『発酵ショウガ』で免疫力をあげて健康に!!その魅力に迫ります!!
「カラダは資本」と言いますが、健康は何物にも替えがたいですね。健康に対する意識の高まりとともに、「免疫力をあげましょう」という言葉がよく聞かれるようになりました。
免疫力が高ければ、ウイルスなど外からの攻撃に対して、自分で自分の身を守ることができます。
そのために注目されているのが食。ショウガも発酵食品も、免疫力をアップさせる食品です。そして、この2つが合わさったのが『発酵ショウガ』。\いいとこどり/のパワーフードなんです!!
〇免疫力をアップさせるには?
〇発酵ショウガがカラダに良い理由とは?
〇より効果的な食べ方って?
『免疫力』というキーワードから紐解いていきましょう。
この記事の目次
『発酵ショウガ』ってなに?
発酵ショウガは簡単に言うと、ショウガをすりおろして発酵させたもの。発酵食品も、ショウガも、どちらもカラダに良いイメージがありますね。
二つの健康食品が組み合わさることで、さらに効果がパワーアップするんです!!まずは発酵ショウガの魅力をみてみましょう。
①簡単に作れること。
②日持ちがすること。
③おいしいこと。
④健康や美容に効果的なこと。
発酵ショウガの魅力① 簡単に作れること
発酵ショウガの材料はショウガのみ。作り方も簡単!!2ステップでできちゃいます。
①ショウガをすりおろして
②瓶に詰めて発酵させるだけ
詳しい作り方は「簡単!『発酵ショウガ』の作り方。2ステップでできちゃいます!!」をご覧ください。
発酵ショウガの魅力② 日持ちがすること
賞味期限が長いことは、大きなメリット。冷蔵庫で約半年間くらいもつんです。お料理のたびにすりおろす必要がないので、常備しておくと時短にも。
発酵ショウガの魅力③ おいしいこと
発酵させることで旨味が加わり、マイルドでおいしくなります。
発酵とは?
微生物(酵母・カビ・細菌など)の働きによって、有機物(タンパク質・デンプン・糖など)が分解され、別の物質に変化すること。
微生物は発酵の過程で、たくさんの酵素を生み出します。その酵素が、例えばでんぷんをブドウ糖に、たんぱく質をアミノ酸に分解します。発酵させることで得られるメリットは次の通りです。
〇うまみが加わります。
〇保存性がよくなります。
〇栄養価が加わります。
〇消化・吸収がよくなります。
発酵ショウガの魅力④ 健康や美容に効果的なこと
『発酵ショウガ』の効果・効能を挙げますね。ショウガのチカラと発酵の際に増える乳酸菌のチカラで、こんなにたくさんの「いいこと」があるんです!!
①カラダを温める効果
②感染症を防ぐ効果
③アレルギーを改善する効果
④生活習慣病を予防する効果
⑤認知症を予防する効果
⑥便秘解消効果
⑦ダイエット効果
⑧美肌効果
⑨ストレス緩和効果
免疫・免疫力とは?
健康への意識が高まり、「免疫力をあげましょう」とよく言われます。そもそも免疫力とは何なのか、ご存知ですか?
免疫力とは?
私たちの周りには、病気を引き起こすウイルス、細菌、カビなどの病原体がたくさん存在しています。これらがカラダの中に侵入することを感染といいます。
病原体から身を守ってくれているのが免疫です。「免疫力」とは、その免疫の防御能力の強さのことです。
免疫は、白血球に存在する免疫細胞の働きによって成り立っています。免疫細胞は、病原菌が体内に侵入すると病原菌を殺そうとしたり、排除しようとしたりします。
私たちのカラダの中には、何千億個の免疫細胞が存在すると言われているんです。
免疫細胞にはたくさんの種類があって、それぞれのやり方で病原体からカラダを守ろうとします。
「病原菌を発見する」「その情報を伝達する」「病原菌を攻撃する」など、細胞の種類によって違う役割をもっています。状況に応じて複雑に組み合わさり、密接に連携しながら働いているんです。
免疫力が落ちてしまうのは?
残念ながらヒトの免疫力は、ずっと一定を保っているわけではありません。次のような理由で、その力は低下します。
①加齢
②乱れた生活習慣
(偏った食事、睡眠不足、運動不足)
③ストレス
年齢を重ねるとともに、免疫細胞を作る分化機能が落ちて数が減ってきます。さらに免疫細胞そのものの機能も衰えてくるため、感染症にかかりやすくなります。
免疫力が下がるとどうなるの?
免疫力が下がると次のような症状がみられます。当てはまる項目はありますか?
①風邪などの病気にかかりやすい。
②風邪などの病気が治りにくい。
③疲れやすい。
④慢性的に微熱がある。
⑤肌荒れを起こしやすい。
⑥便秘がち。
免疫力を高めるには?
