乳酸菌たっぷり『発酵大根』で美肌に!!美容に効果的な理由って?

発酵大根は、大根に塩を加えて発酵させたもの。大根には、美容に効果的な栄養素がたくさん含まれています。さらに発酵させることで、乳酸菌のチカラが加わります。

発酵食品と言えば、整腸作用。『腸活』という言葉が流行るほど、腸を整えることは大切です。発酵食品を摂るようになってからお肌の調子も良いですし、病院知らずになりました。健康や美容に欠かせません。

今回は、「美容効果」に注目したいと思います。発酵大根できれいに!!ぜひ参考にしてくださいね。

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『発酵大根』ってなに?


『発酵大根』ってなに?

それでは早速、『発酵大根』の作り方をご紹介します。材料は大根と塩の2つだけ。作り方も次の3ステップ。とてもシンプルなんです。

〇大根をカットして
〇分量の塩と水を入れて混ぜ
〇発酵させるだけ!!

大根はもともと冬の野菜ですが、年中スーパーで売られているので入手しやすいですね。お値段もお手頃。生のままでも、火を通しても美味しくいただくことが出来ます。

大根にはたくさんの栄養が含まれていますが、発酵させることでさらにパワーアップ。自分で発酵させるというのはハードルが高そうですが、ポイントをおさえれば簡単です。

詳しい作り方については「乳酸菌たっぷり『発酵大根』の作り方!2つの材料&3ステップで簡単に!!」をご覧ください!!


発酵大根を手作りすることのメリットとは?

『発酵大根』を作るメリットって何でしょう?私は次の3つだと思っています。

①安心&安全である
②発酵させることで、栄養価が高まる
③おいしい!!

市販の商品は、大量生産が必須。また流通上、一定の品質を保持しなければなりません。そのために材料が遺伝子組み換えだったり、添加物が入っていたりするものが多いです。その点、手作りだと原材料にこだわれるうえ、製造過程が目に見えるので安心していただくことができます。

また、もともと栄養価の高い大根ですが、発酵させることで得られる効果・効能がさらに高まります。そして何よりもコクや旨味があって、本当においしいんです!!なますや漬物がわりに。味噌汁やスープに入れて。程よい酸味がクセになりますよ。

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大根のチカラ


美容に効くという理由の一つが、大根に含まれる栄養素。特に次の4つが大きく関係しています。それぞれの効果をみてみましょう。

①食物繊維のチカラ
②アミラーゼのチカラ
③イソチアネートのチカラ
④ビタミンCのチカラ

①食物繊維のチカラ

大根は水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維の両方を含んでいます。大根100gあたり食物繊維は1.4g。その内訳は水溶性食物繊維 0.5 g、不溶性食物繊維 0.9 gです。

・水溶性食物繊維のはたらき
食べすぎを防ぐ
・不溶性食物繊維のはたらき
老廃物の排泄をスムーズに促す

②アミラーゼのチカラ

整腸剤にも使用されるアミラーゼは、整腸効果や胃液分泌を促進させる効果が期待できます。アミラーゼはでんぷんの消化酵素。 消化をスムーズにすることで、美容にも嬉しい効果をもたらしてくれるのです。

また、新陳代謝を活発にする働きも。新陳代謝が良くなるとシミやシワ、ニキビなどのトラブル解消につながります。

③イソチアネートのチカラ

大根に含まれる辛味成分イソチオシアネートには抗酸化作用や、代謝をアップさせる働きがあります。

どうして「抗酸化=アンチエイジング」なの?

老化は、活性酸素が血管や内臓の細胞を酸化させることで起こります。抗酸化とは、この活性酸素を除去することです。若々しさを保つアンチエイジングは抗酸化物質を摂取することで促進できます。

④ビタミンCのチカラ

ビタミンCにも抗酸化作用があり、活性酸素の発生を抑えたり、働きを弱めたりしてくれます。 また、コラーゲンの生成を助けてメラニンの生成を抑える作用もあるんです。

メラニンとは?

シミ・そばかすの原因物質。メラニン合成が抑えられることでシミ・そばかすの予防になります。



大根をより効果的に摂る方法とは?


