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簡単にわかる血の話。健康に悪影響を及ぼす血行不良。血液の役割とは?なぜ血の巡りが悪くなるの?血流改善のために大切なこととは?

血の巡りは、健康と密接な関係にあります。血液がカラダにとって重要な役割を担っていることは分かっていても、詳しく説明できる方は少ないのではないでしょうか?

現代人は生活習慣の乱れやストレスなどから血流が悪くなり、不調や病気につながるケースが増えているんです。血液とは?どのような働きがあるのか?血管年齢って?血流が悪いとは?など、今回は血液について詳しくみていきましょう。



血液とは?


血液とは?

血液は、血管を流れる体液のこと。私たちの体内には血管が張り巡らされ、全身に血が送られています。血液は、血しょうと呼ばれる液体と、血球と呼ばれる3系統の細胞でできています。

血しょう成分
55%
タンパク質・ミネラル分が溶けた水

血球成分
45%
赤血球・白血球・血小板


赤血球・白血球・血小板

赤血球、白血球、血小板について、詳しくみていきましょう。

①赤血球

赤血球は、血球成分の96%を占めています。血液1μL中に存在する赤血球細胞は、男性が約500万個、女性が約450万個、幼児が約690万個

骨髄で作られ、寿命はおよそ120日で、最後は脾臓で分解されます。血液が赤いのは、鉄タンパク質であるヘモグロビンの色素によるものです。

②白血球

血液1μL中に存在する白血球は、成人で約7500個。 骨髄やリンパなどで作られ、 寿命はおよそ2週間です。 白血球には、好中球・好酸球・好塩基球・単球・リンパ球の5種類があり、それぞれに異なる働きがあります。

③血小板

血液1μL中に存在する血小板は、成人で約14~36万個。骨髄で作られ、寿命はおよそ3~5日と言われ、体内で働く期間が最も短い血球です。

骨髄とは?

骨の中心にある海綿状(スポンジ状)の組織のこと


血液は体重の8%

血液は、体重の約8%を占めています。 個人差はありますが、成人の血液量は平均的に体重1kgにつき約80mL。体重50Kgだと約400mL 、70kgだと約560mLです。



血液の役割とは?


血液の働きって?

血液には次のような働きがあります。

〇全身の細胞に栄養分を届ける
〇全身の細胞に酸素を届ける
〇老廃物を運び出す
〇二酸化炭素を運び出す
〇細菌やウイルスからの感染を防ぐ
〇体温を調節する


それぞれの役割とは?

血球(赤血球・白血球・血小板)や血しょうは、それぞれ次の役割を担っています。

①赤血球
酸素と二酸化炭素を運搬する

②白血球
細菌やウイルスなどから体を守る

③血小板
出血時に止血する

④血しょう
栄養分を体全体に届ける
老廃物や二酸化炭素を排出する


①赤血球

赤血球の主な働きは、酸素や二酸化炭素の運搬です。ヘモグロビン中の鉄は、肺から取り込んだ酸素と結合して全身の組織に運びます。また、各組織でできた炭酸ガスを肺に持ち帰ります。


②白血球

白血球は、体内に侵入した細菌、ウイルス、カビなどから体を守ります。いくつかの種類があり、それぞれに役割をもっています。


③血小板

血小板の働きは、止血。血管の損傷部位に血栓を作って出血を止めます。血小板は、けがをした時にできるかさぶたの成分です。


④血しょう

血しょうは、栄養分やホルモン、二酸化炭素などをカラダに運んだり、老廃物や二酸化炭素を排出したりする働きがあります。


血液の病気って?

血液内科は以下に挙げるような、血液の成分や血球を作っている骨髄やリンパ節に異常をきたす病気などを専門に扱っています。

血液悪性腫瘍
白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など

血球をうまく作れなくなる病気
再生不良性貧血など

出血しやすく、血が止まりづらい病気
血小板減少症、血友病など



血管とは?


血管とは?

血管とは、血液が通る管のこと。血管の長さは、毛細血管まで含めると約10万㎞!!これは、地球2周半分の長さなんです。


血管の種類は4つ

血管には、大きく分けると次の4種類があります。

①動脈
②静脈
③細小動脈
④毛細血管

動脈と静脈は太い血管。道で例えるなら高速道路にあたります。細小動脈は国道や県道などの幹線道路、毛細血管は路地だとイメージしたら分かりやすいです。

動脈

動脈は、心臓から血液を運ぶ往路の血管。動脈は酸素や栄養分を全身に届けます。動脈はゴムのような弾力性があり、勢いよく流れてきた血液を受けとめることができます。

②静脈

静脈は、心臓に血液を運ぶ復路の血管。静脈は体内のあちらこちらから回収した二酸化炭素や不要物を、それぞれの処理器官に届けます。逆流しないように弁があります。

③細小動脈
細小動脈は、毛細血管のひとつ手前のところにある血管です。

④毛細血管
毛細血管は、体の末端まで張り巡らされている血管。髪の毛の20分の1程度の細さなので肉眼では見えません。細胞や組織に酸素や栄養分を届けます。


血管年齢って?

