簡単&手作り!発酵食品レシピ『発酵柚子胡椒』できれいに。美肌&美髪に効果的な理由って?美容効果を高める摂り方とは?

柚子の季節。今年はたくさんの柚子がなったので、柚子胡椒を作ることにしました。発酵させることで栄養価が高まり、保存期間もぐんと長くなるんです。

これまでは市販の柚子胡椒を買っていたのですが、保存料や食品添加物が気になっていて…その点手作りだと、安心していただくことが出来ます。

美肌・美髪をつくるためには色々な方法がありますが、発酵食品から得られる効果が話題になっています。発酵食品と言えば、整腸作用。『腸活』という言葉が流行り、メディアで頻繁に取り上げられるほど、注目を集めています。

発酵食品を摂るようになってからお肌の調子も良いですし、病院知らずになりました。カラダの中から整えることが大切なんです。今回は、「美容効果」に注目したいと思います。発酵食品できれいに!!ぜひ参考にしてくださいね。

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『発酵柚子胡椒』とは?


『発酵柚子胡椒』ってなに?

今回ご紹介するのは、発酵柚子胡椒。通常の柚子胡椒に米麹を加えて発酵させることで栄養価が高まり、日持ちがするうえ、旨みも増すんです。作り方は大まかに次の4ステップ。

〇柚子の皮をむいてすりおろし
〇フードプロセッサーにかけた青唐辛子と
〇柚子の果汁、塩切麹を加えて
〇容器に詰めて発酵させます!!

レシピについては、「 簡単&手作り!発酵食品!『発酵柚子胡椒』レシピ。作り方は4ステップ!!」をご覧ください。


発酵食品とは?

発酵食品は、腸を整えることで免疫力をアップさせたりダイエットに効果的だったりと、健康や美容に良い影響をもたらします。

最近ではメディアで取り上げられることも増え、意識的に毎日の食事にとり入れるご家庭も増えています。発酵させることによるメリットは次の通りです。

①消化・吸収がよくなる
②得られる効果・効能が高まる
③保存性が高まる
④おいしい!!

発酵とは?

微生物(酵母・カビ・細菌など)の働きによって、有機物(タンパク質・デンプン・糖など)が分解され、別の物質に変化すること。


①消化・吸収がよくなる

あらかじめ菌が素材を分解してくれるので消化・吸収がよくなり、消化器系にかかる負担が軽減します。


②得られる効果・効能が高まる

素材がもつ成分に加えて、発酵の過程で増える栄養素や酵素のチカラが加わり、得られる効果・効能が高まります。


③保存性がよくなる

本物の発酵食品は、理論上では「腐らない」と言われています。なぜかというと、発酵菌と腐敗菌では発酵菌のほうが強く、発酵菌でいっぱいになっているところには腐敗菌が入るこむ余地がないからです。これを「菌の拮抗作用」と呼びます。

発酵と腐敗のメカニズムは同じ?!

発酵も腐敗もその仕組みは同じ。与える影響によって呼び方が異なるだけなんです。
〇発酵 微生物が人間に有益な物質をつくりだすこと。
〇腐敗 微生物が人間に有害な物質をつくりだすこと。


④おいしい!!

そして、何よりもコクや旨味があって本当においしいんです!!発酵の過程でグルタミン酸が増し、うまみ成分が加わることがその理由です。

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『発酵柚子胡椒』が美容に効果的な理由とは?


発酵柚子胡椒に美容効果があると言われる理由って?

美容に効くという理由は、柚子と青唐辛子に含まれる栄養素。そして、発酵食品であるということ。まずは栄養素からの効果をみてみましょう。

①ビタミンC
②ヘスペリジン(ビタミンP)
③ビタミンA
④ビタミンE
⑤カプサイシン

①ビタミンCのチカラ

柚子は 100gあたり150mg、生の青唐辛子は100gあたり120mgのビタミンCを含んでいます。ビタミンCには抗酸化作用があり、活性酸素の発生を抑えたり、働きを弱めたりしてくれます。

老化は、活性酸素が血管や内臓の細胞を酸化させることで起こります。抗酸化とは、この活性酸素を除去することです。若々しさを保つアンチエイジングは抗酸化物質を摂取することで促進できます。

また、コラーゲンの生成を助けてメラニンの生成を抑える作用も。

メラニンとは?

