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2つの材料&2つのステップで作れちゃう!おいしくて体にも良い『発酵バター』の作り方

「バターは好きだけど、なんとなく体に悪いイメージがあって…」という声をよく聞きます。

私も「脂肪のかたまりだから太りそう」「コレステロール値が高いしなぁ」と、食べることを躊躇していました。

ところが!!実はバターには魅力的な栄養がいっぱい。発酵させることでさらにその効果が高まるんです。

しかも、発酵バターは手作りすることができるんですよ。「発酵食品を自分で作るなんて、ハードルが高いわ」と思っていましたが、意外に簡単。

市販のものもありますが、自分で作ると原材料がみえて安心感があるうえに、お財布にも優しくて、いいことずくめですね。

〇発酵バターって?
〇発酵バターを作ってみよう
〇発酵バターを作るときのコツ

順番にみていきましょう。





発酵バターって?


一言でいうと、発酵させたバターのこと。発酵バターと通常のバターはなにが違うのかをみてみましょう。

発酵バターと通常のバターの違いって?

バターには、製法の違いによって次の2種類があります。

〇非発酵バター(甘性バター)
クリームをかき混ぜて、乳脂肪分を分離させることで作られます。

〇発酵バター
クリームに乳酸菌を混ぜて、発酵させてから作ります。

スーパーなどで売られている一般的なバターは、非発酵バター(甘性バター)です。

さらにお塩が入っているか、入っていないかで有塩バター無塩バターとに分けられます。


■発酵バターの効果とは?

バターは乳製品なので、カルシウムが含まれています。さらに魅力的なのは、ビタミンが豊富に含まれていること。

皮膚や粘膜を健康に保つビタミンAは、なんと牛乳の12倍なんです!!

そしてバターに含まれる脂肪酸が、他の油脂とは異なる「短鎖脂肪酸」や「中鎖脂肪酸」だということ。

さらに乳酸菌を加えて発酵させることで、乳酸菌の効果もプラスされて、健康にも、美容にも、ダイエットにも効くスーパーフードになるんです!!

詳しい効果については、「おいしくて魅力がいっぱい!!『発酵バター』の効果・効能って?」を参考にしてください。


■発酵バターの魅力って?

発酵バターにすることで、通常のバターよりも風味とコクが増します。

パンにぬって食べることはもちろん、お菓子作りやバターソテーなどのお料理に使うことをオススメします。



発酵バターをつくってみましょう


発酵バターは、「2つの材料&2ステップ」で手作りできるんです!!

発酵バターは、生クリームとヨーグルトの2つの材料があれば、作ることができます。有塩にしたいときは、お塩を加えます。

作り方は大きく分けると2ステップ。「生クリームにヨーグルトを混ぜて発酵させ→撹拌する」だけ。

ただ、行程は単純ですが、作業には少し根気が必要。手作りした発酵バターはとてもおいしいので、ぜひ挑戦してくださいね!!


【材料】

できあがり約180g

〇生クリーム 400㎖
※動物性のもの
※乳脂肪分45%以上
〇ヨーグルト 大さじ2
〇塩(有塩にする場合)


【作り方】

①生クリームにヨーグルトを混ぜます。


②発酵させます(40度で約6時間)。

私は、炊飯器の「ヨーグルトモード」で。


③冷蔵庫で寝かせます(1~3日間)

クリームチーズ状になったらOK。


④ハンドミキサーで混ぜます。

まずはホイップ状になります(5分くらい)


だんだんそぼろ状になります。
さらに撹拌すると乳清(ホエイ)とバターに分かれます(20分くらい)。


乳清を取り出しながらさらに混ぜます。


有塩にする場合は、ここで塩(1~1.5%)を加えます。


キッチンペーパーで包み、余分な水分を取ります。


約180gの発酵バターができました!!


乳清(ホエイ)もとっておきます。


乳清は栄養価が高いうえ、カロリーが低いので、捨てないで活用してください。牛乳のかわりにお料理に入れたり、飲んだりしてもいいですよ。



発酵バターを作るときのコツ


使用する生クリームの種類は?

使用する生クリームは、動物性のもの。脂肪成分が高いものを使います。ほとんどのサイトでは、45%のものを使用していました。

「乳脂肪分35%でも作ることはできるのかな?」と思い、試してみた結果、作ることができました。ただし、撹拌に時間がかかるのでご注意ください。


発酵の方法は?

発酵の方法には次の2通りがあります。

〇ヨーグルトメーカーを使って発酵させる。
〇室温で発酵させる。

室温で発酵させる場合、季節にもよりますが、ラップをして半日~一日半くらいおきます。マヨネーズくらいの固さになったら、冷蔵庫に入れます。

補足乳酸菌の発酵に適した環境とは?

40度前後が最適です。室温を40度に保つことは難しいので、一定の温度を保ってくれるヨーグルトメーカーがあると便利ですね。

ちなみにわが家は、炊飯器についている「ヨーグルトモード」で発酵させています。スイッチ一つで放っておけるのでらくちんです。

補足炊飯器の保温モードで発酵させることは可能?

乳酸菌は50℃以上で徐々に、70度でほぼ死滅すると言われています。炊飯器の保温モードは、ほぼ74度まであがるので、不向きだといえるでしょう。

!!メーカーや機種によって異なりますので、お持ちの炊飯器の仕様書を確認してください。


保存方法

発酵バターは一般的なバターと比較して鮮度が落ちるのが早いため、できるだけ早く使い切るようにしましょう。

また劣化しやすいので、使用しないときは必ず冷蔵庫で保管してください。



まとめ

  • 発酵バターと通常のバターの違い
    〇非発酵バター(甘性バター)クリームをかき混ぜて、乳脂肪分を分離させることで作られる。
    〇発酵バタークリームに乳酸菌を混ぜて、発酵させてから作る。
  • 発酵バターの効果
    健康、美容、ダイエットに効くスーパーフード。
  • 発酵バターの魅力
    通常のバターよりも風味とコクが増す。
  • 発酵バターの作り方
    2つの材料と2つのステップでできる。
  • 〇材料
    ①生クリーム
    ②ヨーグルト
    有塩にしたいときは塩
  • 〇作り方
    ①生クリームにヨーグルトを混ぜて発酵させる
    ②撹拌する
  • 発酵バターを作るときのコツ
    〇使用する生クリームは、脂肪成分が高いものを使う(35~45%)。
    〇発酵は、40度で約6時間。
    〇出来上がりは冷蔵保存。



おわりに


クリームに乳酸菌を混ぜて、発酵させてから作る『発酵バター』。その魅力的な効果、お分かりいただけましたでしょうか?おいしく、健康に&きれいになれるなんて嬉しいですね。

自分で作る発酵バターはすごくおいしくて感動します!!ぜひ手作りしてくださいね。

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