砂糖不使用の甘酢『酢麹』。ヨーグルトメーカーで簡単に&手早く作れます!!


酢麹をご存知ですか?一言でいうと、お砂糖を使わない甘酢。シュガーフリーは、とても嬉しいですね。ふつうの甘酢に比べるとほのかな甘みで、酢の物や酢めしなどにオススメです。

お酢も麹も、健康や美容に効果的な発酵食品。日常的に適量ずつ摂ることが理想なんです。酢麹は日もちするので、常備しておくと便利ですね。

おいしくてカラダに優しくて、保存性も良いうえに、作り方も簡単。手作りにチャレンジしてみませんか?そして、「もっと手早く作りたい!!」というときはヨーグルトメーカーに頼りましょう。

発酵食品をつくるようになると、ヨーグルトメーカーの便利さに気づきます。ここでは

〇ヨーグルトメーカーを使った酢麹の作り方って?
〇ヨーグルトメーカーってなぜ便利なの?
〇ヨーグルトメーカー以外の方法でも作れるの?

という疑問についてお答えします。ヨーグルトメーカーの機能などについても説明していきますね。


ヨーグルトメーカーで作る『酢麹』の作り方って?


まずは、ヨーグルトメーカーを使った『酢麹』の作り方をご紹介します。材料は米麹とお酢の2つ。作り方も次の2ステップ。とてもシンプルです。

①材料を混ぜて
②発酵させるだけ


【材料】

〇米麹 100g
〇お酢 300ml
(できあがり 約400ml)

【準備するもの】

〇ヨーグルトメーカー
〇保存容器
〇柄の長いスプーン

材料は、米麹とお酢だけ


【作り方】

①消毒したヨーグルトメーカーの容器に米麹を入れ、お酢を注ぎます。柄の長いスプーンで、よくかき混ぜます。

100gの米麹に
300mlのお酢を加えて
よく混ぜます

〇生麹は、かたまりを手でほぐしながら入れます。
〇米麹とお酢が均一になるように、しっかり混ぜましょう。

②発酵させます。ヨーグルトメーカーは60度6時間でセットします。

容器のふたを閉めて、ヨーグルトメーカーにセットします

ヨーグルトメーカーによって若干の違いがあります。何度か作ってみて、適温をみつけてください。55~60度であれば大丈夫です。

③出来上がったらスプーンでまぜ、消毒済の清潔な容器に移して、冷蔵庫で保管します。

できあがりました
拡大した様子です
ブレンダーにかけて、なめらかに
煮沸消毒した瓶にうつして保存します

発酵後、米麹のツブツブが残るので、私はハンドミキサーでなめらかにしてから瓶に移して保存しています。



ヨーグルトメーカーはなぜ便利なの?


ヨーグルトメーカーを使うと、酢麹はより簡単に作れます。それは、なぜなのでしょうか?答えは簡単。スイッチひとつで、発酵に適した一定の温度を保ってくれるからなんです。


発酵ってなに?

発酵とは、微生物(酵母・カビ・細菌など)の働きによって、有機物(タンパク質・デンプン・糖など)が分解され、別の物質に変化することをいいます。

発酵の過程で、麹菌はたくさんの酵素を生み出します。その酵素がでんぷんをブドウ糖に、たんぱく質をアミノ酸に分解します。

酢麹がお砂糖を使っていないのに甘くなる理由は、これなんですね。

発酵食品にすることのメリットは?

〇うまみが加わります。
〇保存性がよくなります。
〇栄養価が加わります。
〇消化・吸収がよくなります。


なぜヨーグルトメーカーを使うの?

ヨーグルトメーカーは、材料を混ぜ合わせて、発酵させる過程で使います。発酵食品をつくる際、発酵時の温度管理がなによりも大切です。その理由は


発酵には、適温があるから!!

酢麹では麹菌を使います。麹菌には最も活動しやすい温度があるので、発酵中はそれを保つことが必要です。

ところが実際には、一定の温度をキープし続けるのは難しいですよね。その点ヨーグルトメーカーがあれば、つねに一定の状態に保って、理想的な発酵食品に仕上げてくれます。

適した温度と時間をセットして、スイッチを押すだけ。オートで仕上げてくれるから、らくちんです!!


麹菌の適温は?

酢麹をつくるときは、50~60度を保って発酵させますが、これは糖化させるために最適な温度が60度前後だからです。

一方、麹菌の増殖に適した温度は25~30度。繁殖が止まるのは45度、そして50度前後で死滅します。なんだか矛盾を感じませんか?

50~60度では麹菌そのものは生きていくことができません。『糖化』は、麹菌が発酵の過程で作り出す酵素の働きを利用したものなんです。

いわゆる『死菌』にも役割があります!!

「生きた菌を腸に届けたい」と考える方が多いのですが、麹菌を口から摂取した場合、胃酸で溶けると言われています。発酵食品が体に良いのは

「発酵の過程で有益な成分が生成されていたり、消化しにくい物質が消化されやすくなるから」。

しかも死菌は、腸に棲みついている乳酸菌のエサになり、腸内環境のバランスを善玉菌優位にします。さらに免疫を高める効果も。死菌にもちゃんと役割がありますので、さほど気にする必要はありません。


酵素の適温は?

麹菌が作り出す酵素。多くの酵素は60~70度で失活します。活動が止まるとデンプンを分解してくれなくなるので糖ができず、甘くなりません。逆に50度以下でも、酵素の働きは鈍くなってしまいます。

酵素が活発に活動する温度は50~60度。つまり温度が高すぎても低すぎても、NGだということ。

「じょうずに発酵してくれなかった…」という方は、この温度調整に失敗したからなんです。



ヨーグルトメーカー以外でも作れるの?


