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お風呂のカビは油断大敵!! 「5+2ポイント」でお風呂にカビを寄せつけない スッキリきれいな空間に

お風呂場で気になることと言えば「カビ」と言う人も少なくないと思います。厄介にも感じるカビはなぜできるのでしょうか?

また、放置しておくとすぐに繁殖してしまう赤カビや黒カビは、どうすれば繁殖を最小限に止めることができるのでしょうか?

実は、日常の何気ない暮らしの中でもすぐに実践できるものもあります!手間がかからずできることは日々の生活に取り入れやすく、また予防ができるので気持ちにゆとりもできますね。

ちょっとしたコツやアイデアを知っておくことは日々の生活を丁寧に過ごせます。

実際に、カビのできる原因と予防、カビが出来たあとの対処法をポイントを押さえながらお伝えしていきたいと思います。

お風呂のカビがキレイになると、空間もスッキリ清々しくなりますね。


1.カビが生える条件は?

カビは温度、湿気(水分)、栄養(エサ)、空気(酸素)の4つの条件がそろうと繁殖します。浴室はその条件が備わっている、カビにとっては最高に居心地のいい場所なのです。


カビはなぜ生えるのか

カビは適度に暖かく、水分と栄養のある場所を好みます。浴室はその条件が備わっている、カビにとっては最高に居心地のいい場所なのです。カビは温度、湿気(水分)、栄養(エサ)、空気(酸素)の4つの条件がそろうと繁殖します

〇カビが発生しやすい条件
・温度20~30℃ぐらい(25℃前後は一番活発に動く温度)
・湿度が75%以上
・人の身体から出る皮脂、髪の毛、ふけ、溜まったホコリ、石鹸カス

水分や空気と混ざり合うことでカビを発生させていきます。
カビが繁殖した場所に長時間いると、カビの胞子を吸い込みアレルギーや喘息などの症状が出ることもあります。


2.ピンクヌメリと黒カビ

浴室のカビはピンクヌメリと黒カビの2種類があります。
水分+湿気+栄養分+酸素が揃うことで、カビが繁殖し広がっていきます。


2-1.ピンクヌメリ(赤カビ)

赤カビと呼ばれることもあるピンクヌメリは、ロドトルラという酵母菌とメチロバクテリウムという菌が繁殖したものです。水気の残っている所でほこりや人の皮脂や髪の毛を養分にして増殖していきます。

身体への影響はほどんとありませんが、繁殖能力が高いのでこまめな掃除が必要です。ピンクヌメリは簡単に落とすことができるので、見つけたらすぐに洗剤で落としていくとよいです。


2-2.黒カビ

黒カビの胞子は普段から部屋の空気中に浮遊していて、掃除をして清潔を保っていても空気1㎡の中に数個はカビの胞子があるといわれています。根を張って奥深くにまで入り込むのが特徴で、隙間から入り込んで根付いていくと表面的に掃除をしていても、奥から再度カビ菌が繁殖し始めていきます。

きのこや酵母などと同じ「菌」の仲間で、食材などにつく白カビと同じようにみられるカビの一種です。

黒カビは人体へ影響があり、喘息やアレルギー・肺炎・呼吸困難などを発症することがあります。


お掃除業で
ピンクヌメリは少しこするだけですぐに落ちていくものが多いです。実際にお掃除に入らせていただいた時も、広がりはありつつも、キレイになることが多かったです。

黒カビは奥にまで浸透していることが多く、漂白剤を全体的にまぶして時間を置いてからお掃除に入ることが多いです。菌に浸透させて、浮かすことで根元までしっかりとお掃除をしていきます。ただ、奥の方まで入りきったカビ菌は、何日かに分けてお掃除をしていきますが、入り込んだ菌は最後まで落としきることは難しいことがあります。


3.カビを増やさないための5つのコツ

カビを増やさないためには、カビが発生する4つのポイントを押さえておくことが大切です。水の拭き取りや乾燥させることは特にカビを増やさない予防法となります。


3-1.こまめな掃除

カビ対策で大切なのは、栄養源となる皮脂やほこりなどを放置しないことです。掃除をこまめに行い、衛生的な環境を保つようにすると、過度にカビが増殖することはあまりありません。カビは、4つの条件がそろった時に発生し始めます、一番身近にできる発生を抑えるコツが栄養源を残さないためにお掃除をすることです。


3-2.換気扇と浴室の天井を掃除する

換気扇の中は実はホコリでいっぱいになっています、換気扇を回すたびにホコリも一緒に舞っているので換気扇を掃除することで最小限にカビの繁殖を抑えられます。また、換気扇で巻き上がったホコリとお風呂場の湿気によって、床や壁に付着していたホコリや目に見えないカビの胞子が下に落ちて、その繰り返しでカビが発生していきます。


before


after


3-3.浴室内の水気を拭き上げる

浴室内の水気を拭き上げることで、4つの栄養の一つである「水気」を取っていきます。マイクロファイバークロスは水気をとるのには最適で、汚れも一緒に取って入ってくれます。



3-4.換気する

カビ予防には「換気」をすることがポイントです。窓があるところは窓を開けておきます、換気扇があるところは2時間以上回しましょう。換気の時間が長ければ予防の効果は高まるので、お風呂上りには換気扇を回して、湿気がたまりにくく浴室を心掛けるとカビも生えにくくなります。


3-5.モノを浮かせる収納に

シャンプーやボディーソープなど、棚に置いておくとボトルの底にカビが生えてくることがありますカビは風通しが悪く、水気が溜まっている場所に繁殖しやすいので、もし気になるようでしたらS字フックなどでかけておくと、床と付着しなく通気性がよくなるのでカビの繁殖を防ぐことができます。


