乳酸菌たっぷり『発酵大根』の作り方!ヨーグルトメーカーで簡単に!!

大根に塩を入れて発酵させる『発酵大根』。大根の栄養価に乳酸菌のチカラが加わることにより、カラダに良い作用をもたらします。健康にも、美容にも、ダイエットにも効果を発揮!!すぐにでも食べたくなりませんか?

残念ながら市販されていないので、手作りするしかありません。ふつうは常温で発酵させるのですが、もっと簡単に早く作れないかと思い、ヨーグルトメーカーを利用してみました。

〇ヨーグルトメーカーを使った発酵大根の作り方って?
〇ヨーグルトメーカーってなぜ便利なの?

その機能などについても説明していきますね。発酵食品を「もっと手早く作りたい!!」という時は、ぜひヨーグルトメーカーに頼りましょう。

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ヨーグルトメーカーを使った『発酵大根』の作り方って?


それでは早速、『発酵大根』の作り方をご紹介します。材料は大根と塩の2つだけ。作り方も次の3ステップ。とてもシンプルなんです。

〇大根をカットして
〇分量の塩と水を入れて混ぜ
〇発酵させるだけ!!

【材料】

①大根  400g
②塩   大さじ1.5
③水   600mℓ

【準備するもの】

〇まな板
〇包丁
〇 ヨーグルトメーカー

【作り方】

大根の下ごしらえをする

〇大根を洗い、皮をむきます。
〇食べやすい大きさにカットします。

大根はいちょう切りでも、たんざく切りでも、棒状でも、お好みで大丈夫です。私は味噌汁やスープに入れることが多いので、いちょう切りにしました。

家庭菜園でとれた無農薬の大根を使います。

今回はいちょう切りに。


②大根を ヨーグルトメーカーの専用容器に詰める

〇 ヨーグルトメーカーの専用容器をあらかじめ煮沸消毒しておきます。
〇カットした大根を専用容器に入れます。

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ヨーグルトメーカーの専用容器


③塩と水を入れます

〇分量の塩と水を入れて、よく混ぜます。

大根が塩水にプカプカ浮くように漬けます。

私はミネラル成分を多く含む天然塩を使っています。材料にこだわれるのが、手作りのいいところですね。

お水も水道水ではなく、浄水で。

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ヨーグルトメーカーにセットします。



④発酵させます

〇専用容器のふたを閉めます。
〇ヨーグルトメーカーにセットします。
〇35度20時間に設定します。

ヨーグルトメーカーにセットしてスイッチオン。完成したら、あらかじめ煮沸消毒しておいた保存瓶に移します。

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できあがりを保存瓶に移しました。



⑤冷蔵庫で保存します


保存期間は冷蔵で約1か月間と言われています。次のような違和感を感じたときは、雑菌が混入している可能性が高いので、口にせず、廃棄してください。

〇悪臭がする
〇カビが生えている
〇明らかに変な味がする

ちゃんと判断できるかどうか、不安に思う方もいらっしゃると思います。私の経験からいくと、腐敗している場合にはかなりの悪臭を放ちます。本来は甘酸っぱい香りがするはずなので、臭いということはありえません。 

発酵食品は、理論上では腐らない!?

理論上では、発酵食品は腐らないとされています。なぜなら、発酵菌と腐敗菌では発酵菌のほうが強く、発酵菌でいっぱいになっているところには腐敗菌が入るこむ余地がないからです。

これを「菌の拮抗作用」と呼びます。ただし、あくまでもきちんと管理したうえでのこと。一般家庭においては、衛生状態などはそれぞれなので注意が必要です。

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成功か失敗かの見極めは?



発酵食品を作っていると、完成しているのかどうなのか判断に迷う時があります。成功の場合は次の状態になります。

〇蓋を開けたときに、「プシュッ」という炭酸の音がする。
〇甘酸っぱいニオイがする。


蓋を開けたとたん、容器内に充満したガスで中身があふれたり、飛び散ることがあります。初めて開けるときは、様子をみながら緩めましょう。炭酸飲料と同じように、蓋を開ける前に容器を振ったり、揺すったりすることはやめた方がいいです。

ヨーグルトメーカーを使用する場合ほぼないとは思うのですが、ふたを開けたときに万が一腐敗臭がしたら、雑菌が繁殖している可能性が高いです。残念ながら新しく作り直してください。発酵しているのを確認したら、あらかじめ消毒しておいた保存容器に移して完成です。




ヨーグルトメーカーはなぜ便利なの?


ヨーグルトメーカーを使うと、発酵大根がより簡単に作れます。それは、なぜなのでしょうか?答えは簡単。スイッチひとつで、発酵に適した一定の温度を保ってくれるからなんです。


発酵ってなに?