免疫力を高める方法をご紹介しましょう。
①体温を上げる。
②腸内環境を整える。
③ストレスを解消する
④質のよい睡眠をとる。
⑤栄養バランスのよい食事をとる。
①体温を上げる
体の機能が正常に働くと言われているのが、36.5度。体温が1度下がると、白血球の働きは30%低下します。逆に1度上がると、免疫力は一時的に5~6倍にもなると言われています。
②腸内環境を整える
免疫細胞の60%は腸に存在しています。その理由は、腸が口とつながっているから。口から入った病原体を、腸でやっつけるためなんです。
③ストレスを解消する
自律神経が免疫力の働きを支配しています。過労や心労などによって心身に強いストレスがかかると、自律神経が乱れ、免疫力が低下してしまいます。
自律神経とは、私たちの意思とは別に、呼吸や体温、血管、内臓などの働きを調整している神経のこと。
④質のよい睡眠をとる
メラトニンというホルモンは、免疫力を上げる機能と強い抗酸化特性を持っています。睡眠不足や睡眠の質が悪いと、このメラトニンが十分に分泌されない状態になります。
⑤栄養バランスの良い食事をとる
先ほど「腸内を整える」ことの大切さをお話ししましたが、善玉菌を含む発酵食品、善玉菌のえさとなる食物繊維やオリゴ糖などを積極的に摂りましょう。栄養バランスのとれた適量の食事が大切です。
『発酵ショウガ』は免疫力を高めるスーパーフード!!
免疫力について学ぶと、『発酵ショウガ』が免疫力を高める食べ物であることがよくわかります。その理由は2つ。
①ショウガはカラダを温めるから。
②発酵食品は腸内環境を整えるから。
まさにピッタリの特徴をもっているんです。順番にみていきましょう。
①ショウガはカラダを温めます!!
ショウガがカラダに良いとされる理由って?
ショウガがカラダに良いとされるのは、ショウガの三大成分である「ジンゲロール」、「ショウガオール」、「ジンゲロン」の作用によるもの。
〇ジンゲロール
生のショウガの辛さのもと。口に入れるとすぐにピリッと感じる成分。
〇ショウガオール
乾燥や加熱によってジンゲロールの一部が変化したもの。熱を加えることで作り出される成分。辛みがじわっとくる成分。
〇ジンゲロン
加熱や乾燥によってジンゲロールの一部が変化したもの。熱を加えることで作り出される成分。
加熱することで温め効果はパワーアップ!!
ショウガの三大成分のうち、「ショウガオール」や「ジンゲロン」は、加熱することによって生まれます。
「ジンゲロール」は、加熱や乾燥により「ショウガオール」に変わる性質があります。生の状態に比べて約33倍に増えると言われています。
ショウガオールの体を芯から温める作用は、ジンゲロールよりも強力。さらに基礎代謝を上げやすくします。
代謝が上がるとエネルギーの消費量が増えて、脂肪が燃焼されやすくなるので、ダイエットにも効果的というわけなんです。
加熱したショウガの効果・効能は、漢方の世界でも利用されています。
漢方では、乾燥した生姜を「乾姜(かんきょう)」と呼びます。内臓を温めて冷えの症状を改善する際に用いられています。
加熱することで得られるメリットは、それぞれの効果を比較するとよく分かります。
〇生のショウガ成分である「ジンゲロール」の効果は
①胃腸の働きを助ける。
②殺菌効果。
③カラダの末端を温める効果。
「ジンゲロール」がカラダの末端を温めるしくみって?
末梢血管を拡張して血流をよくする働きがあり、体の深部の熱を体表に運ぶことで手足が温まります。
※熱を運ぶだけなので、温度の上昇は一時的。
〇加熱したショウガ成分である「ショウガオール」の効果は
①深部からカラダを温める効果。
②ダイエット効果。
③認知症予防など。
「ショウガオール」が深部からカラダを温めるしくみって?
胃や腸などお腹の壁を刺激し、筋肉を動かす運動作用により体の深部に熱を作る働きがあります。
※熱を作り出すため冷えにくい。
〇加熱したショウガ成分である「ジンゲロン」の効果は
①代謝をアップさせる効果。
②カラダを温める効果。
「加熱したショウガはカラダを温める効果が高い」ということについて、とても参考になる実験がありましたので、引用させていただきます。
ピアス株式会社 ヴェーダヴィ事業部は、冷えを実感している20代~50代の女性12名を対象とした、生しょうがと「加熱しょうが」の摂取による体表面の温度変化に関する実証実験を実施しました。その結果、「加熱しょうが」を摂取した方が、生しょうがを摂取した人よりも体表面温度が持続することが明らかになりました。
「加熱しょうが」は生しょうがより体表面温度を持続させる※1ことが実証実験で証明! しょうが博士が教える「加熱しょうが」の効果|ピアス株式会社 ヴェーダヴィ事業部のプレスリリース (prtimes.jp)
【実験概要】
〇実験目的:加熱しょうがと生しょうがの摂取による体表面の温度変化に関する測定実験
〇対象者:冷えを実感している20代~50代の女性 12名
〇実験内容:常温の水で割った加熱したしょうがエキス(6名)と、生のしょうがエキス(6名)100ml摂取後、測定部を冷水負荷し、体表面の温度を60分後まで10分おきにサーモグラフィーで測定しました。
調査実施時期:2019年2月8日(金)
〇実験結果
●生しょうがエキスは摂取してから10分後には急激に温度が上昇しているが、40分~60分後に急激に低下している。
●加熱しょうがエキスは摂取してからじわじわと温度が上昇し、60分後まで温度が持続。
②免疫力を高める乳酸菌パワーって?
