簡単&手作り!発酵食品!青じそで作る『白しば漬け』できれいに。美肌&美髪に効果的な理由って?美容効果を高める摂り方とは?
今年も畑で茄子がたくさん獲れたので、しば漬けにすることに。赤じそのシーズンを逃してしまったので、青じそで漬けました。青じそで漬けたしば漬けは『白しば漬け』と呼びます。赤じそよりもさっぱりした風味に。
今回は茄子だけで作りましたが、キュウリやみょうがと一緒に漬けてもおいしいです。しば漬けは、乳酸菌たっぷりの発酵食品。健康にも美容にも効果的。
美肌・美髪をつくるためには色々な方法がありますが、発酵食品から得られる効果が話題になっています。発酵食品と言えば、整腸作用。『腸活』という言葉が流行り、メディアで頻繁に取り上げられるほど、注目を集めています。
発酵食品を摂るようになってからお肌の調子も良いですし、病院知らずになりました。カラダの中から整えることが大切なんです。今回は、「美容効果」に注目したいと思います。発酵食品できれいに!!ぜひ参考にしてくださいね。
この記事の目次
- 1.『白しば漬け』とは?
- 2.『白しば漬け』が美容に効果的な理由とは?
- 3.美容と腸との関係って?
- 4.腸内環境を整える発酵食品
- 5.発酵食品を効果的に取り入れるには?
- 6.まとめ
- 7.おわりに
『白しば漬け』とは?
『発酵しば漬け』ってなに?
白しば漬けとは、茄子やキュウリ、みょうがなどの野菜を青じそで漬けたもの。通常は赤じそで漬けますが、旬を過ぎると店頭で見かけなくなるので、手に入りやすい青じそで漬けてみました。
しば漬けは、発酵食品だということをご存知でしたか?乳酸菌がたっぷりなので、健康や美容に効果的なんです。早速作り方をご紹介しますね。材料は野菜と塩、青じその3つ。ざっくりとお伝えすると、作り方は次の2ステップです。
〇野菜を塩で下漬けしたあと
〇カットした青じそを加えてさらに漬込む
レシピについては簡単&手作り!発酵食品!青じそで作る『白しば漬け』レシピ。作り方は2ステップ!!をご覧ください。
白しば漬けを手作りすることのメリットとは?
『白しば漬け』を作るメリットって何でしょう?私は次の3つだと思っています。
①安心&安全である
②発酵させることで、栄養価が高まる
③おいしい!!
しば漬けはスーパーなどで買うことができますが、成分表をみて添加物や保存料などが気になっていました。また、市販の発酵食品は流通上、殺菌されて菌が死滅している商品もあります。手作りだと材料や製造過程が目に見える上、材料にこだわることもできるので安心していただくことができます。
白しば漬けは発酵食品。自分で発酵させることで菌の働きを体感することができるでしょう。発酵によるメリットは大きいです。栄養価が高まり、得られる効果・効能がパワーアップ。さらに、旨味が増すというのも大きなポイントです。
『発酵』ってなに?
発酵とは、微生物(酵母・カビ・細菌など)の働きによって、有機物(タンパク質・デンプン・糖など)が分解され、別の物質に変化すること。
『白しば漬け』が美容に効果的な理由とは?
白しば漬けに美容効果があると言われる理由って?
美容に効くという理由の一つが、茄子や青じそに含まれる栄養素。特に次の5つが大きく関係しています。それぞれの効果をみてみましょう。
① 茄子は食物繊維が豊富である
②茄子はカリウム を含んでいる
③茄子はナスニンを含んでいる
④青じそはビタミンCを含んでいる
⑤発酵食品である
①食物繊維のチカラ
茄子100gあたりには、2.2gの食物繊維が含まれます。そのうち、1.9gが不溶性食物繊維。 不溶性食物繊維は水分を吸収して膨らみ、腸の運動を活発にして便通を促すはたらきがあります。 腸を整える代表的な栄養素です。また、有害物質を排出する効果もあります。
②茄子はカリウム を含んでいる
茄子には、100gあたり220㎎のカリウムが含まれています。 細胞は内側にカリウム、外側にナトリウムが多いバランスで正常に働きます。
皮膚が新陳代謝を行う際、細胞内にカリウムが取り込まれます。カリウムが不足していると、代わりに外側のナトリウムが取り込まれてバランスが崩れ、皮膚細胞の働きが不十分に。
また、カリウムにはナトリウムを排出する作用もあるので、細胞を活性化させて皮膚の再生を進めます。
③茄子はナスニンを含んでいる
紫色の皮の部分には、茄子特有の「ナスニン」という成分が多く含まれています。これはポリフェノールの一種で、アントシアニン系の色素。強力な抗酸化作用があります。
どうして「抗酸化=アンチエイジング」なの?
