発酵の旨味を存分に感じる三五八漬け!! 食べ出したら止まらないアレンジレシピ5選をご紹介♪
三五八漬けを作り出してから、野菜に漬けたりお肉やお魚に漬けたりと、どんな味に出会えるんだろうと興味がどんどん広がっていきます!!
そんな魅力に溢れた「三五八漬け」は、美味しいだけじゃなく、栄養価も高く、腸内環境も改善してくれるうれしい存在です。
普段何気なく食べている食事、日々の中で当たり前に口にしているものが実は身体に大きく関わってきます。
「ちょっと便秘気味かな?」「いつもお腹がすっきりしないなー」と感じる時は、毎日の食事に発酵食品を一品取り入れるだけで、身体もよろこびだします。
三五八漬けは甘酒がベースとなった甘味を感じることが出来る発酵食品。
漬けることで味に奥深さを感じることが出来るのです。
ちょっとひと手間加えて、美味しい三五八漬けを堪能してみませんか?
今回は、漬けておくだけの簡単アレンジレシピ5選をご紹介しましょう♪
さらに、三五八漬けの虜になるかも。
この記事の目次
- 1.三五八漬けとは?
- 2.三五八漬けの作り方
- 3.お肉やお魚を柔らかくする麹菌
- 4.三五八漬けのアレンジレシピ5選
- 4-1.三五八漬けのからあげ
- 4-2.三五八漬けの鰆ときのこの炒め物
- 4-3.三五八漬けの茹でたまご
- 4-4.三五八漬けのチキンサラダ
- 4-5.トマトとキュウリの三五八漬け
- 5.まとめ
- 6.おわりに
1.三五八漬とは?
福島県の郷土料理で、ぬか床ならぬ、「麹漬けの床」が三五八漬けです。
麹の甘味を感じることができ、漬けたい野菜を入れて置くだけで6時間から半日ですぐに漬けることができます。栄養価が高い麹が原料となっていて、免疫力のアップも期待出来ます。
人参やキュウリなどの野菜や、肉や魚なども漬けておくことができ、ぬか床のように混ぜる手間がないので、手軽に漬けることが出来ます。三五八漬けは江戸時代から伝わる漬け床で、麹が熟成し乳酸が作られることにより糠の風味も少し感じることが出来る美味しい漬け床です。
三五八漬けについてはこちらをご参照下さい♪
福島県発祥の万能漬け床の「三五八漬け」は漬けておくだけ手間いらずの発酵料理♪免疫力アップのうれしい効果も
2.三五八漬けの作り方
混ぜて発酵させるだけの三五八漬けは、短時間で簡単に作れます。
作った後は、冷蔵庫に保存して野菜を漬けておくだけのお手軽料理。
材料
食塩 40g
麹 200g
お米 300g
作り方
①ご飯を炊飯器で炊く
②炊き立てのご飯に麹を入れ混ぜ合わせる
③うち釜の表面に2,3重にラップをしてフタをしめて、そのまま60℃くらいで保温をして2~3時間置いて、麹を発酵させていく。
④全体的に茶色く甘みを感じ始め、麹の香りが立ってくる。
⑤そこに塩を加え、2~3日おいて熟成させたら漬け床の完成。野菜を漬けて1日置いたら麹漬けが出来上がります、6~10時間漬けておいたら完成です。
*三五八漬けは混ぜすぎると、中に空気が入りカビが繁殖しやすくなります。あまり混ぜすぎないのが大切です。
3.お肉やお魚を柔らかくする麹菌
麹には2つの作用があります。
・お肉やお魚の繊維を切断して柔らかくする作用
・お肉やお魚の中にある水分を保持してくれる役割
三五八漬けに欠かせない麹菌にはいくつかの酵素が含まれています。
その酵素の一つに「プロテアーゼ」というお肉やお魚のたんぱく質を分解してうま味成分であるアミノ酸に変換する働きがあります。旨味成分がグンっと上がる理由はそこにあります。塩こうじや醤油麹も同じ麹が含まれているので、同様にプロテアーゼが含まれています。
酵素は、いくつも連なっているお肉やお魚のたんぱく質の繊維をぷちぷちと切って食感的にも噛みきれる柔らかさにします。そして、お肉やお魚の柔らかさには、中に含まれている水分も大きく関わってきます。お肉やお魚の多くは、焼いたり煮たりと火を通して調理することが多いです、その時に肉や魚の中に含まれている水分が出ていくことと、たんぱく質が凝固することでお肉やお魚が固くなるのです。
お米のでんぷんは麹菌の分解酵素の作用によってブドウ糖とマルトース(麦芽糖)に分解されます。これらをお肉に漬けることで、繊維質を切断して糖類や塩がお肉の中に入り込み、これらの作用によってお肉の中にある水分が保たれ、お肉が凝縮するのを防ぐ働きがあります。
お肉とお魚の三五八漬けについてはこちらをご参照下さい♪
柔らかくて、うま味成分が引きあがる三五八漬けの秘密とは!!「お肉とお魚」の漬け方のポイントは?
