乳酸菌たっぷり『発酵とり肉』のアレンジレシピ!ヨーグルトメーカーを使えば簡単!!ヘルシーなとりハムを作ってみませんか?
発酵とり肉は、とり肉を塩水で乳酸発酵させたもの。低カロリーなうえ、タンパク質などが豊富に含まれている優秀食材ですが、発酵させることで栄養価がさらに高まります。入手しやすく、お財布に優しいお値段だというのも魅力的ですね。
今回は「発酵とり肉」を使って、とりハムを作ります。とり肉は低カロリー&高タンパクですが、油を使っていないのでさらにヘルシー。しかも発酵させたとり肉を使うので、乳酸菌の効果も加わってパワーアップ!!ぜひ手作りしてみてください!!
この記事の目次
- 1.『発酵とり肉』とは?
- 2.とりハムの作り方
- 3.ヨーグルトメーカーってどんなもの?
- 4.まとめ
- 5.おわりに
『発酵とり肉』とは?
『発酵とり肉』ってなに?
まずは、『発酵とり肉』の作り方をご紹介します。材料はとり肉と水と塩の3つだけ。作り方も次の3ステップ。とてもシンプルなんです。
〇とり肉を保存容器に入れて
〇水と塩を混ぜて
〇発酵させるだけ!!
レシピについては「乳酸菌たっぷり!『発酵とり肉』の作り方。簡単レシピを紹介します!!」をご覧ください。
発酵とり肉を手作りすることのメリットとは?
『発酵とり肉』を作るメリットって何でしょう?私は次の3つだと思っています。
①安心&安全である
②得られる効果・効能が高まる
③保存性が高まる
④おいしい!!
①安心&安全である
市販の商品は、材料が遺伝子組み換えだったり、添加物が入っていたりするものが多いです。その点、手作りだと原材料にこだわれるうえ、製造過程が目に見えるので、安心していただくことができます。
②得られる効果・効能が高まる
とり肉の栄養価にプラスして、発酵させることによって得られる効果・効能が高まります。発酵の過程で増える栄養素や酵素のチカラが加わるからなんです。
③保存性がよくなる
本物の発酵食品は、理論上では「腐らない」と言われています。なぜかというと、発酵菌と腐敗菌では発酵菌のほうが強く、発酵菌でいっぱいになっているところには腐敗菌が入るこむ余地がないからです。これを「菌の拮抗作用」と呼びます。
④おいしい!
そして、何よりもコクや旨味があって本当においしいんです!!発酵の過程でグルタミン酸が増し、うまみ成分が加わることがその理由です。酵素のチカラでお肉がやわらかくなるというのもメリットの一つ。
発酵とは?
微生物(酵母・カビ・細菌など)の働きによって、有機物(タンパク質・デンプン・糖など)が分解され、別の物質に変化すること。
発酵の過程で
①消化・吸収がよくなります。
②栄養価が加わります。
③うまみが加わります。
④保存性がよくなります。
発酵とり肉の効果・効能って?
発酵とり肉は、とり肉の栄養価から得られる作用、乳酸菌から得られる作用とがあり、ダブルで嬉しい効果・効能が期待できます。
①とり肉から得られる効果・効能とは?
主な効果・効能は次の通りです。
〇ダイエット効果
〇美容効果
〇免疫力アップ効果
〇精神安定効果
〇疲労回復効果
〇デトックス効果
②乳酸菌から得られる効果・効能とは?
乳酸菌を上手に摂り入れると、腸内環境が整っていき、次の6つの効果が得られます。
〇便秘解消
〇肌荒れ&ニキビ改善
〇免疫力の向上
〇アレルギー改善
〇ダイエット効果
〇ストレス緩和
発酵とり肉の詳しい効果・効能については「乳酸菌たっぷり『発酵とり肉』。健康に!美容に!ダイエットにも!驚くべき効果・効能とは?」を参考にしてください!!
