簡単&手作り!発酵食品!青唐辛子で作る『自家製タバスコ』はダイエットに効果的?その4つの理由をみてみましょう!!
タバスコがなくなったときに、夫が「自分で作れるんじゃない?」と一言。発酵食品のタバスコ。ちょうど畑で青唐辛子がたくさん獲れたので、挑戦してみることにしました。
本場のタバスコは数年熟成させますが、わが家では数ヶ月ねかせてから使っています。市販品とは風味が少し違いますが、とてもおいしいのでぜひ作ってみてくださいね。
発酵食品と言えば、整腸作用。『腸活』という言葉が流行るほど、腸を整えることは大切です。発酵食品を摂るようになってからお肌の調子も良いですし、病院知らずになりました。ダイエットにも欠かせません。
なぜ腸を整えると痩せるのか?発酵食品の効果的な摂り方って?今回は、「ダイエット効果」に注目したいと思います。ぜひ参考にしてくださいね。
この記事の目次
- 1.『自家製タバスコ』とは?
- 2.自家製タバスコはダイエットに効果的?
- 3.ダイエットと腸との関係って?
- 4.腸内環境を整える発酵食品
- 5.発酵食品を効果的に取り入れるには?
- 6.まとめ
- 7.おわりに
『自家製タバスコ』とは?
『自家製タバスコ』ってなに?
タバスコが発酵食品だとご存知でしたか?唐辛子に塩を加えて発酵させ、さらにお酢を加えて熟成させたものなんです。本場アメリカでは、樽で3年ほどかけて作られます。
手づくりのタバスコは唐辛子に塩とお酢を加え、1~3か月冷蔵庫で発酵・熟成させます。青唐辛子でも赤唐辛子でも作ることができます。 市販品とは風味が少し違いますが、とてもおいしいですよ。
レシピについては簡単&手作り!発酵食品!青唐辛子で作る『自家製タバスコ』レシピ。作り方は3ステップ!!をご覧ください。
発酵食品とは?
発酵食品は、腸を整えることで免疫力をアップさせたりダイエットに効果的だったりと、健康や美容に良い影響をもたらします。
最近ではメディアで取り上げられることも増え、意識的に毎日の食事にとり入れるご家庭も増えています。発酵させることによるメリットは次の通りです。
①消化・吸収がよくなる
②得られる効果・効能が高まる
③保存性が高まる
④おいしい!!
発酵とは?
微生物(酵母・カビ・細菌など)の働きによって、有機物(タンパク質・デンプン・糖など)が分解され、別の物質に変化すること。
①消化・吸収がよくなる
あらかじめ菌が素材を分解してくれるので消化・吸収がよくなり、消化器系にかかる負担が軽減します。
②得られる効果・効能が高まる
素材がもつ成分に加えて、発酵の過程で増える栄養素や酵素のチカラが加わり、得られる効果・効能が高まります。
③保存性がよくなる
本物の発酵食品は、理論上では「腐らない」と言われています。なぜかというと、発酵菌と腐敗菌では発酵菌のほうが強く、発酵菌でいっぱいになっているところには腐敗菌が入るこむ余地がないからです。これを「菌の拮抗作用」と呼びます。
発酵と腐敗のメカニズムは同じ?!
発酵も腐敗もその仕組みは同じ。与える影響によって呼び方が異なるだけなんです。
〇発酵 微生物が人間に有益な物質をつくりだすこと。
〇腐敗 微生物が人間に有害な物質をつくりだすこと。
④おいしい!!
そして、何よりもコクや旨味があって本当においしいんです!!発酵の過程でグルタミン酸が増し、うまみ成分が加わることがその理由です。
『自家製タバスコ』はダイエットに効果的?
『自家製タバスコ』にダイエット効果があると言われる理由って?
