デトックスで体をきれいに!!有害物質が溜まるとどうなるの?毒素を排出する4つの方法とは?
私たちのカラダには、知らず知らずのうちに有害物質が蓄積しています。そもそも、どのような有害物質が溜まっているのでしょうか?そして、どのような影響があるのでしょうか?
健康や美容について知れば知るほど、デトックスの大切さが分かってきます。上手に排出するために必要なことをみていきましょう。ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
- 1.デトックスとは?
- 2.カラダにとっての有害物質ってなに?
- 3.カラダの毒出しはどこから?
- 4.デトックスのメリットとは?
- 5.デトックスの方法とは?
- 6.できるだけ毒素をカラダに入れない努力も
- 7.まとめ
- 8.おわりに
デトックスとは?
デトックスとは、体内に溜まった毒素や老廃物などの有害物質を体外に排出すること。「detoxification(解毒)」という英単語の略語です。
カラダにとっての有害物質ってなに?
私たちは日々の生活の中で、知らず知らずのうちに有害物質を体内に蓄積しています。体に溜まる毒素は、次の二種類に大別されます。
①体外から体内に運ばれてくるもの
②体内で発生するもの
① 体外から体内に運ばれてくる毒素
まずは、体外から運ばれてくる毒素についてみていきましょう。呼吸や食事、経皮吸収などで取り入れていることが多いです。
〇有害化学物質
〇有害ミネラル(有害金属)
〇食品添加物
〇電磁波
〇タバコ
〇排気ガス
〇カビ毒
有害化学物質とは?
農薬や除草剤、殺虫剤、ダイオキシンなど。 生体のホルモンの働きを狂わせる人間が作り出した化学物質の総称。
有害ミネラル(有害金属)とは?
アルミニウム、カドミウム、鉛、水銀、ヒ素、ニッケルなど。工場からの汚水や車の排ガス、古い水道管、金属メッキなどの影響で農産物や海産物、水などに含まれています。
食品添加物とは?
保存料、甘味料、着色料、香料など。食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるもの。
電磁波とは?
放射能、光、電波、電磁界などの総称。代表的な例を挙げると、放射能はエックス線、光は紫外線や赤外線、電波は携帯電話やテレビなどの電子機器に利用されています。電磁界とは、電力設備等から発生します。
②体内で発生する毒素
体内で発生する毒素としては、次のようなものが挙げられます。
〇老廃物
〇中性脂肪
〇コレステロール
〇活性酸素
〇ウイルス
〇細菌
老廃物とは?
飲食物の栄養素が体内で吸収されたあとに出る「残りかす」が老廃物です。各臓器が行う代謝活動の過程で生じるアンモニア、尿素、尿酸などの含窒素化合物や、腸内細菌が腐敗によって発生させるアンモニアや硫化水素などの有害ガスや発がん物質などがあります。
中性脂肪とは?
中性脂肪は、食物中に含まれる脂質であり、体脂肪の大部分を占める物質。単に脂肪とも呼ばれます。余った脂質、糖質、タンパク質 体脂肪として貯蔵されます。
体脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪に分けられます。血液検査の結果などに記載されている中性脂肪の値は、血中の中性脂肪の量を示しています。
コレステロールとは?
人間の体に存在する脂質のひとつで、細胞膜・ホルモン・胆汁酸を作る材料。7~8割が三大栄養素(脂質・糖質・タンパク質)を使って肝臓などで合成され、2~3割が体外からとり入れられています。
肝臓のコレステロールを体全体に運ぶ役割を持つLDL(悪玉)と、体内の血管壁にたまったコレステロールを肝臓に運ぶ役割を持つHDL(善玉)があります。
活性酸素とは?
呼吸によって体内に取りこまれた酸素の一部が、使われずに変化したもの。細胞伝達物質や免疫機能として働く一方で、過剰になると細胞傷害をもたらし、様々な疾患の要因となります。
ウイルスと細菌の違いは?