シミ・そばかすの原因物質。メラニン合成が抑えられることでシミ・そばかすの予防になります。

比較してみましょう!

柚子は、柑橘系の中でもビタミンCの含有量が多いんです。

みかん 32mg
オレンジ 40mg


②ヘスペリジン、ビタミンPの効果

柚子の果皮に含まれるヘスペリジンは、ビタミンPとも呼ばれるポリフェノールの一種。ビタミンCの吸収を促進する働きがあります。


③ビタミンA のチカラ

柚子や唐辛子に含まれているβカロテンは、体内でビタミンAとして皮膚や粘膜を健康に保つ働きをします。コラーゲン・ヒアルロン酸・グリコサミノグリカンの生成に関わっているとされています。また、ビタミンAにも抗酸化作用があります。


④ビタミンEのチカラ

柚子に含まれるビタミンEも強い抗酸化作用をもち、「若返りビタミン」と言われています。


⑤カプサイシンのチカラ

唐辛子に含まれる、辛み成分であるカプサイシン。カプサイシンには、代謝を促して血行を促進するという働きがあります。血流がよくなると、素早く栄養を吸収するので発熱・発汗量が増加します。

汗と一緒に、シワやくすみの原因となる体内に溜まった毒素が排出されるので、美肌効果を得ることができるんです。

肌だけでなく、髪の健康にも良い影響を及ぼします。以前は、辛いものは薄毛の原因であると考えられていましたが、最近では育毛に効果があると言われています。血行が促進されると頭皮への血の流れも良くなり、髪への栄養補給が行いやすくなるというのがその理由です。

さらに香辛料には、腸のぜんどう運動を促す効果も。便秘は肌荒れを引き起こすので、嬉しい働きですね。

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美容と腸との関係って?


なぜ腸内環境を整える必要があるの?

美容効果を得るために、なぜ腸内環境を整える必要があるのでしょうか?その答えは

①便秘になると有毒ガスや活性酸素を発生し、肌荒れにつながってしまうから
②腸内環境が整うと、美肌や美髪に必要な栄養をしっかり吸収できるから
③腸内環境が整うとストレスが緩和されるから


腸内環境が整っている状態とは?

腸内環境は、腸内に存在する細菌によって決まります。腸内には約500〜1,000種類、約100兆個もの細菌が存在していて、それらが健康や美容に深く影響しています。

腸内細菌は「善玉菌・悪玉菌・日和見菌」の3つに分類され、 2:1:7の割合を維持できた状態が理想的だと言われています。

〇善玉菌
悪玉菌の侵入や増殖を防ぎ、腸の運動を促す菌
(ビフィズス菌など)

〇悪玉菌
腸内で有害物質を作り出し、お腹の調子を悪くする菌
(ウェルシュ菌など)

〇日和見菌
善玉菌と悪玉菌のうち、数が多いほうの味方につく菌


腸内環境が悪化するとどうなるの?

腸内環境が悪化すると、便秘になります。便秘をして肌が荒れた経験はありませんか?そのメカニズムをみていきましょう。

便秘になると腸内に悪玉菌が増加し、 アンモニア、フェノール、硫化水素などの 有害物質が生成されます。便として体外に排出することができないため、 腸壁から吸収されて血液に溶け、全身へと運ばれてしまいます。

最終的にカラダは、その有害物質を汗や皮脂などと一緒に毛穴から外へ排出しようとします。老廃物が肌の角質や皮脂と結び付き、肌荒れや吹き出物となってしまうんです。

また、腸は言わずと知れた栄養を吸収する臓器です。腸内環境が悪化すると、美容に必要な栄養を吸収できなくなってしまいます。


腸内環境が整うとストレスが緩和される

美容とストレスとの関係は、多くの人が知るところですね。ストレスがたまると、食生活や睡眠などの生活リズムが乱れがちに。

幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の約90%が腸に存在しています。セロトニンが増えると、精神状態が安定します。逆に不足すると、慢性的ストレスや疲労、意欲低下、うつ症状、不安感やイライラ感の原因となるんです。

試験期間中の医学部学生に乳酸菌を4週間摂取したもらった実験の結果

〇不安や不眠スコアが大幅に改善されました。
〇唾液中のコルチゾールというストレスホルモンの増加が抑制されました。



腸内環境を整える発酵食品


腸内環境を整える2つの方法とは?

