落ちない汚れの4大パターン! 汚れの正体から対処法を見極める!!
トイレには汚れがつきものだけど、一体どんな汚れがあるのか気になる人も多いと思います。吐水口周りの汚れ、便器回りの汚れ、床の汚れなど場所によってついている汚れは違ってきます。
掃除の億劫さは、実は汚れが中々落ちないことにあります。
時間をかけてお掃除をしても、落としきれないと気分もあまりよくないですよね。
落ちない汚れと格闘して、「掃除が億劫だな・・」と思われている人も、汚れの性質を見極めていくとお掃除が格段に楽になります!
汚れに合った洗剤や道具を使うことで、スムーズにお掃除ができるからです。
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もう!お掃除なんてしたくない!
気分が全然乗らない!!
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という人は、一度汚れについて学んでみませんか?
もちろん、嫌な時はお掃除はしなくていいと思います。気分が乗った時にぜひ一度読んでみて下さい。
お掃除の概念が変わるかもしれないです。
この記事の目次
1.トイレの汚れは4大パターン、汚れの癖を見つけてスッキリキレイに♪
トイレの汚れには大きく分けて4つあります。
「水垢、尿石、黒ズミ、黒カビ」それぞれの汚れによって性質が異なるため、洗浄の仕方も変わってきます。汚れの成分を知ることで、どう対処したらいいのかが見えてきます。
1-1.水垢
水垢は、水道水に含まれているカリウムやマグネシウムといった成分が、空気中の酸素と付着したことによる汚れです。
吐水口の部分が、濡れたり蒸発したりを繰り返すことでどんどん積み重なって、大きな固まりとなりガンコな水垢となります。水道水が蒸発した後にミネラル成分だけが残り、ザラザラしたまだら模様のようになっていて、吐水口周りに少し黒くなることもあります。
置いておくと、ガンコなこびりつきになってしまうので、水滴がついていたらこまめに拭いていくことが大切です。
・便器の中
・吐水口
・アルカリ成分の水垢汚れには、酸性のクエン酸がおススメです。
アルカリ成分と中和して汚れを溶かしてくれます。
1-2.黄ばみ汚れ
尿に含まれるカルシウムという有機成分が、尿素やたんぱく質といった無機成分と結合してできたものが黄ばみ汚れです。
洗剤をかけて早めに拭いておくと、すぐに取れる汚れですが、置いておくとガンコな汚れになります。
・便器の中
・便器のフチ部分
・便座と便器の
・アルカリ成分の尿器汚れには、酸性のクエン酸がおススメです。
アルカリ成分と中和して汚れを溶かしていきます。
1-3.黒ズミ
カビやほこりなどの汚れに、水道水に含まれるケイ酸塩などが結びついた汚れで、水垢と一緒になると落ちにくくなる場合があります。
便器の中の水たまりの上部や便座のふちに線のようにできることが多く、便器内の封水部分にできる黒ズミは「サボったリング」と呼ばれ、輪っかのような汚れが見られます。これは尿石と水垢の汚れが混ざったものです。このリングに菌が溜まりやすく、ホコリなどが付着すると汚れがどんどん広がっていきます。
・封水周り
・便器のフチ部分
・アルカリ性と酸性の汚れが付着した黒ズミの汚れには、2つの洗剤を掛け合わせて2倍の洗浄力で汚れを落としていきます。汚れの部分にクエン酸水をかけて、その上から重曹をまぶして汚れを落としていきます。
1-4.黒カビ
トイレの便器に残った排泄物などを養分として、黒カビが繁殖することがあります。黒カビは、湿度75%以上、室温25℃以上で、カビの養分となる汚れが豊富であるとどんどん繁殖していきます。
カビは湿気が大好物、水気が多いトイレは湿気がたまりやすい場所なので、窓を開けたり換気扇を回すことでカビの発生原因を減らすことができます。
・便器のふち裏
・ タンクの内部
・ 壁や床
・酸性の黒カビの汚れには、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダがおススメです。酸性の汚れと中和して汚れを落としていきます。
2.石灰化した2種類の汚れの正体は!?
石灰化した汚れは、中々落ちにくく掃除をする中でも嫌がられるモノですね。実際に掃除を始めてみて、他の部分はキレイになったけど、石灰化した部分が落ちなくて掃除が嫌になるという人も少なくないと思います。
取れない汚れがあるだけで、「掃除をしてもキレイにならない・・」というマインドになって、掃除から遠ざかっていくこともありますね。
そんな石灰化した汚れ、実は落とすことができるのです!
まずは、石灰化する原因を見ていきたいと思います。スッキリ解消することで、掃除への気持ちが少し変わるかもしれませんね。
2-1.水垢が石灰化したもの
水垢は、水道水に含まれているカリウムやマグネシウムといった成分が、空気中の酸素と付着したことによる汚れです。置いておくと、濡れたり蒸発したりを繰り返すことで汚れがどんどん積み重なって、大きな固まりとなりガンコな水垢となります。
石灰化した水垢は、ゆっくり時間をかけて落としていかねければなりません。
そうなる前に・・!
