簡単&手作り!発酵食品!青唐辛子で作る『自家製タバスコ』レシピ。作り方は3ステップ!!

健康への意識が高まり、発酵食品が注目されています。腸を整えることで、免疫力を上げることが出来ると話題になり、発酵食品を日々の生活にとり入れる方が増えています。

タバスコがなくなったときに、夫が「自分で作れるんじゃない?」と一言。発酵食品のタバスコ。ちょうど畑で青唐辛子がたくさん獲れたので、挑戦してみることにしました。

本場のタバスコは数年熟成させますが、わが家では数ヶ月ねかせてから使っています。市販品とは風味が少し違いますが、とてもおいしいのでぜひ作ってみてくださいね。



『自家製タバスコ』の作り方


早速『自家製タバスコ』の作り方をご紹介します。手順は次の3ステップ。とてもシンプルです!!

〇下処理した青唐辛子に酢と塩を加えて
〇フードプロセッサーにかけ
〇発酵させるだけ!!


【材料】

〇青唐辛子 150gくらい
〇酢 75g(青唐辛子の50%)
〇塩 3g(青唐辛子の2%)

赤唐辛子でも同じ分量で作ることができます。


【準備するもの】

〇まな板
〇包丁
〇使い捨て手袋
〇保存容器
(ふたがしっかり閉まるもの)

注意!!

青唐辛子を素手で処理したあと、うっかり目をこすると沁みて大変なことになります。私は使い捨ての手袋をして作業しています。


【作り方】

①青唐辛子の下処理をする

〇青唐辛子を洗い、ヘタをカットする
〇お好みで種をとる

種をとると、より色鮮やかに、マイルドに仕上がります。

家庭菜園で採れた、無農薬の青唐辛子を使います。

赤唐辛子でも作ることができます。

ヘタをカットします。

お好みで種をとります。縦半分に切って、指でこそげ取ります。必ず使い捨て手袋をして作業しましょう。


フードプロセッサーにかける

〇青唐辛子をフードプロセッサーにかける
〇塩と酢を足してさらに撹拌する

青唐辛子をフードプロセッサーにかける際、目にしみる時があるので注意しましょう。

青唐辛子をフードプロセッサーにかけます。直接触るときは、使い捨て手袋をしましょう。フードプロセッサーをかける際に目にしみることがありますので、注意が必要です。

塩はミネラル分の多いあら塩を使っています。

塩の分量は青唐辛子の2~3%。作り慣れてくると、好みの味が分かってきます。

お酢は地元の酒造のもの。割烹料理屋さんにも卸しているという、まろやかでおいしい酢です。

酢の分量は、青唐辛子の50%です。様子をみてもう少し増やしても大丈夫です。

均等に混ざり合うように、さらに撹拌します。

③発酵させる

〇保存容器に移す
〇冷蔵庫で発酵させる

保存容器に移します。カビや腐敗をふせぐため、保存容器は必ず事前に煮沸消毒しておきましょう。プラスチック製のものは傷つきやすく、そこから雑菌が入ることがあるのでガラス製のものがオススメです。

冷蔵庫に入れて1か月以上発酵させます。時々シャッフルして液体を均一にします。出来あがったら濾して別容器に移します。固形のほうも使うことができます。お好みでそのまま使うのもアリです。

あらかじめ煮沸消毒しておいた保存容器に移します。

ふたをして冷蔵庫で発酵させます。1か月くらいから食べることができます。


保存について

冷蔵庫に入れ、長期保存が可能です。ただし保存状態によります。次のような違和感を感じたときは、雑菌が混入している可能性が高いので、口にせず廃棄してください。

〇悪臭がする
〇明らかに変な味がする

ちゃんと判断できるかどうか、不安に思う方もいらっしゃると思います。私の経験からいくと、腐敗している場合にはかなりの悪臭を放ちます。 

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: e0f505c86c779fc1123da2a8080fcb32-1.jpg



タバスコは発酵食品なんです!!