老化は、活性酸素が血管や内臓の細胞を酸化させることで起こります。抗酸化とは、この活性酸素を除去することです。若々しさを保つアンチエイジングは抗酸化物質を摂取することで促進できます。
④青じそはビタミンCを含んでいる
青じそは100gあたり26mgのビタミンCを含んでいます。ビタミンCにも抗酸化作用があり、活性酸素の発生を抑えたり、働きを弱めたりしてくれます。 また、コラーゲンの生成を助けてメラニンの生成を抑える作用もあるんです。
メラニンとは?
シミ・そばかすの原因物質。メラニン合成が抑えられることでシミ・そばかすの予防になります。
④発酵食品であること
発酵食品は整腸作用があります。美容効果を得る際に腸を整えることはとても大切。詳しくみていきましょう。
美容と腸との関係って?
なぜ腸内環境を整える必要があるの?
美容効果を得るために、なぜ腸内環境を整える必要があるのでしょうか?その答えは
①便秘になると有毒ガスや活性酸素を発生し、肌荒れにつながってしまうから
②腸内環境が整うと、美肌や美髪に必要な栄養をしっかり吸収できるから
③腸内環境が整うとストレスが緩和されるから
腸内環境が整っている状態とは?
腸内環境は、腸内に存在する細菌によって決まります。腸内には約500〜1,000種類、約100兆個もの細菌が存在していて、それらが健康や美容に深く影響しています。
腸内細菌は「善玉菌・悪玉菌・日和見菌」の3つに分類され、 2:1:7の割合を維持できた状態が理想的だと言われています。
〇善玉菌
悪玉菌の侵入や増殖を防ぎ、腸の運動を促す菌
(ビフィズス菌など)
〇悪玉菌
腸内で有害物質を作り出し、お腹の調子を悪くする菌
(ウェルシュ菌など)
〇日和見菌
善玉菌と悪玉菌のうち、数が多いほうの味方につく菌
腸内環境が悪化するとどうなるの?
腸内環境が悪化すると、便秘になります。便秘をして肌が荒れた経験はありませんか?そのメカニズムをみていきましょう。
便秘になると腸内に悪玉菌が増加し、 アンモニア、フェノール、硫化水素などの 有害物質が生成されます。便として体外に排出することができないため、 腸壁から吸収されて血液に溶け、全身へと運ばれてしまいます。
最終的にカラダは、その有害物質を汗や皮脂などと一緒に毛穴から外へ排出しようとします。老廃物が肌の角質や皮脂と結び付き、肌荒れや吹き出物となってしまうんです。
また、腸は言わずと知れた栄養を吸収する臓器です。腸内環境が悪化すると、美容に必要な栄養を吸収できなくなってしまいます。
腸内環境が整うとストレスが緩和される
美容とストレスとの関係は、多くの人が知るところですね。ストレスがたまると、食生活や睡眠などの生活リズムが乱れがちに。
幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の約90%が腸に存在しています。セロトニンが増えると、精神状態が安定します。逆に不足すると、慢性的ストレスや疲労、意欲低下、うつ症状、不安感やイライラ感の原因となるんです。
試験期間中の医学部学生に乳酸菌を4週間摂取したもらった実験の結果
〇不安や不眠スコアが大幅に改善されました。
〇唾液中のコルチゾールというストレスホルモンの増加が抑制されました。
腸内環境を整える発酵食品
腸内環境を整える2つの方法とは?