こまめな日々のサッとお掃除で、手間いらずなおトイレを維持することをおススメします。
2-2.尿が石灰化したもの
尿中に含まれるカルシウムが空気中 の二酸化炭素と結合し炭酸カルシウムとなり蓄積していったものです。トイレの黄ばみ汚れのほとんどは、この尿石で、便器のフチ裏や水たまり部分の封水などに付着していることが多いです。
置いておくとガンコな汚れになり、黄ばみ汚れから黒ずんだ汚れになって、削り落とす必要が出てきます。
そうなる前に・・!!
日々のサッとお掃除をしておくと、いつでもキレイを保てます。
どうしても取れない石灰化した汚れには!!
耐水ペーパーは、洗剤でも落ちない石灰化した汚れは道具を使って落としていきます。
耐水ペーパーは、サンドペーパーの一種で、使用するときに水をつけて研磨する道具です。汚れを削り取っていくイメージで落としていきます。
〇目の粗さに合わせて種類があります
・1000~1500番(大体の汚れは落ちていきます)
・800番(強い汚れ、傷をつけないように落としていくことが必要です)
石灰化したよごれには、こちらの記事も参考になります。
トイレの黄ばみの救世主!!耐水ペーパーできになる汚れもスッキリ解消!
お掃除業で
お掃除業で、前に人が住んでいた後にそのまま入ることになったご自宅をお掃除させていただく機会が何度かあり、20年ほど前からの長年の汚れが積み重なったトイレは、水垢、尿石、黒ズミ、黒かびと全ての汚れが蓄積されていました。
何度もこすり、また削り落とすことで、長年の積もった汚れが落ちていくと、黒かったトイレがキレイな白色のトイレに変わっていきました。
日々のこまめなお掃除をしていると、汚れは溜まらず手間いらずなので、お掃除が億劫だなと感じる人には、日々のサッとお掃除がおススメです。
発想を変えてみると、思わぬ発見に出会えるかもしれませんね。
3.見えない部分が汚れの住処、気にすることがはじめの一歩♪
普段の生活では見えない部分に実は汚れが溜まっています。目に見える場所は、汚れが見つけやすいのですが、気にしてみないと見えてこないのが奥の奥の方の汚れなのです!
一度、そこの場所を気にしてお掃除をし出すと、視野が広がりお掃除に幅が出てきます。見える部分+@で、おトイレがもっと快適になりますね。
また、見えない部分のお掃除をすることで、日々の生活でも視野が広がっていきます。自分で気づく部分から、もう一歩先の面を見ることで、相手にとってうれしい気遣いをすることが出来たり、何かをもう一工夫作り出すことが出来たりと、相手のよろこびを感じる機会も多くなります。
見えない部分のお掃除が教えてくれることは、日々の生活の豊かさにも繋がります。
3-1.便器のフチ
普段の掃除ではあまり見えない部分が、便器のフチの裏。お掃除で見逃していることが多く、尿石がたまりやすい場所です。
便器の掃除の時に、もう一歩奥のフチの部分までお掃除をしていくと汚れがたまらずに快適なトイレを作ることができます。洗剤をフチ裏部分にグルっとかけてブラシで磨いていきます。
3-2.便座と便器の間
便座と便器の間には黄ばみ汚れが残っていることが多くあります。特に男性が立ってする場合、尿の飛散が間に入り込んで汚れが蓄積されていきます。
置いておくと、ニオイの元ともなるので、週に一度は便器と便座の間のお掃除をすることをおススメします。
3-3.便器と床の間
便器と床の間は、尿の飛散で汚れることが多いです。前側の汚れと後ろ側にまで汚れが潜んでいる時もあるので、全体的に見えることが大切です。
特に隙間に汚れが入り込んでしまうと、床に汚れが付着して掃除をしても中々取り切れなくなってしまうので、気になった時にお掃除をすることをおススメします。
4.まとめ
- トイレの汚れは4大パターン汚れの癖を見つけて、スッキリキレイに♪汚れの成分を知ることで、どう対処したらいいのかが見えてきます。
①水垢
水道水に含まれているカリウムやマグネシウムといった成分が、空気中の酸素と付着したことによる汚れです。
②黄ばみ
尿中に含まれるカルシウムが空気中 の二酸化炭素と結合し炭酸カルシウムとなり蓄積していったものです。
③黒ずみ
カビやほこりなどの汚れに、水道水に含まれるケイ酸塩などが結びついた汚れです。
④黒カビ
湿度75%以上、室温25℃以上で、カビの養分となる汚れが豊富であるとどんどん繁殖していきます。 - 石灰化した2種類の汚れの正体は!?
①水垢が石灰化したもの
空気中の酸素と結合して、濡れたり蒸発したりを繰り返すことでどんどん積み重なって、大きな固まりとなりガンコな水垢となります。
②尿が石灰化したもの
尿の成分がほこりなどと結合して積み重なってガンコな汚れとなってしまいます。 - 見えない部分が汚れの住処気にすることがはじめの一歩♪
①便器のフチ
尿石がたまりやすい場所です。
②便座と便器の間
便座と便器の間には黄ばみ汚れが残っていることが多くあります。
③便器と床の間
隙間に汚れが入り込んでしまうと、床に汚れが付着して掃除をしても中々取り切れなくなってしまいます
5.おわりに
汚れの性質を知ることで、いつもよりスムーズにお掃除ができるようになっていきます。
洗剤の使い分け、汚れに対してどのような道具を使えばいいのかが分かると、お掃除も楽しくなっていきますね。
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