ヨーグルトメーカーがなかったら、酢麹を作ることはできないのでしょうか?答えは「NO!」。

発酵の特徴をおさえれば、ヨーグルトメーカーがなくても酢麹を作ることができますよ。次に、その方法を紹介していきましょう。

①常温で
②発泡スチロール+ペットボトルで
③鍋+お湯+ブランケットで
④炊飯器で


①常温で発酵させる

30度以上を保つことができれば、数日で発酵させることが可能です。ところが季節によって、室温には差があります。気温が下がる冬場は、暖房などで一定の温度を保つ必要があります。

容器は密封せずに発酵させます。毎日一回かき混ぜましょう。かき混ぜたときの抵抗がなくなったらできあがり。目安は夏場で2~3日、冬場では5日ほどです。


②発泡スチロール+ペットボトルで発酵させる

ホームセンターや100円均一などで売られている、発泡スチロールでできたボックスに、お湯が入ったペットボトルを入れて保温します。

温度計を一緒に入れておき、温度管理をしましょう。50~60度を保ち、約10時間。お湯がぬるくなったら交換します。

③鍋+お湯+ブランケットで発酵させる

熱が冷めにくいお鍋(鉄製の鍋や土鍋など)にお湯をはって、材料が入った容器を入れます。お鍋をブランケットで包み、冷めにくいようにします。

温度管理が必要です。お湯がぬるくなったら交換して、できるだけ一定の温度を保ちます。50~60度を保ち、約10時間が目安です。


④炊飯器で発酵させる

炊飯器の釜に60度のお湯を張り、容器に入れた材料を入れます。ふたをして50~60度を保ち、約10時間。

温度が下がってきたら保温をONにして、60度以上になったら保温をOFFにします。

炊飯器の保温モードは、ふたをしておくと、ほぼ74度まであがるので注意しましょう。

※温度についてはメーカーにもよりますので、説明書で確認してください。



ヨーグルトメーカーってどんなもの?


便利なヨーグルトメーカー。購入を検討されている方のために、どのような特徴があるのかをご紹介しましょう。

〇温度設定ができる
〇タイマー機能がある
〇手ごろなお値段で買える
〇コンパクトサイズである
〇ヨーグルト以外の発酵食品も作ることができる


〇温度設定ができる

ヨーグルトメーカーは、メーカーや機種にも寄りますが、大体25~70度に温度設定ができます。

発酵させる食品によって、最適な温度が異なるうえ、菌によっては温度によって死滅してしまうので、温度設定はかなり重要。

炊飯器の保温機能を使うという手もありますが、最高で74度まであがってしまうことがあるので、一定の温度を保ち続けることがなかなか難しいんです。

※メーカーごとに若干異なりますので、お持ちの炊飯器の説明書をご確認ください。


〇タイマー設定ができる

タイマー設定ができると、発酵に必要な時間保温し続けることができ、しかも自分のスケジュールに合わせてできあがりの時間を決められるので、便利ですね。


〇手ごろなお値段で買える

ヨーグルトメーカーのお値段は、だいたい2500円~10000円。実店舗でも、ネットショップでも購入可能です。


〇コンパクトサイズである

ヨーグルトメーカーはそんなに大きいものではないので、置き場所はとりません。


〇ヨーグルト以外の発酵食品も作ることができる

発酵バターやヨーグルトのほかに、甘酒、発酵玉ねぎ、お味噌など様々な発酵食品を作ることができます。


〇その他

牛乳パックごとセットできるものがほとんどです。納豆を作るときなど、牛乳パックを使うとそのまま捨てることができるので、らくちんです。



まとめ


  • ヨーグルトメーカーで作る『酢麹』の作り方って?

    〇材料は、米麹とお酢の2つのみ。

    〇手順は次の2ステップ。
    ①材料を混ぜて
    ②ヨーグルトメーカーで発酵させるだけ
  • ヨーグルトメーカーはなぜ便利なの?

    菌によって発酵に適した温度がある。デンプンを糖化させるのは、発酵過程で麹菌が作り出す酵素。その酵素は50~60度で最も活性化する。

    ヨーグルトメーカーが便利な理由は、発酵に適した温度をスイッチ1つでキープしてくれるから。
  • ヨーグルトメーカー以外でも作れるの?

    乳酸発酵の特徴をおさえれば、ヨーグルトメーカーがなくても『手作り納豆』を作ることができる。その方法は次の4つ。

    ①常温で作る。
    ②発泡スチロール+ペットボトルで作る。
    ③鍋+お湯+ブランケットで作る。
    ④炊飯器で作る。
  • ヨーグルトメーカーってどんなもの?

    〇温度設定ができる。
    〇タイマー機能がある。
    〇手ごろなお値段で買える。
    〇コンパクトサイズである。
    〇ヨーグルト以外の発酵食品も作ることができる。



おわりに


もともと発酵食品であるお酢と米麹。この二つを合わせて発酵させることで、その効果は倍増します。お砂糖不使用だということも魅力的ですね。しかも簡単に作れて、とてもおいしいんです。

発酵食品を作り始めてから、ヨーグルトメーカーの便利さを知って、わが家でもとうとう購入を決めました。

カラダに良いと言われる発酵食品ですが、できるだけ毎日食べること、そして長く続けることで効果を発揮します。

そのためには、簡単に&らくちんにつくれることが大切。その点、ヨーグルトメーカーは強い味方ですね。

温度設定ができ、スイッチひとつで発酵に適した温度を一定に保つことが可能。実際に使ってみると、本当にらくちんなんです。

ぜひ、今回の記事を参考にして、手作り酢麹にチャレンジしてみてください!!

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