腸内環境を整えるには、次の2つの方法があります。
①善玉菌そのものを摂取して補う方法
②善玉菌のエサを摂って腸内細菌を育てる方法
発酵食品のチカラって?
先ほど挙げた2つの方法について、発酵食品がどのようにチカラを発揮するのか、みていきましょう。
①善玉菌そのものを摂取して補う方法
発酵食品には、善玉菌がたっぷり含まれています。乳酸菌は、乳酸を作り出すことで 腸内を酸性に保ち、 悪玉菌の増殖を抑制して腸内環境を改善します。
②善玉菌のエサを摂って腸内細菌を育てる方法
乳酸菌は生きて腸に届かなくても、 腸に棲みついている乳酸菌のエサになり、腸内環境のバランスを善玉菌優位にします。
発酵食品を効果的に取り入れるには?
カラダに良い作用をもたらす発酵食品。その効果・効能を最大限に受け取るためのポイントは2つ。
①適量を長く続けること
②他の発酵食品と組み合わせて摂ること
①適量を長く続けましょう
発酵食品がカラダに良いとはいえ、一度に多くの量を摂り過ぎることは禁物です。成分によっては摂り過ぎることで、逆にカラダに害を及ぼすことさえあるんです。
発酵食品は薬ではないので、即効性があるというよりは、長く続けることで体質が改善されていきます。まずは一ヶ月。焦らず長い目で摂り続けましょう。
④ほかの発酵食品と組み合わせて摂りましょう
発酵食品は、数種類のものを組み合わせて食べるとさらに効果が得られると言われています。ヨーグルトや納豆、味噌など、色々な発酵食品を日々の食卓に取り入れるといいでしょう。
まとめ
- 『白しば漬け』が美容に効果的な理由とは?
① 茄子は食物繊維が豊富である
②茄子はカリウム を含んでいる
③茄子はナスニンを含んでいる
④青じそはビタミンCを含んでいる
⑤発酵食品である - 発酵とは?
微生物(酵母・カビ・細菌など)の働きによって、有機物(タンパク質・デンプン・糖など)が分解され、別の物質に変化すること。 - なぜ腸内環環境を整える必要があるの?
①便秘になると有毒ガスや活性酸素を発生し、肌荒れにつながってしまうから
②腸内環境が整うと、美肌や美髪に必要な栄養をしっかり吸収できるから - 腸が整っている状態って?
腸内細菌は「善玉菌・悪玉菌・日和見菌」の3つに分類され、 2:1:7の割合を維持できた状態が理想的だと言われている。 - 腸内環境を整える2つの方法とは?
①善玉菌そのものを摂取して補う方法
②善玉菌のエサを摂って腸内細菌を育てる方法 - 発酵食品のチカラ
①乳酸菌が乳酸を作り出すことで 腸内を酸性に保ち、 悪玉菌の増殖を抑制して腸内環境を改善する。
②乳酸菌は生きて腸に届かなくても、 腸に棲みついている乳酸菌のエサになり、腸内環境のバランスを善玉菌優位にする。 - 効果・効能を高めるとり方とは?
①適量を長く続けること
②他の発酵食品と組み合わせて摂ること
おわりに
健康への関心が高まり、発酵食品が注目されています。ところが、市販されている発酵食品は材料が遺伝子組み換えだったり、添加物や保存料が入っていたりしているものが多いんです。その点手作りだと、材料も製造過程も目に見えるので安心。
今年も畑で茄子がたくさん獲れたので、しば漬けにすることに。残念ながら赤じそのシーズンを逃してしまったので、青じそで漬けました。青じそで漬けたしば漬けは『白しば漬け』と呼びます。赤じそよりもさっぱりした風味に。
今回は茄子だけで作りましたが、キュウリやみょうがと一緒に漬けてもおいしいです。しば漬けは、乳酸菌たっぷりの発酵食品。健康にも美容にも効果的なんです。
「発酵生活はハードルが高いわ…」と思われがちですが、ポイントさえおさえれば作り方は至って簡単。ぜひ、今回の記事を参考にして、作ってみてください!!
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