発酵とは、微生物(酵母・カビ・細菌など)の働きによって、有機物(タンパク質・デンプン・糖など)が分解され、別の物質に変化することをいいます。発酵の過程で、もともと大根に含まれていた乳酸菌が培養され、増えるんです。

発酵食品にすることのメリットは?

〇うまみが加わります。
〇保存性がよくなります。
〇栄養価が加わります。
〇消化・吸収がよくなります。


なぜヨーグルトメーカーを使うの?

ヨーグルトメーカーは、材料を混ぜ合わせて発酵させる過程で使います。発酵食品をつくる際、発酵時の温度管理がなによりも大切です。その理由は、発酵には適温があるから!!発酵大根は乳酸がカギ。乳酸菌には最も活動しやすい温度があるので、発酵中はそれを保つことが必要です。

ところが実際には、一定の温度をキープし続けるのは難しいですよね。その点ヨーグルトメーカーがあれば、つねに一定の状態に保って、理想的な発酵食品に仕上げてくれます。適した温度と時間をセットして、スイッチを押すだけ。オートで仕上げてくれるから、らくちんです!!


乳酸菌の適温は?

何度に設定するか?は、とても大切です。ところが、「発酵大根」「ヨーグルトメーカー」というワードで検索をしても、ほとんど情報が出てきませんでした。そこで、自分なりに試行錯誤してみることに。

一般的に、乳酸菌が最も活性化するのは40度と言われています。一回目は40度&8時間で設定したのですが、失敗しました。蓋を開けても、全くガスが発生しておらず、味にもほとんど変化がありませんでした。

乳酸菌にはたくさんの種類があり、その性質や形はさまざま。適温も微妙に違うんですね。少しずつ温度や発酵時間を変えて試したところ、たどり着いたのが「35度20時間」でした。

使われているヨーグルトメーカーによって、保温状態に若干違いがあるようなので、今回の記事を参考にしながら、適温を探ってみてください。



ヨーグルトメーカーってどんなもの?


便利なヨーグルトメーカー。購入を検討されている方のために、どのような特徴があるのかをご紹介しましょう。

〇温度設定ができる
〇タイマー機能がある
〇手ごろなお値段で買える
〇コンパクトサイズである
〇ヨーグルト以外の発酵食品も作ることができる


〇温度設定ができる

ヨーグルトメーカーは、メーカーや機種にも寄りますが、大体25~70度に温度設定ができます。発酵させる食品によって、最適な温度が異なるうえ、菌によっては温度によって死滅してしまうので、温度設定はかなり重要。

炊飯器の保温機能を使うという手もありますが、最高で74度まであがってしまうことがあるので、一定の温度を保ち続けることがなかなか難しいんです。

※メーカーごとに若干異なりますので、お持ちの炊飯器の説明書をご確認ください。


〇タイマー設定ができる

タイマー設定ができると、発酵に必要な時間保温し続けることができ、しかも自分のスケジュールに合わせてできあがりの時間を決められるので、便利ですね。


〇手ごろなお値段で買える

ヨーグルトメーカーのお値段は、だいたい2500円~10000円。実店舗でも、ネットショップでも購入可能です。


〇コンパクトサイズである

ヨーグルトメーカーはそんなに大きいものではないので、置き場所はとりません。


〇ヨーグルト以外の発酵食品も作ることができる

ヨーグルトのほかに、甘酒、発酵玉ねぎ、お味噌など様々な発酵食品を作ることができます。


〇その他

牛乳パックごとセットできるものがほとんどです。納豆を作るときなど、牛乳パックを使うとそのまま捨てることができるので、らくちんです。



まとめ

  • 『発酵大根』の作り方って?

    〇材料は大根と塩と水の3つ。

    〇手順は次の3ステップ。
    ①大根を洗ってカットして
    ②分量の塩と水を入れて混ぜ
    ③発酵させるだけ!!
    35度20時間でセットする。
  • ヨーグルトメーカーはなぜ便利なの?

    〇菌によって発酵に適した温度がある。発酵きのこでは35度
    〇発酵に適した温度をスイッチ1つでキープしてくれるから。
  • ヨーグルトメーカーってどんなもの?

    〇温度設定ができる。
    〇タイマー機能がある。
    〇手ごろなお値段で買える。
    〇コンパクトサイズである。
    〇ヨーグルト以外の発酵食品も作ることができる。



おわりに


大根は元々、カラダに良い食べ物。それを発酵させることで得られるメリットは大きいです!!栄養価が高まり、効果・効能が増え、保存性が良くなり、そして何よりも旨みが増します。まさに良いことづくめですね。

市販されている発酵食品は、材料が遺伝子組み換えだったり、添加物や保存料が入っていたりしているものが多いです。その点手作りの発酵大根は、材料も製造過程も目に見えるので安心なんです。

「発酵生活はハードルが高いわ…」と思われがちですが、ポイントさえおさえれば作り方は至って簡単。ぜひ、今回の記事を参考にして、作ってみてくださいね!!

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