魅力いっぱいの『発酵玄米』!冷凍しても大丈夫?保存方法をみてみましょう!!

メディアで取り上げられ、今話題の「発酵玄米」。健康や美容、ダイエット効果を期待して、主食の白米を発酵玄米に置き換える人が増えています。

ところでみなさんは、発酵玄米を作ってから食べきるまでの保存をどうされていますか?

①保温しながら食べきる
②冷凍庫で保存する

この2つのうちのどちらかだと思います。理想は「①保温しながら食べきる」ですが、3~4日間では無理!という声も聞かれます。また、発酵玄米を作ることが手間で、一度にたくさん炊いて作り置きしておきたい…という方もいらっしゃるかもしれません。

そう考えると、冷凍保存して、その都度解凍して食べることができたら理想的ですね。

発酵玄米を冷凍しても大丈夫?
解凍するにはどんな方法があるのかな?
電子レンジを使ってもいいのかな?

そんな疑問におこたえしていきましょう。


発酵玄米とは?


玄米に小豆と塩を入れて炊き、70℃前後の保温状態を保ったまま3日間ほど寝かせて、酵素を活性化させたもの。『酵素玄米』や『寝かせ玄米』と呼ばれることもあります。

玄米は白米よりも栄養価が高いため、健康や美容、ダイエットに効果的。主食の白米を玄米ごはんに置き換えたらいいのでは?と思いますよね。

ただ、玄米ごはんはパサパサとした食感や独特な香りなどから食べずらく、長続きしないという声も聞かれます。そんなお悩みを解決してくれるのが発酵玄米。

炊きあがったごはんを発酵玄米にすることで、モチモチとした食感にかわり、風味が出て食べやすくなります。さらに栄養価も増して、一石二鳥。「発酵」のパワーってすごいんです。

詳しい効果については
「話題の『発酵玄米』!!栄養素からみた玄米の魅力と、発酵玄米の8つの効果」
ダイエットの効果については
「『発酵玄米の効果』ダイエットに効果的な\5つ/の秘密!!」
を、ぜひお読みください。


ところでみなさんの中には、出来上がった発酵玄米を冷凍保存して召し上がっている方がいらっしゃると思います。魅力的な「発酵」ですが、冷凍することでせっかく良くなった食感や風味、効果がなくなってしまうんじゃないか…と心配になりませんか?


発酵玄米を冷凍しても大丈夫?


発酵玄米を冷凍すると、せっかくの栄養が失われたり、食感や味が変わってしまったり…ということはあるのでしょうか?答えを先にお伝えすると

〇解凍時の加熱によって酵素は失われますが、発酵玄米に豊富に含まれている栄養素はほぼ変わりません。

〇味的には作りたてに比べると劣りますが、保存時の工夫次第でおいしく食べることができます。

そんなに大きな影響はなさそうです。もう少し詳しくみていきましょう。

冷凍&解凍することによって栄養素はどうなるの?


発酵玄米が健康や美容、ダイエットに効果的とされる理由は、高い栄養価によるものです。

酵素は解凍時の加熱によって失われますが、玄米や小豆に含まれる栄養素、熟成によって生まれるメラノイジン、発芽玄米にしてから炊いたときに増加するGABAなどの成分は、解凍程度の加熱で大きく失われることはないので安心してください。

冷凍した発酵玄米をおいしく食べるには?


冷凍保存した発酵玄米。できるだけおいしくいただきたいですよね。冷凍をする際の\ちょっとした工夫/で、風味が変わります。一番のポイントは「できたてを急速冷凍する」ことです。

【冷凍保存の方法】
①あつあつの発酵玄米をラップに広げます
②できるだけ均一な厚さで、平たくして包みます
※こうすることで、ムラなく解凍することができます
③粗熱がとれたらチャック付き保存袋に入れて冷凍庫へ
※チャック付き保存袋に入れることで、他の食材からの臭い移りを防ぎます

【解凍時の工夫】
自然解凍ではなく、加熱する方がおいしいんです。解凍の方法については、次の項で詳しくみていきましょう。


解凍するにはどんな方法があるのかな?