タバスコに「ダイエット効果がある」と言われる理由は、次の4点です。
①低カロリー、低糖質である
②カプサイシンを含んでいる
③アロカロイドを含んでいる
④発酵食品である
①低カロリー&低糖質である
カロリー
100gあたり55kcal
小さじ1杯あたり3kcal
糖質量
100gあたり5.2g
小さじ1杯あたり0.26g
市販のタバスコは小瓶で約60mlなので、一本まるごと使っても36kcal。一振りで出る量はおよそ0.086mlなので、10回振りかけたとしても1mlに満たない量なんです。低カロリー&低糖質だということが分かります。
比較すると…
〇醤油
小さじ1で5kcal
糖質量0.5g
〇ケチャップ
小さじ1で6kcal
糖質量1.6g
〇マヨネーズ
小さじ1で28kcal
糖質量4g
②カプサイシンを含んでいる
唐辛子に含まれる、辛み成分であるカプサイシン。カプサイシンには発汗作用があります。体温が上がることで代謝がアップし、脂肪燃焼につながります。さらに香辛料には、腸のぜんどう運動を促す効果も。
辛味成分は交感神経を優位にし、血流を促進します。血流がよくなると、素早く栄養を吸収するので発熱・発汗量が増加します。その結果、消費カロリーの量も増え、脂肪燃焼効果が得られるんです。
辛味成分を長く摂取していると、内臓脂肪が燃えやすくなると言われています。内臓脂肪は通常の脂肪よりも燃えにくく、多少の運動では減りずらいので、嬉しい効果ですね。
③アロカロイドを含んでいる
アルカロイドも、辛味成分です。ゆっくり時間をかけて体温を上昇させるという特徴的な働きがあります。体内エネルギーの循環を長い間保つので、脂肪を溜めずらいと言われています。
さらに、アルカロイドはホルモン物質の分泌を促進します。ホルモン分泌が盛んになると代謝機能が向上し、基礎代謝が上がります。
④発酵食品である
発酵食品は整腸作用があります。ダイエットの際に腸を整えることはとても大切。詳しくみていきましょう。
食べすぎには注意しましょう!!
いくらダイエットに効果的だとはいえ、食べ過ぎは禁物です。刺激が強すぎて胃腸の粘膜を痛めたり、痔になってしまったりすることがあるので注意しましょう。度を超すと、胃がんのリスクも高まります。
摂り過ぎることで味覚障害を引き起こすこともあります。カラダが辛さに慣れるうちに満足できなくなり、さらに強い刺激を求めるようになるからです。
タバスコには、食欲増進効果があります。唐辛子に含まれるカプサイシンが胃や舌を刺激し、胃液や唾液の分泌を促することで食欲が増すんです。さらにタバスコの酸味も胃液や唾液を分泌させ、消化酵素の働きを活発にします。ダイエットに食べ過ぎは本末転倒。
また、パスタやピザなどの高カロリー・高糖質の料理にタバスコを使うケースが多いので、合わせて注意が必要です。
効果的な摂り方って?
タバスコは、運動と合わせることでよりダイエット効果を発揮すると言われています。その理由は次の通りです。
①発汗のスピードが上がる
②新陳代謝が促進される
③筋肉が増強される
有酸素運動、無酸素運動のどちらとも相性が良いと言われています。運動を行った後にタバスコを摂ると効果的です。
ダイエットと腸との関係とは?
なぜ腸内環境を整える必要があるの?
ダイエット効果を得るために、なぜ腸内環境を整える必要があるのでしょうか?その答えは
①便秘をすると、食べ物のカスが皮下脂肪として蓄えられてしまうから
②胃腸が弱ると、基礎代謝が低下してしまうから
③腸内環境が乱れると、必要な栄養を吸収できないから
① 便秘をすると、 食べ物のカスが皮下脂肪として蓄えられてしまうから
便が排出されずに腸内に留まっていると、吸収されなかった脂肪分や糖分が水分と一緒に体内へ再吸収されてしまいます。それが皮下脂肪として蓄えられてしまうんです。
② 胃腸が弱ると 基礎代謝が低下してしまうから
胃腸の働きが鈍くなったり、腸内フローラが乱れると、基礎代謝が落ちてしまうと言われています。摂取したカロリーを消化することができないので、肥満につながってしまうんです。
③腸内環境が乱れると、必要な栄養を吸収できないから
悪玉菌が増加することによって腸内環境のバランスがくずれてしまうと、ダイエットに効果的な栄養素をうまく吸収できなくなってしまいます。
腸内環境が整っている状態とは?