市販されているタバスコは、三年間樽で発酵・熟成させて作られます。発酵食品は、腸を整えることで免疫力をアップさせたりダイエットに効果的だったりと、健康や美容に良い影響をもたらします。

最近ではメディアで取り上げられることも増え、意識的に毎日の食事にとり入れるご家庭も増えています。発酵させることによるメリットは次の通りです。

①消化・吸収がよくなる
②得られる効果・効能が高まる
③保存性が高まる
④おいしい!!

発酵とは?

微生物(酵母・カビ・細菌など)の働きによって、有機物(タンパク質・デンプン・糖など)が分解され、別の物質に変化すること。


①消化・吸収がよくなる

あらかじめ菌が素材を分解してくれるので消化・吸収がよくなり、消化器系にかかる負担が軽減します。


②得られる効果・効能が高まる

素材がもつ成分に加えて、発酵の過程で増える栄養素や酵素のチカラが加わり、得られる効果・効能が高まります。


③保存性がよくなる

本物の発酵食品は、理論上では「腐らない」と言われています。なぜかというと、発酵菌と腐敗菌では発酵菌のほうが強く、発酵菌でいっぱいになっているところには腐敗菌が入るこむ余地がないからです。これを「菌の拮抗作用」と呼びます。

発酵と腐敗のメカニズムは同じ?!

発酵も腐敗もその仕組みは同じ。与える影響によって呼び方が異なるだけなんです。
〇発酵 微生物が人間に有益な物質をつくりだすこと。
〇腐敗 微生物が人間に有害な物質をつくりだすこと。


④おいしい!!

そして、何よりもコクや旨味があって本当においしいんです!!発酵の過程でグルタミン酸が増し、うまみ成分が加わることがその理由です。



発酵食品を効果的に取り入れるには?


カラダに良い作用をもたらす発酵食品。その効果・効能を最大限に受け取るためのポイントは2つ。

①適量を長く続けること
②他の発酵食品と組み合わせて摂ること

①適量を長く続けましょう

発酵食品がカラダに良いとはいえ、一度に多くの量を摂り過ぎることは禁物です。成分によっては摂り過ぎることで、逆にカラダに害を及ぼすことさえあるんです。

発酵食品は薬ではないので、即効性があるというよりは、長く続けることで体質が改善されていきます。まずは一ヶ月。焦らず長い目で摂り続けましょう。

④ほかの発酵食品と組み合わせて摂りましょう

発酵食品は、数種類のものを組み合わせて食べるとさらに効果が得られると言われています。ヨーグルトや納豆、味噌など、色々な発酵食品を日々の食卓に取り入れるといいでしょう。



まとめ


  • 『自家製タバスコ』の作り方
    〇下処理した青唐辛子に酢と塩を加えて
    〇フードプロセッサーにかけ
    〇発酵させるだけ!!
  • 発酵させることによるメリットって?
    ①消化&吸収がよくなる。
    ②得られる効果・効能が高まる。
    ③保存性が高まる。
    ④おいしい!!
  • 効果・効能を高めるとり方とは?
    ①適量を長く続けること
    ②他の発酵食品と組み合わせて摂ること



おわりに


「腸活」という言葉が流行り、健康や免疫力アップへの関心が高まるとともに、発酵食品が注目されています。メディアでも取り上げられるようになり、意識的にふだんの食事にとり入れるご家庭も増えました。

今回は、青唐辛子を使った『自家製タバスコ』を紹介しています。市販のものを使い切ったときに、夫が「タバスコって自分で作れないの?」と言ったことがきっかけ。ちょうど畑でとれた青唐辛子があったので、作ってみたんです。それが、とてもおいしくて。保存がきくというのも嬉しいですね。

「発酵生活はハードルが高いわ…」と思われがちですが、ポイントさえおさえれば作り方は至って簡単。ぜひ、今回の記事を参考にして、作ってみてください!!

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。