本当に美味しい!! さまざまなバリエーションで味わうことが出来る魅力的なかんずりの食べ方をお伝えします♪
一度、食べ始めたら止まらず、また食べたくなってしまうかんずりはうま味がギュッと詰まった辛味発酵調味料です。
「作ってみたけど、でも一体どうやって食べたらいいの?」と疑問に思う人も少なくないと思います。定番のお肉やお魚に添える以外にもアレンジ方法はたくさん、実はかんずりの魅力はとても奥深いのです。
柚子の風味と塩こうじのコクが合いまった「かんずり」は辛味がある中にも爽やかさを感じることが出来る調味料です。
いつもの定番の料理もかんずりを隠し味に少し入れるだけで、風味の違う味を楽しむことが出来ます。
いつもの定番の料理もいいけど、たまに冒険してみるのも楽しいですね!
そのまま付けたり、定番の料理の味付け、うどんやお蕎麦のお汁に。
いろんなバリエーションで楽しめる「かんずり」は魅力いっぱい!!
それでは、かんずりの美味しさを存分に楽しめるアレンジ方法をお伝えします♪
この記事の目次
- 1.かんずりって何だろう?
- 2.自宅で簡単かんずりの作り方
- 3.かんずりの効果効能
- 4.かんずりってどんな味?
- 5.種類が豊富なかんずりとは?
- 5-1.吟醸生かんずり6年仕込み
- 5-2.かんずり酒盗
- 6.かんずりは万能調味料
- 7.まとめ
- 8.おわりに
1.かんずりって何だろう?
世界的にみても珍しい、新潟県妙高市で作られている唐辛子を発酵させた辛味調味料です。一年で一番寒い時期に仕込まれることから「寒造里」とも書かれます。
まず始めに、塩漬けにした唐辛子を雪の上に一度さらして天日干しにする「寒ざらし」を行います。寒ざらしは、3~4日ほど天気の良い日に行います。雪に置いておくことで、唐辛子のアクが抜けて甘味と旨味が増すのです。
その後、唐辛子を雪の中にさらした後にすり潰して、米糀と柚子、塩を混ぜ合わせて約3年間発酵熟成させます。妙高市は長野県に隣接していて、特別豪雪地帯とされるほど厳しい寒さの地域、冷え切った身体を温めるために食べていたと言われています。「西の柚子胡椒、東のかんずり」と言われているのだそう。
かんずりについての詳しい内容はこちらです♪
新潟県の辛味調味料「かんずり」の魅力に魅せられて♪旨味がギュッと詰まった美味しさの秘訣は?
2.自宅で簡単かんずりの作り方
自宅で簡単に作れるかんずりは、混ぜて置いておくだけ♪
一週間経つと旨味がギュッと詰まった美味しいかんずりが完成します。
冬のお鍋にぜひどうぞ。
かんずりの材料
唐辛子 150g
塩糀 150g
柚子 小1
作り方
①塩こうじを作っておきます。
・塩こうじの作り方
米糀 200g
塩 70g
水 250ml
全ての材料を混ぜて、10日ほど置いておきます。(1日1回混ぜます)
②柚子をすりおろす
③唐辛子、塩こうじ、ゆずを混ぜ合わせます
④一週間ほどで完成
3.かんずりの効果効能
かんずりに含まれる唐辛子にはカプサイシンが含まれていて幸せ物質であるアドレナリンの活性化を促してくれるため、幸福感を感じやすくなります。そして、基礎代謝がアップして脂肪燃焼や代謝の促進、身体や胃腸を温める効果もあるため腹痛などの予防にも効果的です。食欲を増進させる効果も期待できるので、夏バテにはとても最適です。
効果効能についての記事はこちらをご参照下さい♪
発酵辛味調味料の「かんずり」の効果効能は?美味しいだけじゃなかった血行を促進し、免疫力アップのうれしい効果も♪
4.かんずりってどんな味?
見た目は赤くて辛そうに見えますが、一度食べてみると辛味も抑えられたまろやかなかんずり。その理由はかんずり作りでのひと手間加えた工程にあります。
かんずり作りのでの大きなポイントは「寒ざらし」、冬の雪が降る時期に一面に唐辛子を撒いていきます。1~2か月の間で15回ほどこの工程を行っていくのです。寒ざらしをすることで雪の重みでアクが抜け、辛味が落ち着いてまろやかな味へと変わります。糀が含まれることで味に奥深さが出て、柚子が加わることで爽やかさが増し、辛みを感じる中にもさまざまな旨味が凝縮されています。
5.種類が豊富なかんずりとは?
