り方って?
- 4.まとめ
- 5.おわりに
『発酵とり肉』の作り方
それでは早速、『発酵とり肉』の作り方をご紹介します。材料はとり肉と水と塩の3つだけ。作り方も次の3ステップ。とてもシンプルなんです。
〇とり肉を保存容器に入れて
〇水と塩を混ぜて
〇発酵させるだけ!!
【材料】
①とり肉 2枚
(むね肉でも、もも肉でもOK)
②水 600ml
(とり肉が浸るくらい)
③塩 大さじ1
(水の2.5%)
【準備するもの】
〇保存容器
(ふたがしっかり閉まるもの)
【作り方】
①とり肉を保存容器に入れる
〇とり肉を軽く洗う
〇あらかじめ熱湯消毒した保存容器に入れる
とり肉は、カットをしてもしなくても大丈夫です。私は丸ごと保存容器に入れています。
今回は、むね肉を使います。もも肉でもOKです。
とり肉は軽く洗ってから、あらかじめ熱湯消毒をしておいた保存容器にいれます。
②塩と水を加える
〇塩をとり肉に振る
〇水を加える
とり肉は完全に水に浸かるようにします。塩の分量は水の2.5%が目安です。今回は保存容器に入れていますが、チャック付きの保存袋で発酵させても大丈夫です。その場合は、できるだけ空気を抜いて口を閉じてください。
私はミネラル成分を多く含む天然塩を使っています。材料にこだわれるのが、手作りのいいところですね。
塩をとり肉に振りかけて…
私は水道水ではなく、浄水を使っています。
水を加えます。
とり肉が完全に水に浸かるようにします。
保存容器にふたをします。この状態から発酵スタートです!
④発酵させる
〇保存容器のふたを閉め、冷蔵庫で発酵させる
〇発酵期間の目安は、2~3日ほど
発酵期間の2~3日は、大体の目安です。発酵の進み具合は様々な条件によって変わります。
④できあがったら冷蔵庫か冷凍庫で保存する
〇発酵とり肉を使いたい形にカットする
〇チャック付き保存袋に入れ、冷蔵か冷凍保存する
出来上がった発酵とり肉は、使いたい形にカットしてから冷蔵か冷凍保存します。もちろん丸ごとでもOK。洗わずにそのまま切ってください。チャック付き保存袋に入れたら、できるだけ重ならないように平らにします。
保存について
冷凍保存であれば、長期保存が可能です。ただし保存期間は、保存状態にもよります。次のような違和感を感じたときは、雑菌が混入している可能性が高いので、口にせず廃棄してください。
〇悪臭がする
〇明らかに変な味がする
ちゃんと判断できるかどうか、不安に思う方もいらっしゃると思います。私の経験からいくと、腐敗している場合にはかなりの悪臭を放ちます。
『発酵とり肉』を手作りするメリットって?
『発酵とり肉』を作るメリットって何でしょう?私は次の4つだと思っています。
①安心&安全である
②得られる効果・効能が高まる
③保存性が高まる
④おいしい!!
①安心&安全である
市販の商品は、材料が遺伝子組み換えだったり、添加物が入っていたりするものが多いです。その点、手作りだと原材料にこだわれるうえ、製造過程が目に見えるので、安心していただくことができます。
②得られる効果・効能が高まる
とり肉の栄養価にプラスして、発酵させることによって得られる効果・効能が高まります。発酵の過程で増える栄養素や酵素のチカラが加わるからなんです。
③保存性がよくなる
本物の発酵食品は、理論上では「腐らない」と言われています。なぜかというと、発酵菌と腐敗菌では発酵菌のほうが強く、発酵菌でいっぱいになっているところには腐敗菌が入るこむ余地がないからです。これを「菌の拮抗作用」と呼びます。
発酵と腐敗のメカニズムは同じ?!
発酵も腐敗もその仕組みは同じ。与える影響によって呼び方が異なるだけなんです。
〇発酵 微生物が人間に有益な物質をつくりだすこと。
〇腐敗 微生物が人間に有害な物質をつくりだすこと。
④おいしい!!