〇発酵調味料の保存性
発酵調味料は塩分と発酵とが合わさった万能の調味料で、漬けておくことで保存性も高まります。とくにお肉やお魚など、賞味期限が近くなったけど食べきれないものは、漬けておくことで日持ちをすることが出来ます。長期に漬けておくことは出来ないけれど、今はまだ食べきれないという時にはサッと漬けておくと捨てることなく最後まで食べきることができます。
4.三五八漬けのアレンジレシピ5選
三五八漬けに漬けておくだけのアレンジレシピ5選。
はじめて口にしたときにあまりの美味しさに驚かれる人もいるかと思います!!
そんな、わくわく美味しい料理をご紹介しましょう。
4-1.三五八漬けのから揚げ
三五八に鶏肉を一日漬けておくだけで、から揚げの元が出来ます。
旨味がギュッと凝縮されて、お肉を柔らかくしてくれる麹菌のチカラ。
カラッと揚げて美味しくいただけます。
材料
鶏モモ肉・ニンニク・生姜・三五八漬け・こめ粉
作り方
①鶏肉に三五八を一日つけておく
②鶏肉を取り出して、表面についた三五八を少々取る
③こめ粉をまぶしてニンニクを入れる
④油でカラッと揚げる
⑤三五八のから揚げが完成
4-2.三五八漬けの鰆ときのこの炒め物
鰆との相性も抜群の三五八漬け。
いつもより、お魚がなんだか柔らかい??そんな印象も受けると思います。
漬けて焼くだけの簡単ラクチンレシピです。
材料
さわら・きのこ・ピーマン・三五八漬け
作り方
①さわらときのことピーマンを三五八に漬ける
②一日漬けて置く
③表面についた三五八を取り除いて油をひいたフライパンで焼く
④こんがりと焼けたら完成
4-3.三五八漬けのゆで卵
三五八に1~2日漬けておくだけで、発酵三五八漬けたまごが出来ます。
ほんのりと麹の香りを感じることが出来ます。
材料
卵・三五八漬け
作り方
①卵を沸騰の状態から8分茹でる
②三五八に漬ける
③三五八漬けに入れて一日置いて完成
4-4.三五八漬けのチキンサラダ
こんがり焼いた三五八に、サラダのみずみずしさがマッチする美味しいサラダです。お肉の肉汁が野菜と絡み合い、さっぱりとする中でも濃厚なお肉の旨味が引き立ちます。
材料
チキン・ミニトマト・人参・サラダ菜・カボス・三五八漬け
作り方
①チキンを三五八に漬けて1日おいておく
②漬けて置いたチキンを取り出して、サッと三五八を取ってフライパンでこんがりと焼く
③ミニトマト・人参・サラダ菜を切って、焼いた鶏肉と共にボールに入れ、カボスと塩コショウで味付けをして完成
4-5.トマトとキュウリの三五八漬け
三五八に漬けておくだけでこんなに甘くなるんだとビックリする美味しさです。
麹の甘味が引き立つ、箸休めにおススメの一品です。
材料
ミニトマト・キュウリ・三五八漬け・オリーブオイル
作り方
①ミニトマトとキュウリを三五八に一日漬けておく
②取り出して、オリーブオイルを少しかけて完成
5.まとめ
- 三五八漬けって何だろう?
福島県の郷土料理で、ぬか床ならぬ、「麹漬けの床」が三五八漬けです。 - 三五八漬けの作り方
混ぜて発酵させるだけの三五八漬けは、短時間で簡単に作れます。 - お肉やお魚を柔らかくする麹菌麹には2つの作用があります。
・お肉やお魚の繊維を切断して柔らかくする作用
・お肉やお魚の中にある水分を保持してくれる役割 - 三五八漬けのアレンジレシピ5選
・三五八漬けのから揚げ
三五八に鶏肉を一日漬けておくだけで、から揚げの元が出来ます。旨味がギュッと凝縮されて、お肉を柔らかくしてくれる麹菌のチカラ。
・三五八漬けの鰆ときのこの炒め物
鰆との相性も抜群の三五八漬け。いつもより、お魚がなんだか柔らかい??そんな印象も受けると思います。
・三五八漬けのゆで卵
三五八に1~2日漬けておくだけで、発酵三五八漬けたまごが出来ます。
・三五八漬けのチキンサラダ
こんがり焼いた三五八に、サラダのみずみずしさがマッチする美味しいサラダです。
・トマトとキュウリの三五八漬け
三五八に漬けておくだけでこんなに甘くなるんだとビックリする美味しさです。
6.おわりに
三五八漬けのアレンジレシピ5選いかがでしたでしょうか?
野菜を漬け物にしたり、お肉やお魚を焼いたりする定番料理から、ひと手間加えることで、思いがけない美味しさに出会うこともあります。
前日にサッと漬けておいて、次の日に焼くだけで出来る三五八漬けは時間のないご家庭でも気軽に作ることが出来ます。
ぜひ、一度三五八漬けのアレンジレシピを作ってみてください♪
この記事へのコメントはありません。