細菌は、ウイルスの100~1000倍の大きさがあります。細菌は単細胞生物で、分裂することで増殖します。一方ウィルスの構造は単純で、核酸(遺伝子)とそれを包むタンパク質の殻で出来ています。
ウイルスは細菌と違い、自分自身で増殖する力はありません。他の生物の細胞内に遺伝子を送り込み、自分のコピーを作らせることで増えるんです。
細菌は抗生物質(抗菌薬)によって治療が可能ですが、ウイルスは基本的に対症療法が中心となります。抗ウイルス薬はウイルスの増殖を防ぐのが目的だからです。
カラダの毒出しはどこから?
デトックスの流れをみてみましょう
カラダに溜まった有害物質は主に、次の経路でデトックスされます。
①有害物質が、体内の各器官からリンパ管を通して回収される
②排泄機能(便・尿・汗)によって体外に排出される
最も排出効果が高いのは?
便、尿、汗によって排出される体内の老廃物。その排出量を比べてみると、圧倒的に便の割合が大きいことが分かります。
〇便 75%
〇尿 20%
〇汗(皮膚) 3%
〇毛髪・爪 2%
便秘をすると、体内の毒素が外に出ずらいということなんです。最近流行っている『腸活』で腸を整えることがデトックスには大切なんですね。
デトックスのメリットとは?
毒素が溜まると?
老廃物が溜まると新陳代謝が悪くなり、次のような不調を引き起こします。血管やリンパに毒素が溜まると体液の流れが滞って巡りが悪くなるため、さらに老廃物が蓄積していく…という悪循環に陥ってしまうんです。
〇むくみ
〇便秘
〇肌あれ
〇肥満
〇疲労
〇倦怠感
〇肩こり
〇ストレス
〇抜け毛
〇冷え
〇生理痛
〇内膜症
摂取した食べ物から栄養分を吸収したあとのカスが便。便秘は、その老廃物である便が体外に排出されずに腸に溜まった状態です。
便秘が続くと腸内の悪玉菌が増え、有害物質を発生させます。さらに便の重みで腸が下がって血行が悪くなってしまいます。その結果、上に挙げたような不調が現れてくるんです。
血液やリンパの流れが滞ると老廃物が細胞の間に溜まってしまい、むくみや肥満、生理不順などの原因に。脳梗塞などの血栓が詰まる病気にもなりかねません。
デトックスで得られる効果
デトックスで得られる効果をみていきましょう。
〇むくみが改善される
〇生活習慣病が予防される
〇便秘が解消される
〇腸の調子が良くなる
〇血行が良くなる
〇新陳代謝が良くなる
〇肌の調子が良くなる
〇太りにくくなる
〇疲れにくくなる
〇免疫力がアップする
〇肩こりが改善される
〇ストレスが緩和される
〇抜け毛が少なくなる
〇冷え症が改善される
〇生理痛が緩和される
〇自律神経が整う
〇精神的に安定する
体内の毒素を排出することで、こんなにたくさんの「いいこと」があるんですね。
デトックスの方法とは?
デトックスの4つの方法
本来人間はデトックスする力をもち、抗酸化機能や解毒機能が備わっています。ところが有害物質の増加や生活習慣の変化などに伴って、現代人のデトックス機能が低下していると言われ、意識的に体内の毒素を排出することが必要なんです。
デトックスにおすすめな方法は次の通り。
①食事に配慮する
②水を飲む
③運動をする
④マッサージをする
①食事に配慮する
デトックスを意識した食事は、次の点を配慮すると良いでしょう。
〇腸を整える食事をする
〇肝機能を高める食事をする
〇代謝を促進する栄養素を摂る
〇毒出しをしてくれる食材を摂る
〇できるだけ毒素を入れない食事に配慮する
体内の老廃物をデトックスするには、排便が一番有効でした。つまり、腸を整える食事が大切なんです。食物繊維や発酵食品などを摂り、便秘をしないようにしましょう。
また、肝臓は解毒にとって大切な臓器。肝機能を高めるタウリンを摂るといいでしょう。代謝を促進したり、毒出しをしたりする食材を摂ることもおすすめです。
食材を買う際に、できるだけ添加物や保存料、農薬などが含まれていないか、もしくは少ないものを選ぶようにしましょう。全てを排除することは難しいですが、日々の積み重ねなので、意識するだけでも違ってきます。
②水を飲む
人のカラダは成人の場合、体重の約60%が水分で構成されています。飲用した水分は腸で吸収され、体液になります。体液は 酸素や栄養分を身体中の細胞に届け、老廃物を尿として体外へ排出します。
成人の1日あたりの尿量は約1.2リットル。老廃物をしっかりと排出するためには、約0.5リットルの尿が必要だと言われています。
水分不足の見分け方とは?