とりハムの作り方
【材料】
①発酵とり肉 2枚
(むね肉で作ったもの)
②約60度のお湯
【準備するもの】
〇チャック付き保存袋
〇ヨーグルトメーカー
【作り方】
①発酵とり肉をチャック付き保存袋に入れる
〇発酵とり肉の皮や脂肪を取り除く
〇まるごと、チャック付き保存袋に入れる
〇空気を抜きながらチャックをしめる
とりハムには、むね肉で作った発酵とり肉を使います。保存容器から出したら、洗わずに使います。皮や脂肪を手で取り除き、カットせずに丸ごとチャック付き保存袋に入れましょう。しっかり空気を抜いてチャックをしめます。
一般的に、とりハムを作るときは塩コショウを生肉にすり込んでから袋に入れます。発酵とり肉はもともと塩水に漬けこんで作ったものなので、新たに味付けをする必要はありません。
発酵とり肉は洗わずに使います。とりハムを作る際は、むね肉で作った発酵とり肉を使用します。
皮や脂肪を取り除いてから、チャック付き保存袋に入れ、空気を抜きます。
②ヨーグルトメーカーにセットする
〇ヨーグルトメーカーの容器に入れる
〇約60度のお湯を注ぎ、ふたをしめる
チャック付き保存袋をヨーグルトメーカーの容器に入れ、約60度のお湯を注ぎます。発酵とり肉がお湯に浸かるようにします。
発酵とり肉がお湯に浸るようにします。
④ヨーグルトメーカーで加温する
〇ヨーグルトメーカーを設定する
(64度2時間)
〇2時間経ったら冷めるまでそのまま放置する
とりハムは低温で調理し、旨みを閉じ込めます。2時間経ったら冷めるまでそのまま放置し、余熱も利用します。
64度2時間でセットしてスイッチオン!2時間経ったら冷めるまで放置して、余熱を通します。
④できあがったら冷蔵庫で保存する
できあがったら冷蔵庫に保存します。食べやすい大きさにカットしていただきましょう。発酵とり肉を使っているので柔らかく、しっとりしておいしいです。
保存について
冷蔵保存で1週間ほど保存が可能です。ただし保存期間は、保存状態にもよります。次のような違和感を感じたときは、雑菌が混入している可能性が高いので、口にせず廃棄してください。
〇悪臭がする
〇明らかに変な味がする
ちゃんと判断できるかどうか、不安に思う方もいらっしゃると思います。少しでもおかしいと感じたときは、食べるのをやめておきましょう。私の経験からいくと、腐敗している場合には悪臭を放ちます。
ヨーグルトメーカーってどんなもの?
ヨーグルトメーカーは、発酵食品を作るときにとても便利。今回のように低温調理をするときにも重宝します。購入を検討されている方のために、どのような特徴があるのかをご紹介しましょう。
〇温度設定ができる
〇タイマー機能がある
〇手ごろなお値段で買える
〇コンパクトサイズである
〇ヨーグルト以外の発酵食品も作ることができる
〇温度設定ができる
ヨーグルトメーカーは、メーカーや機種にも寄りますが、大体25~70度に温度設定ができます。発酵させる食品によって、最適な温度が異なるうえ、菌によっては温度によって死滅してしまうので、温度設定はかなり重要。
炊飯器の保温機能を使うという手もありますが、最高で74度まであがってしまうことがあるので、一定の温度を保ち続けることがなかなか難しいんです。
※メーカーごとに若干異なりますので、お持ちの炊飯器の説明書をご確認ください。
〇タイマー設定ができる
タイマー設定ができると、発酵に必要な時間保温し続けることができ、しかも自分のスケジュールに合わせてできあがりの時間を決められるので、便利ですね。
〇手ごろなお値段で買える
ヨーグルトメーカーのお値段は、だいたい2500円~10000円。実店舗でも、ネットショップでも購入可能です。
〇コンパクトサイズである
ヨーグルトメーカーはそんなに大きいものではないので、置き場所はとりません。
〇ヨーグルト以外の発酵食品も作ることができる
ヨーグルトのほかに、甘酒、発酵玉ねぎ、お味噌など様々な発酵食品を作ることができます。今回のように低温調理にも。
〇その他
牛乳パックごとセットできるものがほとんどです。納豆を作るときなど、牛乳パックを使うとそのまま捨てることができるので、らくちんです。
まとめ
- 『発酵とり肉』の作り方って?
〇材料はとり肉と水と塩の3つ。
〇手順は次の3ステップ。
①とり肉を保存容器に入れて
②水と塩を混ぜて
③発酵させるだけ!! - とりハムの作り方
①発酵とり肉をチャック付き保存袋に入れる
②ヨーグルトメーカーの容器に入れてお湯を注ぐ
③64度2時間でセットしてスイッチオン
④冷めるまで放置して余熱を通す - ヨーグルトメーカーってどんなもの?
〇温度設定ができる。
〇タイマー機能がある。
〇手ごろなお値段で買える。
〇コンパクトサイズである。
〇ヨーグルト以外の発酵食品も作ることができる。
おわりに
健康への関心が高まり、発酵食品が注目されています。ところが、市販されている発酵食品は材料が遺伝子組み換えだったり、添加物や保存料が入っていたりしているものが多いんです。その点手作りだと、材料も製造過程も目に見えるので安心。
元々、カラダに良いとり肉。それを発酵させることで得られるメリットは大きいです!!栄養価が高まり、効果・効能が増え、保存性が良くなり、そして何よりも旨みが増します。安価で手軽に手に入るというのも魅力的。 まさに良いことづくめですね。
「発酵生活はハードルが高いわ…」と思われがちですが、ポイントさえおさえれば作り方は至って簡単。ぜひ、今回の記事を参考にして、作ってみてくださいね!!
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