美容に適している大根。その効果を最大限に活かす摂り方をみていきましょう。

①生で食べる
②皮をむかずに食べる
③大根おろしにして食べる
④摂り過ぎに注意する

①生で食べる

でんぷんの消化酵素であるアミラーゼは、熱に弱いんです。酵素は48℃以上で死滅してしまいます。また、辛み成分であるイソチオシアネートにも、熱に弱いという性質が。加熱するよりも生でいただくことをオススメします。

②皮をむかずに食べる

大根の皮には、ビタミンCを守ってくれるルチンという成分が含まれています。

③大根おろしにして食べる

先ほど紹介したイソチオシアネートは、大根の細胞が壊れることでより多く作られます。大根おろしにすると、細胞がより壊れた状態になります。

④摂り過ぎに注意する

胃腸に良い消化酵素「アミラーゼ」の摂り過ぎは、腹痛に。便秘解消に効く「食物繊維」を摂り過ぎると、下痢に。消化酵素である「ジアスターゼ」と辛み成分である「アリル化合物」は胃酸の分泌を促しますが、過剰摂取は胃酸過多となり、胃を痛めてしまいます。

生でいただく場合、300g程度が適量だと言われています。



美容と腸との関係って?


なぜ腸内環境を整える必要があるの?

美容効果を得るために、なぜ腸内環境を整える必要があるのでしょうか?その答えは

①便秘になると有毒ガスや活性酸素を発生し、肌荒れにつながってしまうから
②腸内環境が整うと、美肌や美髪に必要な栄養をしっかり吸収できるから


腸内環境が整っている状態とは?

腸内環境は、腸内に存在する細菌によって決まります。腸内には約500〜1,000種類、約100兆個もの細菌が存在していて、それらが健康や美容に深く影響しています。

腸内細菌は「善玉菌・悪玉菌・日和見菌」の3つに分類され、 2:1:7の割合を維持できた状態が理想的だと言われています。

〇善玉菌
悪玉菌の侵入や増殖を防ぎ、腸の運動を促す菌
(ビフィズス菌など)

〇悪玉菌
腸内で有害物質を作り出し、お腹の調子を悪くする菌
(ウェルシュ菌など)

〇日和見菌
善玉菌と悪玉菌のうち、数が多いほうの味方につく菌


腸内環境が悪化するとどうなるの?

腸内環境が悪化すると、便秘になります。便秘をして肌が荒れた経験はありませんか?そのメカニズムをみていきましょう。

便秘になると腸内に悪玉菌が増加し、 アンモニア、フェノール、硫化水素などの 有害物質が生成されます。便として体外に排出することができないため、 腸壁から吸収されて血液に溶け、全身へと運ばれてしまいます。

最終的にカラダは、その有害物質を汗や皮脂などと一緒に毛穴から外へ排出しようとします。老廃物が肌の角質や皮脂と結び付き、肌荒れや吹き出物となってしまうんです。

また、腸は言わずと知れた栄養を吸収する臓器です。腸内環境が悪化すると、美容に必要な栄養を吸収できなくなってしまいます。



腸内環境を整える発酵食品


腸内環境を整える2つの方法とは?

腸内環境を整えるには、次の2つの方法があります。

①善玉菌そのものを摂取して補う方法
②善玉菌のエサを摂って腸内細菌を育てる方法


発酵食品のチカラって?

先ほど挙げた2つの方法について、発酵大根がどのようにチカラを発揮するのか、みていきましょう。

①善玉菌そのものを摂取して補う方法

発酵大根には、善玉菌がたっぷり含まれています。乳酸菌は、乳酸を作り出すことで 腸内を酸性に保ち、 悪玉菌の増殖を抑制して腸内環境を改善します。

②善玉菌のエサを摂って腸内細菌を育てる方法

乳酸菌は生きて腸に届かなくても、 腸に棲みついている乳酸菌のエサになり、腸内環境のバランスを善玉菌優位にします。

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上手に乳酸菌をとる方法 Q&A


とにかく乳酸菌パワーは、すごいんです!!せっかくなら、乳酸菌を「効果的に摂りたいなぁ」と、思いませんか?Q&Aでみていきましょう。


乳酸菌の効果的な摂り方って?