腸内環境を整えるには、次の2つの方法があります。

①善玉菌そのものを摂取して補う方法
②善玉菌のエサを摂って腸内細菌を育てる方法


発酵食品のチカラって?

先ほど挙げた2つの方法について、発酵食品がどのようにチカラを発揮するのか、みていきましょう。

①善玉菌そのものを摂取して補う方法

発酵食品には、善玉菌がたっぷり含まれています。乳酸菌は、乳酸を作り出すことで 腸内を酸性に保ち、 悪玉菌の増殖を抑制して腸内環境を改善します。

②善玉菌のエサを摂って腸内細菌を育てる方法

乳酸菌は生きて腸に届かなくても、 腸に棲みついている乳酸菌のエサになり、腸内環境のバランスを善玉菌優位にします。

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発酵食品を効果的に取り入れるには?


カラダに良い作用をもたらす発酵食品。その効果・効能を最大限に受け取るためのポイントは2つ。

①適量を長く続けること
②他の発酵食品と組み合わせて摂ること

①適量を長く続けましょう

発酵食品がカラダに良いとはいえ、一度に多くの量を摂り過ぎることは禁物です。成分によっては摂り過ぎることで、逆にカラダに害を及ぼすことさえあるんです。

発酵食品は薬ではないので、即効性があるというよりは、長く続けることで体質が改善されていきます。まずは一ヶ月。焦らず長い目で摂り続けましょう。

④ほかの発酵食品と組み合わせて摂りましょう

発酵食品は、数種類のものを組み合わせて食べるとさらに効果が得られると言われています。ヨーグルトや納豆、味噌など、色々な発酵食品を日々の食卓に取り入れるといいでしょう。



まとめ


  • 『自家製タバスコ』が美容に効果的な理由とは?
    ①ビタミンC
    ②ヘスペリジン(ビタミンP)
    ③ビタミンA
    ④ビタミンE
    ⑤カプサイシン
  • 発酵とは?
    微生物(酵母・カビ・細菌など)の働きによって、有機物(タンパク質・デンプン・糖など)が分解され、別の物質に変化すること。
  • なぜ腸内環環境を整える必要があるの?
    ①便秘になると有毒ガスや活性酸素を発生し、肌荒れにつながってしまうから
    ②腸内環境が整うと、美肌や美髪に必要な栄養をしっかり吸収できるから
  • 腸が整っている状態って?
    腸内細菌は「善玉菌・悪玉菌・日和見菌」の3つに分類され、 2:1:7の割合を維持できた状態が理想的だと言われている。
  • 腸内環境を整える2つの方法とは?
    ①善玉菌そのものを摂取して補う方法
    ②善玉菌のエサを摂って腸内細菌を育てる方法
  • 発酵食品のチカラ
    ①乳酸菌が乳酸を作り出すことで 腸内を酸性に保ち、 悪玉菌の増殖を抑制して腸内環境を改善する。
    ②乳酸菌は生きて腸に届かなくても、 腸に棲みついている乳酸菌のエサになり、腸内環境のバランスを善玉菌優位にする。
  • 効果・効能を高めるとり方とは?
    ①適量を長く続けること
    ②他の発酵食品と組み合わせて摂ること



おわりに



健康に対する意識が高まるなか、注目されているのが発酵食品。メディアや書店で「発酵」という文字を目にすることが多くなり、意識的に日々の食事に摂り入れるご家庭が増えています。

さて今回は、お庭でとれた柚子を使った『発酵柚子胡椒』をご紹介しました。これまでは市販の柚子胡椒を買っていたのですが、保存料や食品添加物が気になっていて…その点手作りだと、安心していただくことが出来ます。

さらに発酵させることで栄養価が高まり、得られる効果・効能が増えます。さらに保存性が高まったり、旨みが増したりと、いいことずくめなんです!!

発酵食品を手作りするのは一見ハードルが高そうですが、ポイントさえおさえれば簡単。ぜひ作ってみてくださいね!

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