血管年齢という言葉を聞いたことがありますか?若い血管はしなやかですが、老化すると弾力を失って硬くなります。「血管年齢が高い」ということは、血管が老化して動脈硬化が進行している状態。

血管の働きは、血液をスムーズに流して全身に酸素と栄養をめぐらせることですが、血管が硬くなると血行不良を起こします。

通常は実年齢に伴って老化も進むのですが、生活習慣の乱れや運動不足、ストレスなどによって血管の老化スピードが早まっていると言われています。動脈硬化は、脳梗塞や心筋梗塞といった命にかかわる病気の原因となるので、注意が必要です。



血液循環の経路とは?


血液循環の経路

血液循環の経路には、体循環と肺循環の2つの系統があります。

体循環(大循環)
〇全身に血液を送る
〇左心室から右心房に至るまでの経路

肺循環(小循環)
〇肺に血液を送る
〇右心室から左心房に至るまでの経路

血液は、心臓から出発して心臓へ戻ります。この流れは、わずか20秒だと言われています。左心室→動脈→細動脈→毛細血管→細静脈→静脈→右心房→右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房の順に全身を循環します。



血圧とは?


血圧とは?

血圧とは、心臓から全身へ送り出された血流が血管の内壁を押す力。動脈の内側にかかる圧力のことです。血圧は心臓に近い血管ほど高く、手足などの末梢血管にいくほど低くなります。血圧測定を行うときは、上腕部の血圧を測定します。

血圧は常に変動しており、夜寝ている間は低く、起きて活動している間は高くなります。特に運動、食事、入浴、排せつ、喫煙、飲酒時などは血圧が上がります。

ご自身の血圧を把握するためには、できるだけ同じ時間帯や同じ条件で測定することが望ましいと言えるでしょう。

最高血圧と最低血圧って?

最高血圧
収縮期血圧とも言います。心臓が収縮して、最も強く血液を送り出そうとするときの血圧のことです。

最低血圧
拡張期血圧とも言います。心臓がゆるんで、送り出した血液が心臓に戻ってくるときの血圧のことです。


血圧の数値について

正常血圧と高血圧の基準は以下のように定義されています。家庭血圧と診療室血圧で数値が異なりますので、参考にしてください。

正常血圧
家庭血圧で  115/75mmHg 以下
診察室血圧で 120/80mmHg 以下

高血圧
家庭血圧で  135/85mmHg 以上
診察室血圧で 140/90mmHg 以上

三人に一人は高血圧症?!

高血圧症は生活習慣病の中で患者数が最も多い病気で、約4300万人が該当すると言われています。
40~74歳では、男性60%・女性41%
75歳以上では、男性74%・女性77%


血圧が高いとどうなるの?

本来ですと、血管の壁には弾力性があります。ところが高い圧力がかかり続けると、次第に硬くなります。この状態が動脈硬化です。

動脈硬化は、脳出血や脳梗塞、大動脈瘤、腎硬化症、心筋梗塞、眼底出血などの原因に。また、心臓は高血圧に対抗するうちに心臓肥大となり、心不全を引き起こすことがあります。


血圧を決定する要因って?

血圧は次の条件から影響を受けます。

①心臓が1回の拍動で全身に送り出す血液の量
②血管の弾力性
③血液が末梢血管に流れ込む時の抵抗力
④血液の粘度
⑤腎臓や神経などの働き



血行不良とは?


血行が悪くなると?