かんずりは通常のものの他にさまざまな種類があります。
6年モノのかんずりはうま味もコクも増して、角が取れてまろやかな旨味へと変わっていきます。お酒のあてに作られた「かんずり酒盗」は、晩酌にもおススメの一品。
どんな旨味を味わうことが出来るのか見ていきましょう。
5-1.吟醸生かんずり6年仕込み
通常の「かんずり」は3年間の熟成発酵させたものですが、糀の発酵をそのまま持続させてその倍の6年という時間をかけて発酵させたものです。通常のかんずりに比べて、深いコクと角が取れて滑らかな舌触りと柚子の香りが強いのが特徴的です。高級料亭でも使われることがあります。
5-2.かんずり酒盗
お酒のあてに作られた「かんずり酒盗」。
カツオの内臓で作られた塩辛のことで、発酵熟成された食べ始めるとお酒がどんどん進んでいくことから「酒盗」と名付けられました。ご飯にも合う一品で自宅の晩酌にもおススメです。辛みも程よく唐辛子のさわやかな香りが引き立っています。かつおの内臓の塩辛のかつお酒盗を使い熟成したもので、醤油では出し切れないコクがあり、引き締まった味わいのかんずりです。
6.かんずりは万能調味料
かんずりは万能調味料なので、さまざまな料理に使うことが出来ます。鍋物に入れたり、七味の代わりに使ったり、お味噌汁に入れると身体をポカポカと温めてくれます。
おかずに添える
お肉やお魚を食べる時に少し添えたり
納豆やおでんのカラシの代わりに添えたり
うどんや丼ものなどの七味の代わりに添えたり
刺身などのわさびの代わりに使うことも出来ます。
また、お味噌汁などのちょっとしたアクセントにも使うことが出来ます。
お鍋や汁物と一緒に
そばやうどんの中に入れる
天ぷらなどのつゆの中に入れる
すき焼きやカニ鍋、カキの中に入れる
しゃぶしゃぶのポン酢の中に入れる
定番の料理のお供に
肉じゃが
きんぴらごぼう
ブリ大根の味付けに
漬け込む
かんずり醤油に、キュウリや大根などを漬けこみます
かんずりの万能ダレ
〇かんずり醤油
醤油に少しかんずりを混ぜます。
量はお好みで♪
お刺身や、冷ややっこにもおススメです。
〇かんずり万能ダレ
醤油3:砂糖2:みりん1:かんずり1で混ぜ合わせます。
揚げたお餅に絡める
〇かんずりマヨネーズ
マヨネーズにかんずりを少々混ぜる。
少し辛味のあるポテトサラダやスティック野菜に
7.まとめ
- かんずりって何だろう?
世界的にみてもめずらしい新潟県妙高市で作られている唐辛子を発酵させた辛味調味料です。 - 自宅で簡単かんずりの作り方
自宅で簡単に作れるかんずりの作り方です。 - かんずりってどんな味?
見た目は赤くて辛そうに見えますが、一度食べてみると辛味も抑えられたまろやかなかんずり。 - 種類が豊富なかんずり
通常のかんずりの他に、6年仕込みのかんずり、お酒のあてに作られた「酒盗」などのかんずりなどまた、一味違った味を楽しむことが出来ます。
・吟醸生かんずり6年仕込み
通常の「かんずり」は3年間の熟成発酵させたものですが、糀の発酵をそのまま持続させてその倍の6年という時間をかけて発酵させたものです。
・かんずり酒盗
お酒のあてに作られた「かんずり酒盗」。カツオの内臓で作られた塩辛のことで発酵熟成されたものです。 - かんずりは万能調味料
かんずりは万能調味料なので、さまざまな料理に使うことが出来ます。鍋物に入れたり、七味の代わりに使ったり、お味噌汁に入れると身体をポカポカと温めてくれます。 - そのまま使う
どんなものにも合うので、
・お肉やお魚を食べる時に少し添えたり
・つゆと一緒にそばやうどんの中に入れる
・定番の料理のお供に肉じゃが - 漬け込む
かんずり醤油に、キュウリや大根などを漬けこみます
かんずり醤油醤油に少しかんずりを混ぜます。 - かんずりの万能タレ
・かんずり醤油
醤油に少しかんずりを混ぜます。
量はお好みで♪
・かんずりの万能ダレ
和洋中どんな料理にも合う万能ダレです。
醤油3:砂糖2:みりん1:かんずり1
・かんずりマヨネーズ
マヨネーズにかんずりを少々混ぜる。
8.おわりに
野菜に添えたり、お肉やお魚に付けたりと美味しく食べていたけれど、さらに美味しく食べるアレンジ方法を知ることで、料理が幅広くなりますね。
冬の時期には少し口に含むことで身体がぽかぽかあったかく、寒さをしのぐのにも役立ちます。
作るのはとっても簡単、少し辛味のある調味料が欲しいなという時はパッと混ぜておくだけ。保存期間も1年もつので、常備の調味料としてもとても重宝します。
日頃の定番の料理のお供から、お肉やお魚にそっと添えて食べたりといろいろとアレンジして食べれますね♪
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