Q. 乳酸菌をとり続けると、どのくらいで効果が実感できますか?
A.  便秘の改善、整腸作用は、2週間くらい。免疫力を上げるには、3ヶ月くらい。多くのメーカーの実験で、3か月という結果が出ています。

Q. 乳酸菌の摂取量の目安は、ありますか?
A.  特に決まっていませんが、人間の腸内には100兆くらいの乳酸菌が存在しています。その数を考慮すると、生菌で一日数百億くらい、死菌でその2-3倍程度を摂取しておいたほうが良さそうです。また、1日のうち、まとめて摂っても、 小分けにして摂っても、体内に入る菌の量やはたらきは同じです。

Q. 乳酸菌を摂取するのにおすすめの時間帯はありますか?
A.  乳酸菌は薬ではなく、食品です。基本的には好きな時間で良いでしょう。

Q. どのくらいの期間、摂り続けたらいいですか?
A.  乳酸菌は、摂取すると、少しずつ体内に蓄積されていきますが、やめると、ゆるやかに減少していきます。 長く続けることが大切です。

 Q. 加熱したら、乳酸菌は死滅するの?
A.  50℃以上で徐々に死滅、70℃では、1分もたたないうちに死滅します。生きた菌(生菌)と、死んだ菌(死菌)については、もう少し詳しくみていきましょう。


生菌と死菌って?



生菌の一部は生きたまま腸に届き、腸内環境を整えます。死菌でも、生菌の半分くらいの菌数の効果は期待できます。さらに死菌は、以下の理由で注目されているんです。

〇腸に棲みついている乳酸菌のエサになり、腸内環境のバランスを善玉菌優位にする。

〇血中コレステロール値を下げるはたらは生菌と同じ・免疫を高める効果がある。

つまり、生菌も死菌も、求める効果によって「それぞれに役割がある」ということですね。



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まとめ

  • 『発酵大根』ってなに?
    その名の通り大根を発酵させたもの。
  • 大根が美容に効果的なワケは?
    ①食物繊維のチカラ
    ②アミラーゼのチカラ
    ③イソチアネートのチカラ
    ④ビタミンCのチカラ
  • 大根を効果的に摂る方法とは?
    ①生で食べる
    ②皮をむかずに食べる
    ③大根おろしにして食べる
    ④摂り過ぎに注意する
  • 美容と腸との関係って?
    なぜ腸内環環境を整える必要があるの?
    ①便秘になると有毒ガスや活性酸素を発生し、肌荒れにつながってしまうから
    ②腸内環境が整うと、美肌や美髪に必要な栄養をしっかり吸収できるから
  • 腸が整っている状態って?
    腸内細菌は「善玉菌・悪玉菌・日和見菌」の3つに分類され、 2:1:7の割合を維持できた状態が理想的だと言われている。
  • 腸内環境を整える2つの方法とは?
    ①善玉菌そのものを摂取して補う方法
    ②善玉菌のエサを摂って腸内細菌を育てる方法
  • 発酵大根のチカラ
    ① 乳酸菌が乳酸を作り出すことで 腸内を酸性に保ち、 悪玉菌の増殖を抑制して腸内環境を改善する。
    ②乳酸菌は生きて腸に届かなくても、 腸に棲みついている乳酸菌のエサになり、腸内環境のバランスを善玉菌優位にする。
  • 乳酸菌の効果的な摂り方とは?
    ・便秘の改善、整腸作用などであれば、おおよそ2週間くらい。
    ・免疫力を上げるには3ヶ月くらい。
    ・一日数百億くらいの菌数を目安として摂取
    (死菌だとその2-3倍程度)
    ・基本的には好きな時間に食べてOK
    ・乳酸菌の効果を得るには長く続けることが大切
  • 高温に弱い乳酸菌
    50℃以上で徐々に死滅、70℃では、1分もたたないうちに死滅する。




おわりに


大根は元々、カラダに良い食べ物。それを発酵させることで得られるメリットは大きいです!!栄養価が高まり、効果・効能が増え、保存性が良くなり、そして何よりも旨みが増します。まさに良いことづくめですね。

市販されている発酵食品は、材料が遺伝子組み換えだったり、添加物や保存料が入っていたりしているものが多いです。その点手作りの発酵大根は、材料も製造過程も目に見えるので安心なんです。

「発酵生活はハードルが高いわ…」と思われがちですが、ポイントさえおさえれば作り方は至って簡単。ぜひ、今回の記事を参考にして、作ってみてくださいね!!



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