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キッチン掃除の最強アイテム「アルカリ洗剤」!! 4つのおススメアルカリ洗剤の力で汚れを浮かしてスッキリキレイに快適に♪

キッチン掃除で油汚れが落ちずにお掃除が大変という声を聴くことがあります。
長年積み重なった油汚れは、中々落ちない厄介な汚れです。

「どうしたらキレイに取れるのだろう?」
「どうしたら簡単ラクチンに汚れが落ちるのだろう?」と思われている人も少なくないと思います。

キレイに落とす方法は・・!!
1つに洗剤、2つ目にお掃除道具、そして3つ目にお掃除の仕方です。

キレイにするには、まずは汚れに合わせた洗剤選びが大切になってきます。こびりついた汚れを、合わない洗剤でお掃除していても実は汚れが落ちにくいのです。特に、キッチン周りの油汚れは頑固なこびりつきとなっています。
汚れに合った洗剤で、「浮かして落とす」が大切です。

がんばって落とす時代はもう古いのかもしれません・・
これからは、洗顔と同じで浮かして落とす。
肌をやさしく包み込むように、モノも大切に扱うことでいつまでもピカピカに輝いてくれます。

モノが磨かれてよろこびに溢れると、磨いている自分自身もうれしくなりますね。今回はそんなアルカリ洗剤についてご紹介していきたいと思います。



1.重曹

ナチュラル洗剤でよく聞く重曹、気になって購入された方もいるかと思いますが、一体重曹ってなんだろう?
一度買ってみたけど、用途が分からずにそのまま保管してある人も少なくないんじゃないかと思います。

重曹の使い方や重曹についてこれから詳しくお伝えしていきたいと思います。


1-1.重曹って何だろう?

炭酸水素ナトリウムと言われていて、白い粉末となってます。
実はお菓子の膨らまし粉でよく使われるベーキングパウダーの主成分で、お掃除の為に開発されていません。
水溶液はPH8.2でアルカリ濃度は低めなので、ガンコな汚れは落としにくいです。シンクなどのお掃除する場合には、粉のまま振りかけて少し時間を置いてから汚れを落としていきます。


1-2.重曹の5つの作用

研磨作用
クレンザーの粉のまま使用して、ステンレス素材をピカッと光らせてくれます
・軟水作用
重曹を入れることで、硬水から軟水に変わり水が柔らかくなることで汚れが落ちやすくなります。
・中和作用
アルカリの力で酸性を中和して汚れを浮かしていきます
・消臭、吸湿作用
重曹の粒子の間に水分を取り込むために、吸湿効果が現れます
ニオイなども中和させてくれる効果もあり、トイレの防臭剤として使用することもできます。
・発泡作用
重曹の細かい粒子で焦げ付きなどのこびり付きを剝がしていきます


1-3.重曹の性質

・水に溶けにくい
・アルカリ濃度が低いため油汚れに弱い
・クエン酸と混ぜ合わせることで、発泡の力で汚れを分解
・重曹は8%で飽和状態になるので、1リットルに対して大匙4杯を目安に
・アルカリ濃度が高くないが、熱を加えることでPH11の「炭酸ソーダ」に変質をし、油汚れに強い洗剤となります。


1-4.お掃除場所

・急須などの茶渋の汚れ
・シンクなどのステンレス素材の油汚れ
・こびりつきなどのコゲ


重曹水の作り方
水(もしくは42℃前後のお湯) 100ml
重曹  小さじ1
スプレーボトル
< 作り方 >
スプレーボトルに水を入れ、重曹を入れ、フタをしてよくふり混ぜたら完成
注意
アルミ製品は変色がしやすいので、使わないよう注意をして下さい

重曹ペーストの作り方
重曹 大さじ2
水  大さじ1
<作り方>
混ぜ合わせてペースト状にします。
汚れに付着させることで、成分を浸透させて汚れを落としていきます。


2.セスキ炭酸ソーダ

聞きなれてきた人も多くなってきたセスキ炭酸ソーダ。ナチュラル洗剤の一つで、油の汚れ落としには欠かせないアイテムの1つです!!

サラサラとした粉状のモノで売っていることが多く、水で希釈して使用することが多く、キッチン周りはもちろん、浴室の皮脂落としにも使えます。


2-1.セスキ炭酸ソーダって何だろう?

炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウム(ソーダ)で作られたアルカリ性の洗剤で、PH9.8とアルカリ度が少し高く、油汚れに強いのでコンロ周りのお掃除に最適です。

水に溶けやすい性質を持っているので、気になる部分にスプレーボトルでシュシュっと振りかけてから磨いていきます。


2-2.セスキ炭酸ソーダの2つの作用


・中和作用
アルカリの力で酸性を中和して汚れを浮かしていきます
・消臭、吸湿作用
アルカリの力で、ニオイなども中和させてくれる効果があり、たばこのヤニや生ゴミなどのニオイ消しにもなります。


2-3.セスキ炭酸ソーダの性質

・水に溶けやすいので、食器洗い洗剤や浴槽の皮脂汚れのお掃除に使えます。
・洗濯洗剤としても使うことが出来ます。
・他のナチュラル洗剤は水に溶けにくいものが多い中、セスキ炭酸ソーダは溶けやすいので、あらゆる場所に使うことが出来ます。
・キッチン周りの油汚れや衣類のしみ抜きにも使えます。


2-4.お掃除場所

・コンロ周りの頑固な汚れ
・シンクや排水口のぬめり取り
・水道の蛇口などの手アカ汚れ
・血液による汚れ
・タバコのヤニ汚れやニオイ
・お風呂の皮脂汚れ


セスキ水の作り方
・水        500ml
・セスキ炭酸ソーダ 小さじ2杯
<作り方>
スプレーボトルに入れて、粉がなくなるまで降り続けます。
気になる場所に吹きかけて、油汚れを落としていきます。


3.過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)

ナチュラル洗剤でも有名な過炭酸ナトリウム、他のナチュラル洗剤との違いは漂白と除菌作用があること。つけ置きが大得意で、「ほったらかしお掃除」ができるありがたい洗剤。

気になる場所に、振りかけておくだけでスッと汚れが落ちることも。忙しい主婦の味方です!!


3-1.過炭酸ナトリウムって何だろう?

炭酸ナトリウムと過酸化水素が 2:3 の割合で混ざり合った洗剤で、水や汚れに触れると酸素を発生させる作用があり、この酸素がうれしい効果を発揮してくれます。PH値10.5の高アルカリ水です。

漂白、除菌作用があり黒ズミなどの汚れ落としに最適、気になる部分に振りかけてお湯を張った後に15分ほど置いて汚れを浮かしてからお掃除をすると、ピカッと光り始めます。

また、漂白の効果で汚れた布巾のつけ置きにピッタリです。


3-2.過炭酸ナトリウムの4つの効果

・漂白
・除菌
・消臭
・環境にやさしい


3-3.過炭酸ナトリウムの性質

・お湯に溶けやすい性質を持っており、40~50℃以上のお湯に溶かしてシンク回りなどにつけ置きをしておくと、汚れが落ちやすいです。
・漂白と除菌効果でカビ取りにも最適
・水に溶けると、炭酸ソーダ、水、酸素だけが残る環境にやさしい洗剤です
・40~50℃以上のお湯に溶けると過酸化水素が発生して、炭酸ソーダが残ります。


3-4.お掃除場所

・まな板や布巾の漂白
・お風呂の黒カビ
・キッチンのシンク回り
・お風呂の床


過炭酸ナトリウムのペースト
・過炭酸ナトリウム 大さじ2
・重曹 大さじ2・水 大さじ1~2
<作り方>
過炭酸ナトリウム、重曹と水を混ぜ合わせるだけでペースト状になります。
気になる部分に塗布して落としていきます。


4.アルカリ電解水

最近、ドラッグストアや百均でよく見かけるアルカリ電解水。実は、とっても優れものの洗剤なのです!
水100%で作られていて、安心安全。
お子様のいるご家庭でも使っていただくことができる、環境にも人にも優しい洗剤です。


4-1.アルカリ電解水って何だろう?


アルカリ電解水とは、水100%の洗剤です。水は電気を流すと酸性とアルカリ性に分かれる性質があります。この性質を生かし、アルカリ性の成分だけを取り出したものが「アルカリ電解水」です。

PH12~13と高く、油汚れに適した洗剤で、換気扇やコンロの頑固な油汚れを浮かして落としていきます。


4-2.アルカリ電解水の2つの作用

中和作用
アルカリの力で酸性の汚れを浮かして落としていきます
除菌作用
PH13と高い数値のアルカリ電解水、抗菌、除菌作用があります。
お掃除をしながら除菌もできる一石二鳥のアイテム。


4-3.アルカリ電解水の性質

・界面活性剤・アルコール・リンなどは不使用の水100%で出来ているので、お子さんがいるご自宅でも安心に使うことができます。
・アルカリ電解水は他のナチュラル洗剤と違い成分が「水」だけなので、粉が残らず二度拭きが不要です。
・粉状になっていないので、スプレーとしてすぐに使えるので手間いらずです。
・pH13以上の「強アルカリ性」で頑固な油汚れに最適です。
・pH12~13の強アルカリ性で、pH12〜pH13の数値だと除菌に使えるといわれています。
・食中毒の原因になるO−157、サルモネラ菌などを除去し、60秒でノロウィルスを不活性化することができます。


