2つの材料&2つのステップで作れちゃう!おいしくて体にも良い『発酵バター』の作り方
「バターは好きだけど、なんとなく体に悪いイメージがあって…」という声をよく聞きます。
私も「脂肪のかたまりだから太りそう」「コレステロール値が高いしなぁ」と、食べることを躊躇していました。
ところが!!実はバターには魅力的な栄養がいっぱい。発酵させることでさらにその効果が高まるんです。
しかも、発酵バターは手作りすることができるんですよ。「発酵食品を自分で作るなんて、ハードルが高いわ」と思っていましたが、意外に簡単。
市販のものもありますが、自分で作ると原材料がみえて安心感があるうえに、お財布にも優しくて、いいことずくめですね。
〇発酵バターって?
〇発酵バターを作ってみよう
〇発酵バターを作るときのコツ
順番にみていきましょう。
この記事の目次
- 1.発酵バターって?
- 2.発酵バターをつくってみましょう
- 3.発酵バターを作るときのコツ
- 4.まとめ
- 5.おわりに
発酵バターって?
一言でいうと、発酵させたバターのこと。発酵バターと通常のバターはなにが違うのかをみてみましょう。
発酵バターと通常のバターの違いって?
バターには、製法の違いによって次の2種類があります。
〇非発酵バター(甘性バター)
クリームをかき混ぜて、乳脂肪分を分離させることで作られます。
〇発酵バター
クリームに乳酸菌を混ぜて、発酵させてから作ります。
スーパーなどで売られている一般的なバターは、非発酵バター(甘性バター)です。
さらにお塩が入っているか、入っていないかで有塩バターと無塩バターとに分けられます。
■発酵バターの効果とは?
バターは乳製品なので、カルシウムが含まれています。さらに魅力的なのは、ビタミンが豊富に含まれていること。
皮膚や粘膜を健康に保つビタミンAは、なんと牛乳の12倍なんです!!
そしてバターに含まれる脂肪酸が、他の油脂とは異なる「短鎖脂肪酸」や「中鎖脂肪酸」だということ。
さらに乳酸菌を加えて発酵させることで、乳酸菌の効果もプラスされて、健康にも、美容にも、ダイエットにも効くスーパーフードになるんです!!
詳しい効果については、「おいしくて魅力がいっぱい!!『発酵バター』の効果・効能って?」を参考にしてください。
■発酵バターの魅力って?
発酵バターにすることで、通常のバターよりも風味とコクが増します。
パンにぬって食べることはもちろん、お菓子作りやバターソテーなどのお料理に使うことをオススメします。
発酵バターをつくってみましょう
発酵バターは、「2つの材料&2ステップ」で手作りできるんです!!
発酵バターは、生クリームとヨーグルトの2つの材料があれば、作ることができます。有塩にしたいときは、お塩を加えます。
作り方は大きく分けると2ステップ。「生クリームにヨーグルトを混ぜて発酵させ→撹拌する」だけ。
ただ、行程は単純ですが、作業には少し根気が必要。手作りした発酵バターはとてもおいしいので、ぜひ挑戦してくださいね!!
【材料】
できあがり約180g
〇生クリーム 400㎖
※動物性のもの
※乳脂肪分45%以上
〇ヨーグルト 大さじ2
〇塩(有塩にする場合)
【作り方】
①生クリームにヨーグルトを混ぜます。
②発酵させます(40度で約6時間)。
③冷蔵庫で寝かせます(1~3日間)
④ハンドミキサーで混ぜます。
乳清は栄養価が高いうえ、カロリーが低いので、捨てないで活用してください。牛乳のかわりにお料理に入れたり、飲んだりしてもいいですよ。
発酵バターを作るときのコツ
使用する生クリームの種類は?
使用する生クリームは、動物性のもの。脂肪成分が高いものを使います。ほとんどのサイトでは、45%のものを使用していました。
「乳脂肪分35%でも作ることはできるのかな?」と思い、試してみた結果、作ることができました。ただし、撹拌に時間がかかるのでご注意ください。
発酵の方法は?
発酵の方法には次の2通りがあります。
〇ヨーグルトメーカーを使って発酵させる。
〇室温で発酵させる。
室温で発酵させる場合、季節にもよりますが、ラップをして半日~一日半くらいおきます。マヨネーズくらいの固さになったら、冷蔵庫に入れます。
補足乳酸菌の発酵に適した環境とは?
40度前後が最適です。室温を40度に保つことは難しいので、一定の温度を保ってくれるヨーグルトメーカーがあると便利ですね。
ちなみにわが家は、炊飯器についている「ヨーグルトモード」で発酵させています。スイッチ一つで放っておけるのでらくちんです。
補足炊飯器の保温モードで発酵させることは可能?
乳酸菌は50℃以上で徐々に、70度でほぼ死滅すると言われています。炊飯器の保温モードは、ほぼ74度まであがるので、不向きだといえるでしょう。
!!メーカーや機種によって異なりますので、お持ちの炊飯器の仕様書を確認してください。
保存方法
発酵バターは一般的なバターと比較して鮮度が落ちるのが早いため、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
また劣化しやすいので、使用しないときは必ず冷蔵庫で保管してください。
まとめ
- 発酵バターと通常のバターの違い
〇非発酵バター(甘性バター)クリームをかき混ぜて、乳脂肪分を分離させることで作られる。
〇発酵バタークリームに乳酸菌を混ぜて、発酵させてから作る。 - 発酵バターの効果
健康、美容、ダイエットに効くスーパーフード。 - 発酵バターの魅力
通常のバターよりも風味とコクが増す。 - 発酵バターの作り方
2つの材料と2つのステップでできる。 - 〇材料
①生クリーム
②ヨーグルト
有塩にしたいときは塩 - 〇作り方
①生クリームにヨーグルトを混ぜて発酵させる
②撹拌する - 発酵バターを作るときのコツ
〇使用する生クリームは、脂肪成分が高いものを使う(35~45%)。
〇発酵は、40度で約6時間。
〇出来上がりは冷蔵保存。
おわりに
クリームに乳酸菌を混ぜて、発酵させてから作る『発酵バター』。その魅力的な効果、お分かりいただけましたでしょうか?おいしく、健康に&きれいになれるなんて嬉しいですね。
自分で作る発酵バターはすごくおいしくて感動します!!ぜひ手作りしてくださいね。
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