腸内環境は、腸内に存在する細菌によって決まります。腸内には約500〜1,000種類、約100兆個もの細菌が存在していて、それらが健康や美容に深く影響しています。
腸内細菌は「善玉菌・悪玉菌・日和見菌」の3つに分類され、 2:1:7の割合を維持できた状態が理想的だと言われています。
〇善玉菌
悪玉菌の侵入や増殖を防ぎ、腸の運動を促す菌
(ビフィズス菌など)
〇悪玉菌
腸内で有害物質を作り出し、お腹の調子を悪くする菌
(ウェルシュ菌など)
〇日和見菌
善玉菌と悪玉菌のうち、数が多いほうの味方につく菌
腸内環境を整える発酵食品
ダイエットのためには、腸を整えることが大切だと書きました。発酵食品には、整腸作用があります。詳しくみてみましょう。
腸内環境を整える2つの方法とは?
腸内環境を整えるには、次の2つの方法があります。
①善玉菌そのものを摂取して補う方法
②善玉菌のエサを摂って腸内細菌を育てる方法
発酵食品のチカラって?
先ほど挙げた2つの方法について、発酵食品がどのようにチカラを発揮するのか、みていきましょう。
①善玉菌そのものを摂取して補う方法
発酵食品には、善玉菌がたっぷり含まれています。乳酸菌は、乳酸を作り出すことで 腸内を酸性に保ち、 悪玉菌の増殖を抑制して腸内環境を改善します。
②善玉菌のエサを摂って腸内細菌を育てる方法
乳酸菌は生きて腸に届かなくても、 腸に棲みついている乳酸菌のエサになり、腸内環境のバランスを善玉菌優位にします。
発酵食品を効果的に取り入れるには?
カラダに良い作用をもたらす発酵食品。その効果・効能を最大限に受け取るためのポイントは2つ。
①適量を長く続けること
②他の発酵食品と組み合わせて摂ること
①適量を長く続けましょう
発酵食品がカラダに良いとはいえ、一度に多くの量を摂り過ぎることは禁物です。成分によっては摂り過ぎることで、逆にカラダに害を及ぼすことさえあるんです。
発酵食品は薬ではないので、即効性があるというよりは、長く続けることで体質が改善されていきます。まずは一ヶ月。焦らず長い目で摂り続けましょう。
④ほかの発酵食品と組み合わせて摂りましょう
発酵食品は、数種類のものを組み合わせて食べるとさらに効果が得られると言われています。ヨーグルトや納豆、味噌など、色々な発酵食品を日々の食卓に取り入れるといいでしょう。
まとめ
- 自家製タバスコがダイエットに効果的な理由とは?
①低カロリー、低糖質である
②カプサイシンを含んでいる
③アロカロイドを含んでいる
④発酵食品である - 自家製タバスコを効果的に摂るポイントは?
①食べ過ぎに注意する
②運動と組み合わせる - ダイエットと腸との関係って?
なぜ腸内環環境を整える必要があるの?
①便秘をすると、食べ物のカスが皮下脂肪として蓄えられてしまうから
②胃腸が弱ると、基礎代謝が低下してしまうから
③腸内環境が乱れると、必要な栄養を吸収できないから - 効果・効能を高めるとり方とは?
①適量を長く続けること
②他の発酵食品と組み合わせて摂ること
おわりに
「腸活」という言葉が流行り、健康や免疫力アップへの関心が高まるとともに、発酵食品が注目されています。メディアでも取り上げられるようになり、意識的にふだんの食事にとり入れるご家庭も増えました。
今回は、青唐辛子を使った『自家製タバスコ』を紹介しています。市販のものを使い切ったときに、夫が「タバスコって自分で作れないの?」と言ったことがきっかけ。ちょうど畑でとれた青唐辛子があったので、作ってみたんです。それが、とてもおいしくて。保存がきくというのも嬉しいですね。
「発酵生活はハードルが高いわ…」と思われがちですが、ポイントさえおさえれば作り方は至って簡単。ぜひ、今回の記事を参考にして、作ってみてください!!
この記事へのコメントはありません。