4-4.お掃除場所

・シンクやコンロなどの酸性の油汚れがある場所
・除菌効果があるので、机の上の拭き掃除など
・お風呂の皮脂や湯垢の汚れ
・キッチンの換気扇回り


5.アルカリ洗剤の使っていけない場所

液体をかけるのに適さないモノはシミとなってしまうので使えません。
皮革製品
漆塗り

・アルミなどはアルカリ性に反応しやすい性質を持っています。変色や腐食の原因になる恐れがあるもの
アルミニウム
真鍮などの貴金属

・ガラスコーティングされているものにも適さないです。
ガラスコーティングされているや液晶画面


液性とpH値の見方
3未満     :酸性
3以上6未満   :弱酸性
6以上8以下   :中性
8以上11以下  :弱アルカリ性
11以上     :アルカリ性


6.キッチン周りのお掃除場所

キッチン周りは、油汚れが溜まりやすく放置しておくと、汚れが積み重なって中々落ちないしつこい汚れとなっていきます。

シンクやコンロは特に汚れが付着しやすい場所、日々のこまめなお掃除が大切になってきます。


6-1.シンクまわり

シンク回りのお掃除は、生ゴミが溜まりやすいのでまずは生ゴミを取ってからお掃除に入っていきます。シンクは水垢や油汚れ、ヌメリなどさまざまな汚れが付着しやすい場所です。

酸性の油汚れには、アルカリ性の洗剤を使って汚れを落としていきますが、蛇口周りは水垢が付着しているので、アルカリ性の水垢には酸性のクエン酸を使って落としていきます。

シンクをお掃除する場合は、過炭酸ナトリウムをお湯でつけ置きして汚れを浮かしてからお掃除する方法もあります。とくに排水溝の部分は、汚れが一番溜まりやすい場所、そしてニオイも付きやすい場所です。
10分ほどつけ置きをしてからお掃除をすると汚れが浮いてお掃除がしやすくなります。


6-2.コンロまわり

コンロ周りは、油汚れが最も溜まりやすい場所です。こびりついた油は、洗剤を使っても中々落ちないモノ。そんな時は、アルカリ性の洗剤をペーパーに塗布して20分ほど置いて汚れを浮かしてから掃除をしていきます。    

中性洗剤で落ちない場合は、アルカリ電解水など少し強めのアルカリ洗剤を使って掃除をすると、汚れが中和してキレイに落ちていきます。ホーローのコンロは、スポンジかもしくはメラミンスポンジで、隅に溜まった汚れもしっかりと落としていきます。


7.まとめ

  • 重曹
    炭酸水素ナトリウムと言われていて、白い粉末状のモノ。PH8.2とアルカリ濃度は低め。ガンコな汚れは落としにくいですが、研磨の力があるのでクレンザーとして使うことができます。こびり付きや、ステンレス素材のお掃除に。
  • セスキ炭酸ソーダ
    炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウム(ソーダ)で作られたアルカリ性の洗剤。セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすく油汚れの食器洗いや浴槽の皮脂汚れのお掃除、洗濯洗剤としても使うことが出来ます。
  • 過炭酸ナトリウム
    炭酸ナトリウムと過酸化水素が 2:3 の割合で混ざり合ったもの。
    ・漂白と除菌効果でカビ取りにも最適
    ・水に溶けると、炭酸ソーダ、水、酸素だけが残る環境にやさしい洗剤です 
  • アルカリ電解水
    水は電気を流すと酸性とアルカリ性に分かれる性質があります。この性質を生かし、アルカリ性の成分だけを取り出したものが「アルカリ電解水」です。シンクやコンロなどの酸性の油汚れがある場所に使うことができ、汚れを浮かしてお掃除をしていきます。
  • キッチン周りの油汚れが残る場所
    シンク
    シンクは水垢や油汚れ、ヌメリなどさまざまな汚れが付着しやすい場所です。
    ・コンロ
    アルカリ性の洗剤をペーパーに塗布して20分ほど置いて汚れを浮かしてから掃除をしていきます


8.おわりに

ナチュラルなアルカリ性の洗剤は大きく分けて4つあります。百均でも買えるお手軽なものなので、洗剤でお困りの方は、ぜひ一度お試し下さい。
汚れに合わせてアルカリの強さを変えていくのもおススメです。

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