腸内には、カラダ全体の約6~7割の免疫細胞が存在します。免疫力をアップさせるには、腸内環境を整えることが大切。
『発酵ショウガ』は、発酵の過程で乳酸菌が増えます。乳酸菌は、腸内の善玉菌を増やします。善玉菌が増えることで、腸内環境が整うんです。
腸内に存在する『善玉菌、悪玉菌、日和見菌』って?
〇善玉菌 ビフィズス菌など
・悪玉菌の侵入や増殖を防ぐ。
・有害物質を体外に排出するサポートをする。
・腸の運動を促す。
〇悪玉菌 ウェルシュ菌など
・腸内で有害物質を作り出す。
〇日和見菌
善玉菌と悪玉菌のうち、数が多いほうの味方につく。
免疫力を高めるには、ストレスを軽減することも大切。腸内環境が整うと、精神的な安定にもつながるということをご存知ですか?
幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の約90%が腸に存在しています。セロトニンが増えると、精神状態が安定します。
逆に不足すると、慢性的ストレスや疲労、意欲低下、うつ症状、不安感やイライラ感の原因となるんです。
カラダに大きな影響力をもっている腸。腸内環境を整える「腸活」が流行る理由が分かりますね。
まとめ
- 『発酵ショウガ』ってなに?
ショウガをすりおろして発酵させたもの。 - 『発酵ショウガ』の大きな魅力は4つ
①簡単に作れること。
②日持ちがすること。
③おいしいこと。
④健康や美容に効果的なこと。 - 発酵ショウガの作り方
発酵ショウガの材料は、ショウガのみ。作り方は
①ショウガをすりおろして
②瓶に詰めて発酵させるだけ - 免疫力とは?
病原体から身を守ってくれているのが免疫。「免疫力」とは、その免疫の防御能力の強さのこと。 - 免疫力が低下する理由って?
①加齢
②乱れた生活習慣
(偏った食事、睡眠不足、運動不足)
③ストレス - 免疫力が下がるとどうなるの?
①風邪などの病気にかかりやすい。
②風邪などの病気が治りにくい。
③疲れやすい。
④慢性的に微熱がある。
⑤肌荒れを起こしやすい。
⑥便秘がち。 - 免疫力を高めるには?
①体温を上げる。
②腸内環境を整える。
③ストレスを解消する
④質のよい睡眠をとる。
⑤栄養バランスのよい食事をとる。 - 『発酵ショウガ』は免疫力を高めるスーパーフード!!
①ショウガはカラダを温めるから。
②発酵食品は腸内環境を整えるから。 - ショウガのチカラ
〇生のショウガ成分である「ジンゲロール」の効果は
①胃腸の働きを助ける。
②殺菌効果。
③カラダの末端を温める効果。
〇加熱したショウガ成分である「ジンゲロン」の効果は
①深部からカラダを温める効果。
②ダイエット効果。
③認知症予防など。
〇加熱したショウガ成分である「ジンゲロン」の効果は
①代謝をアップさせる効果。
②カラダを温める効果。 - 乳酸菌のチカラ
腸内には、カラダ全体の約6~7割の免疫細胞が存在している。
免疫力をアップさせるには、腸内環境を整えることが大切。
おわりに
『発酵ショウガ』が健康に効果的だとされるのは、免疫力をアップさせる食品だから。それはショウガのチカラと、発酵の過程で増える乳酸菌のチカラのおかげ。
今回は、免疫力という視点から発酵ショウガの魅力に迫りました。カラダを温めたり、腸内環境を整えてくれる『発酵ショウガ』は、まさに免疫力を上げるための食品としてピッタリですね。
発酵食品はカラダの中からキレイにしてくれますが、一度にたくさん食べるよりも、毎日いろいろな種類の発酵菌を摂り続けることが大切。保存がきくので、常備して日常的に摂り入れることをオススメします。
発酵ショウガはスーパーなどでは販売されていないので、手作りすることになります。すりおろして発酵させるだけなので、とても簡単に作ることができるのも魅力的。
発酵ショウガの使い方は、市販のショウガチューブと変わりません。ちなみに多くのチューブショウガは、外国産の材料が使われてたり、添加物が入っていることが。その点自分で作ると材料や手順が目に見えるので、安心です。
ぜひ手作りみてくださいね。
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