尿の状態が濃い黄色で泡立っていたら、体内の水分量が不足していることが多いので注意しましょう。
常温の水を飲むことにプラスして、おすすめなのが白湯。白湯を飲んでカラダが温まると、リンパの流れや血流が良くなって身体に溜まった老廃物や余分な水分を排泄してくれます。また、内臓を温めることで腸のぜん動運動が促進され、便秘解消効果が得られるのです。
お白湯については、こちらの記事を参考にしてください↓↓
健康にも美容にも効果的!!『白湯』の作り方とは?効能や飲み方のポイント、アレンジ方法などもお伝えします!!
③運動をする
老廃物や余分な水分を回収する働きがあるリンパ。筋肉を伸び縮みさせてリンパ管を動かすことで、流れがよくなります。リンパ管へのポンプ作用を働かせるためには、ふだんから運動やストレッチによって足の筋肉を鍛えましょう。
また、デトックスの方法の一つである発汗を促すのも運動です。 水銀や鉛などの有害重金属類は、発汗によってのみ排出できると言われています。
④マッサージをする
リンパ管はポンプ機能がなく、周囲の筋肉が収縮することで少しずつ流れる仕組みになっています。その頻度は1分間に10回程度と言われています。リンパマッサージを行うことで、この動きを活性化することができるんです。
デトックスの方法について、詳しくはこちらの記事を参考にしてください↓↓
できるだけ毒素をカラダに入れない努力も
デトックス機能を高めることはもちろん大切ですが、できるだけ毒素を取り入れないように心がけることも大切です。
時代の変化に伴い、環境が悪化したり化学物質が増加したりして全ての有害物質を排除することは難しいですが、日々の生活の蓄積なので意識を向けるだけでも違います。
体外から取り入れる経路として、主に経口摂取と経皮吸収があります。実は物質が口から入る割合と肌から入る割合はほぼ同じ。
食べ物や飲み物と同様、皮膚から吸収する洗剤やシャンプー・トリートメント・ボディソープ・整髪料、化粧品など。どちらも配慮できるといいですね。
経皮吸収について、詳しくはこちらの記事を参考にしてください↓↓
経皮吸収とは?知っておきたい「経皮毒」。経皮吸収率やメカニズム、日用品の選び方、気をつけたい合成化学物質もお伝えします!!
まとめ
- デトックスとは?
体内に溜まった毒素や老廃物などの有害物質を体外に排出すること - カラダにとっての有害物質って?
①体外から体内に運ばれてくるもの
〇有害化学物質
〇有害ミネラル(有害金属)
〇食品添加物
〇電磁波
〇タバコ
〇排気ガス
〇カビ毒 - ②体内で発生するもの
〇老廃物
〇中性脂肪
〇コレステロール
〇活性酸素
〇ウイルス
〇細菌 - デトックスのメカニズムとは?
①有害物質が、体内の各器官からリンパ管を通して回収される
②排泄機能(便・尿・汗)によって体外に排出される - デトックスの4つの方法
①食事に配慮する
②水を飲む
③運動をする
④マッサージをする
おわりに
私たちは、日々の生活の中で知らず知らずのうちに有害物質を溜め込んでいます。それは体外から取りこんだり、体内で作り出した毒素。
これらを排出しないと、カラダの不調を招いてしまうんです。デトックスには主に4つの方法があります。今回の記事を参考にして、デトックスを意識してみてくださいね。
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