血行循環がうまくいかないと、栄養分がカラダの隅々まで行き渡らなくなるうえ、老廃物が排出されずに蓄積されてしまいます。

また、温かい血液が流れないことで体温が下がります。その結果、健康や美容に悪影響を及ぼすんです。血行が悪くなることで引き起こされる主な不調は、次の通り。

冷え症
むくみ
肩こり・腰痛・関節痛
婦人科系の不調
虚血性疾患など


冷え性

人のカラダが温かいのは、代謝の過程で発生した熱が血液によって全身に運ばれるから。血行が悪くなって血液が毛細血管に流れなくなると、手足が冷えてしまいます。

温かい血液は、心臓から送り出されます。心臓は手足から遠いうえ、脳や臓器のある胴体に優先的に血液を送るため、どうしても後まわしになりがちです。

冷えによって引き起こされるカラダの不調はたくさんあります。主なものを挙げてみましょう。

・肩や腰コリ
・関節痛
・むくみ
・心臓や脳の血管障害
・生活習慣病(肥満など)
・不眠症状
・疲労感、倦怠感、無気力感
・便秘や下痢
・頭痛
・眼精疲労
・月経痛、PMS、月経不順、不妊
・子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害
・肌トラブル(シミ、しわ、たるみ、目の下のクマ)
・髪トラブル(薄毛、白髪)


むくみ

むくみとは、皮下組織に余分な水分がたまった状態のこと。血液の循環が悪くなると、細胞のすき間などに水分が停滞します。

むくみやすいといえば、足。ふくらはぎの筋肉は血液を心臓へ押し戻す働きがあります。しかし、そのポンプ機能が働かなくなると血行不良が生じ、むくみの原因となるのです。


肩こり・腰痛・関節痛

筋肉を動かすと発生する疲労物質は、通常血流によって運ばれています。血行不良になると疲労物質が停滞して筋肉が緊張状態になるため、痛みや炎症が生じます。


婦人科系の不調

骨盤内の血行が悪くなると、不妊症、生理不順、生理痛、子宮内膜症、子宮筋腫などさまざまな病気が発症する可能性があります。


虚血性疾患

虚血とは、カラダの組織や細胞に必要量の血液が供給されない状態。虚血が起こる臓器によって症状は様々であり、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などが代表的です。

動脈硬化や血栓などで血管が狭くなったり詰まったりして起こります。酸素の供給が止まると、心臓で3時間、 脳であれば4分という短時間で細胞が酸欠によって壊死します。

脳梗塞や心筋梗塞を重症化すると命にかかわるので注意が必要なんです。



血行不良の原因とは?


血液の流れが悪くなる条件って?

①筋力の低下
②血液の粘度が高い
③血管が収縮する

筋力が低下するとポンプの役割を果たすことができず、血流を送り出すことができなくなります。また、ドロドロの血はサラサラの血に比べて血管内で流れにくいです。

血管の収縮・拡張をコントロールしているのは自律神経です。ストレスなどで交感神経が優位になると血管が収縮した状態が続いてしまいます。


血行不良の主な原因は?

①運動不足
②食生活の乱れ
③ストレス
④水分不足

その他、きゅうくつな衣類や靴による圧迫なども血流が滞ります。血行をよくするためには、これらの原因を改善することが必要です。

血行改善の詳しい記事はこちらを参考にしてください↓↓

血行不良は万病のもと!!血管年齢が高く、ドロドロの血だとリスク大!!血流を改善するポイントとは?



まとめ


  • 血液は血管を流れる体液のこと 
    血しょうと呼ばれる液体と、血球と呼ばれる3系統の細胞( 赤血球・白血球・血小板 )でできている
  • それぞれの役割
    ①赤血球
    酸素と二酸化炭素を運搬する
    ②白血球
    細菌やウイルスなどから体を守る
    ③血小板出血時に止血する
    ④血しょう
    栄養分を体全体に届ける
    老廃物や二酸化炭素を排出する
  • 血管の4つの種類
    ①動脈
    ②静脈
    ③細小動脈
    ④毛細血管
  • 「血管年齢が高い」とは?
    血管が老化して動脈硬化が進行している状態
  • 血液循環 
    心臓から出発して心臓へ戻る
  • 血圧とは?
    心臓から全身へ送り出された血流が血管の内壁を押す力
  • 血圧が高いと?
    動脈硬化になり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす 
  • 血行不良による不調とは? 
    冷え症
    むくみ
    肩こり・腰痛・関節痛
    婦人科系の不調
    虚血性疾患など
  • 血流が悪くなる条件とは?
    ①筋力の低下
    ②血液の粘度が高い
    ③血管が収縮する
  • 血行不良の原因とは?
    ①運動不足
    ②食生活の乱れ
    ③ストレス
    ④水分不足



おわりに


私たちのカラダには隅ずみまで血管が張り巡らされ、血液が常に循環しています。酸素や栄養素を運んだり、二酸化炭素や毒素を排出する大切な役割があるからです。

血流が滞ると、カラダのあちらこちらに不調をきたします。血行は、健康や美容と密接な関係があるんです。血管年齢が高くなってしまったり、血行不良になったりする原因を把握し、予防・改善に努めることが大切。今回の記事をぜひ参考にしてくださいね。

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