そして、何よりもコクや旨味があって本当においしいんです!!発酵の過程でグルタミン酸が増し、うまみ成分が加わることがその理由です。酵素のチカラでお肉がやわらかくなるというのもメリットの一つ。
発酵とは?
微生物(酵母・カビ・細菌など)の働きによって、有機物(タンパク質・デンプン・糖など)が分解され、別の物質に変化すること。
発酵の過程で
①消化・吸収がよくなります。
②栄養価が加わります。
③うまみが加わります。
④保存性がよくなります。
乳酸菌の効果的な摂り方って?
乳酸菌の効果的な摂り方Q&A
Q. 乳酸菌をとり続けると、どのくらいで効果が実感できますか?
A. 便秘の改善、整腸作用は、2週間くらい。免疫力を上げるには、3ヶ月くらい。多くのメーカーの実験で、3か月という結果が出ています。
Q. 乳酸菌の摂取量の目安は、ありますか?
A. 特に決まっていませんが、人間の腸内には100兆くらいの乳酸菌が存在しています。その数を考慮すると、生菌で一日数百億くらい、死菌でその2-3倍程度を摂取しておいたほうが良さそうです。また、1日のうち、まとめて摂っても、 小分けにして摂っても、体内に入る菌の量やはたらきは同じです。
Q. 乳酸菌を摂取するのにおすすめの時間帯はありますか?
A. 乳酸菌は薬ではなく、食品です。基本的には好きな時間で良いでしょう。
Q. どのくらいの期間、摂り続けたらいいですか?
A. 乳酸菌は、摂取すると、少しずつ体内に蓄積されていきますが、やめると、ゆるやかに減少していきます。 長く続けることが大切です。
Q. 加熱したら、乳酸菌は死滅するの?
A. 50℃以上で徐々に死滅、70℃では、1分もたたないうちに死滅します。生きた菌(生菌)と、死んだ菌(死菌)については、もう少し詳しくみていきましょう。
生菌と死菌って?
生菌の一部は生きたまま腸に届き、腸内環境を整えます。死菌でも、生菌の半分くらいの菌数の効果は期待できます。さらに死菌は、以下の理由で注目されているんです。
〇腸に棲みついている乳酸菌のエサになり、腸内環境のバランスを善玉菌優位にする。
〇血中コレステロール値を下げるはたらは生菌と同じ・免疫を高める効果がある。
つまり、生菌も死菌も、求める効果によって「それぞれに役割がある」ということですね。
まとめ
- 『発酵とり肉』の作り方って?
〇材料はとり肉と水と塩の3つ。
〇手順は次の3ステップ。
①とり肉を保存容器に入れて
②水と塩を混ぜて
③発酵させるだけ!! - 『発酵とり肉』を手作りするメリットって?
①安心&安全である。
②得られる効果・効能が高まる。
③保存性が高まる。
④おいしい!! - 乳酸菌の効果的な摂り方とは?
○便秘の改善、整腸作用などであれば、おおよそ2週間くらい。
〇免疫力を上げるには3ヶ月くらい。
〇一日数百億くらいの菌数を目安として摂取(死菌だとその2-3倍程度)
〇基本的には好きな時間に食べてOK
〇乳酸菌の効果を得るには長く続けることが大切 - 高温に弱い乳酸菌
50℃以上で徐々に死滅、70℃では、1分もたたないうちに死滅する。
おわりに
健康への関心が高まり、発酵食品が注目されています。ところが、市販されている発酵食品は材料が遺伝子組み換えだったり、添加物や保存料が入っていたりしているものが多いんです。その点手作りだと、材料も製造過程も目に見えるので安心。
元々、カラダに良いとり肉。それを発酵させることで得られるメリットは大きいです!!栄養価が高まり、効果・効能が増え、保存性が良くなり、そして何よりも旨みが増します。安価で手軽に手に入るというのも魅力的。 まさに良いことづくめですね。
「発酵生活はハードルが高いわ…」と思われがちですが、ポイントさえおさえれば作り方は至って簡単。ぜひ、今回の記事を参考にして、作ってみてくださいね!!
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