冷凍した発酵玄米を解凍するには、次の4つの方法があります。それぞれにメリット、デメリットがあるので、順番にみていきましょう。

〇自然解凍する
〇蒸す
〇電子レンジで温める
〇焼きおにぎりにする


〇自然解凍する
栄養価を落とさず、手間をかけずに食べることができますが、解凍時間を見越して冷凍庫から出しておく手間と、冷たいまま食べる、味がいまいち…というデメリットがあります。

〇蒸す
低温で蒸すことで栄養価を保ったまま、温かい発酵玄米を食べることができます。ただし、一手間が必要です。

〇電子レンジで温める
手軽に温めることができて便利ですが、電磁波の影響を気にする方もいらっしゃいます。また、高温で加熱するのでタンパク質である酵素が熱変性してしまいます。

〇焼きおにぎりにする
ラップで丸めて凍らせた発酵玄米を焼きおにぎりに。凍ったまま焼くと、中まで温めるには温度調整が少し難しいののと、少し時間がかかります。また電子レンジ同様、高熱で加熱するので酵素は失われます。ただ香ばしく仕上がり、とてもおいしくいただくことができます。


電子レンジを使ってもいいのかな?


電子レンジは、発酵玄米を解凍するのに一番ポピュラーな方法だと思います。先ほどもお伝えしましたが、メリットとデメリットがあります。

電子レンジを使うことのメリットとは

電子レンジのメリットを一言でいうと、スピーディーで手軽だということ。みなさんご存知のとおり、冷凍食品を解凍したり冷えた食材をスイッチ1つで温めることができて、とても便利です。

電子レンジを使うことのデメリットとは

〇電磁波の影響が気になる
健康意識の高い友人は、電磁波の影響を気にして電子レンジを持っていません。極力避けたいという方はいらっしゃるのではないでしょうか。
〇高温で加熱すると、タンパク質である酵素が熱変性してしまう

電子レンジで温める際の工夫


冷凍した発酵玄米を温める際、「解凍モード」を使うよりも「あたためモード」を使った方がおいしく仕上がります。ぜひお試しくださいね。

私はデメリットを気にして、極力電子レンジを使わないようにしていましたが、忙しい日々の生活の中では、時短も大切。

まずはできるだけ保温期間中に食べるように心がけ、食べきれないときは冷凍保存して、余裕があるときは蒸したり焼きおにぎりにしたり。時間のないときは電子レンジで温めるなど、ゆるーく発酵玄米生活を楽しんでいます。

【発酵玄米を保温しながら食べきる際のポイント】
冷凍保存せずに、保温しながら食べきる際のポイントをまとめておきますので、参考になさってくださいね。

■何日間保温して大丈夫?
おいしく食べるには3~5日。消化のしやすさや甘みは保温日数に比例して増すといわれていますが、長期間保存しているとご飯の表面が乾燥したり、やわらかくなりすぎてベチャッとしてしまったりと食感が悪くなっていきます。長くても10日程度で食べきるようにしましょう。異臭がする場合は食べるのをやめましょう。

■保温期間中に気を付けることってある?
基本的には、保温を続ける場合は腐敗菌が殺菌されるため、腐ることはないとされています。理想は72℃~74℃を保つこと。ただ、高温に強い雑菌も存在しますので、炊飯器の蓋をあけっぱなしにする、雑菌のついたしゃもじを入れるなどの行為は避けましょう。

■保温期間中の電気代が気になるんだけど…
一般的な炊飯器では1時間の保温で0.4円ほど。3日間(72時間)保温すると28.8円です。

まとめ

  • 発酵玄米を作ってから食べきるまでの保存方法は?
    ①保温しながら食べきる
    ②冷凍庫で保存後、解凍して食べる
  • 冷凍庫で保存した際の影響は?
    〇栄養素的には解凍時の加熱によって酵素は失われるが、発酵玄米に豊富に含まれている栄養素はほぼ変わらない。
    〇味的には作りたてに比べると劣るが、保存時の工夫次第でおいしく食べることができる。
  • 解凍する方法は?
    〇自然解凍する
    〇蒸す
    〇電子レンジで温める
    〇焼きおにぎりにする
    ※それぞれにメリット&デメリットがある

おわりに

「発酵玄米の作り方」、「発酵玄米の効果」などを別記事でまとめています。なぜダイエットに効果的なのか?についても詳しくかいていますので、ぜひ参考にしてください。
健康や美容、ダイエットに魅力的な『発酵玄米』。ぜひご家庭で作ってみてくださいね!!

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