4.カビが生えた時の対処法

カビの弱点は、「殺菌作用のあるもの」「50℃以上のお湯」「乾燥」です。


4-1.カビに熱湯をかける

お風呂場のカビ汚れと言えばピンク色のヌルヌル汚れか、黒い斑点模様のカビが見られると思います。どちらのカビも高熱に弱いので、お風呂上がりにシャワーで50℃以上の熱いお湯を5秒以上かけるとカビを弱らせることができます。

1カ所で90秒ほど時間をかけると、奥深くまで入り込んだカビにまで到達します。週に1回ほどを目安に取り組むとカビの生えずらい浴室になっていきます。

冷水をかけることで温度を下げていきます。ただ、冷水は撥水しにくいため、そのまま放置しておくと水滴でカビが生えやすい状況を作り出してしまいます、かけ終わった後はタオルで拭くことをおススメします。


4-2.漂白剤でカビ菌を退治

初期段階のカビには

まだ、奥底までカビ菌が浸透していなく表面的に生えているカビには
「クエン酸」+「重曹」

・クエン酸水…水200ml+クエン酸小さじ1 スプレー容器に希釈していれます
・重曹…粉のまま使用します。

1.気になる部分にクエン酸をスプレーしていきます。
2.その後にその上から重曹をまぶしていきます。


・入り込んだカビ菌には

酸素系漂白剤(粉末)+重曹+ぬるま湯を1:1:0.5の割合で入れます。
ぬるま湯の温度は酸素系漂白剤の働きが活発になる40℃前後がおススメです。カビが生えている気になる部分に塗布していきます。

①水気を拭き取ってから洗剤をかけます
②カビに洗剤をしっかりと密着させます
③洗剤を密着させたら時間を置いて浸透させます
④ガンコな汚れの場合はラップなどでパックしていきます
⑤5分ほど置いたのちブラシなどで優しくカビをこすり、洗い流します。

もし落ちない場合は、少々の塩素系漂白剤を混ぜてお使いください。

お風呂は湿度が高くカビが発生しやすい場所なので、こまめに酸素系ハイターを使って掃除をするのがおすすめだ。出来立てのカビやヌメリ・赤カビなどを発見したら、すぐに酸素系ハイターで汚れを落としてしまおう。なお、酸素系ハイターは長い期間放置していた黒カビにはあまり効果を発揮できない。もし頑固なカビがある場合は、塩素系のハイターを使った方がいいだろう。
風呂のカビに酸素系ハイターは効く?おすすめの使い方と注意点を解説 | 家事 | オリーブオイルをひとまわし (olive-hitomawashi.com)


〇お掃除のコツ
・乾かしてからお掃除する
カビのお掃除の時は、しっかり乾かしてから掃除をすることが大切です。濡れていると、漂白剤の洗剤が水分で薄まってしまい効果も半減してしまいます。せっかく時間をおいても汚れが落ちなかったらもったいないですよね。しっかり乾かした状態でお掃除することが大切です。

・こすらずに浸透させる
カビ菌は根を張って奥の方まで入り込んでいます、お掃除をするときのコツは漂白剤もしくは熱を「浸透させて死滅させる」のがコツです。奥の方まで入り込んだ菌は表面的にキレイな状態に見えても、時間が経つにつれて奥の方からカビ菌が次第に広がっていきます。しっかり浸透させてから掃除をしていきます。


5.まとめ

  • ・カビが生える条件は?
    カビは温度、湿気(水分)、栄養(エサ)、空気(酸素)の4つの条件がそろうと繁殖します。カビが発生しやすい温度は20~30℃ぐらいで、25℃前後は一番活発に動く温度です。また湿度が75%以上になるとより活発に活動します。
  • 黒カビとピンクヌメリ
    浴室のカビはピンクヌメリと黒カビの2種類があります。
    1.ピンクヌメリ
    ピンクヌメリは、ロドトルラという酵母菌とメチロバクテリウムという菌が繁殖したものです。
    2.黒カビ
    黒カビの胞子は普段から部屋の空気中に浮遊していて、掃除をして清潔を保っていても空気1㎡の中に数個はカビの胞子があるといわれています。
  • カビを増やさないための5つのコツ
    1.こまめな掃除
    カビ対策で大切なのは、栄養源となる皮脂やほこりなどを放置しないことです。
    2.換気扇と浴室の天井を掃除する
    換気扇を回すたびにホコリも一緒に舞っているので換気扇を掃除することで最小限にカビの繁殖を抑えられます。
    3.浴室内の水気を拭き上げる
    浴室内の水気を拭き上げることで、4つの栄養の一つである「水気」を取っていきます。
    4.換気する
    カビ予防には「換気」をすることがポイントです。
    5.モノを浮かせる収納に
    カビは風通しが悪く、水気が溜まっている場所に繁殖しやすいので、もし気になるようでしたらS字フックなどでかけておくと、床と付着しなく通気性がよくなります。
  • カビが生えた時の対処法
    カビの弱点は、「殺菌作用のあるもの」「50℃以上のお湯」「乾燥」です。
    1.カビに熱湯をかける
    高熱に弱いので、お風呂上がりにシャワーで50℃以上の熱いお湯を5秒以上かけるとカビを弱らせることができます
    2.漂白剤でカビ菌を退治
    初期段階のカビには
    まだ、奥底までカビ菌が浸透していなく表面的に生えているカビには「クエン酸」+「重曹」
    入り込んだカビ菌には
    酸素系漂白剤(粉末)+重曹+ぬるま湯を1:1:0.5の割合で入れます。


6.おわりに

生活をする上で厄介となるカビ菌。一体どうすればいいのだろうと思う人も少なくありません、ぜひ一度カビ予防対策を生活に取り入れてみて下さい。

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