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食と血の深い関係とは?血液をサラサラにする食品と血行促進のための発酵食品の8レシピも紹介します!!

生活習慣の乱れやストレスなどから血の巡りが悪くなり、不調や病気につながるケースが増えています。カラダにとって重要な役割を担っている血液。血行不良になるにはいくつかの原因がありますが、そのひとつがドロドロの血。

サラサラの血を作るには、「食」が大きく関わっています。今回は、食と血の関係についてお伝えします。おすすめの食品と発酵食品のレシピも紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。



血行が悪いとどうなるの?


血液の働きとは?


血液は、血管を流れる体液のこと。私たちの体内には血管が張り巡らされ、全身に血が送られています。 血液には次のような働きがあります。

〇全身の細胞に栄養分を届ける
〇全身の細胞に酸素を届ける
〇老廃物を運び出す
〇二酸化炭素を運び出す
〇細菌やウイルスからの感染を防ぐ
〇体温を調節する


血行が悪くなると?

血行循環がうまくいかないと、栄養分がカラダの隅々まで行き渡らなくなるうえ、老廃物が排出されずに蓄積されてしまいます。また、温かい血液が流れないことで体温が下がります。

その結果、健康や美容に悪影響を及ぼすんです。血行が悪くなることで次のような不調が引き起こされてしまいます。

①冷え症
②むくみ
③肩こり・腰痛・関節痛
④婦人科系の不調
⑤虚血性疾患

虚血とは、カラダの組織や細胞に必要量の血液が供給されない状態。虚血が起こる臓器によって症状は様々であり、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などが代表的です。

動脈硬化や血栓などで血管が狭くなったり詰まったりして起こります。酸素の供給が止まると、心臓で3時間、 脳であれば4分という短時間で細胞が酸欠によって壊死します。脳梗塞や心筋梗塞を重症化すると命にかかわるので注意が必要なんです。

血行不良と冷え性との関係については、以下の記事を参考にしてください↓↓

血行不良と冷え症との深い関係とは?「温活」のポイントをご紹介します!!


血行を良くするには?

血の巡りをよくするには、以下の6点を見直すことが有効です。

①運動不足
②食生活の乱れ
③ストレス
④水分不足
⑤冷え
⑥衣服による圧迫

今回はこれらのうち、「②食生活」について詳しくみていきましょう。



食生活からみた血行不良の3つの原因


①糖質や脂質の摂り過ぎ
②栄養不足
③水分不足


①糖質や脂質の摂り過ぎ

血液がドロドロになる理由はいくつかありますが、そのひとつが糖質や脂質の摂り過ぎ。糖質や脂質の血中濃度が高くなると、血液がドロドロになったり、コレステロールが血管の壁に付着して狭くなることで血が流れにくくなったりします。

次のような成分を多く含む食生活が続くと、糖質や脂質過多になりやすいので注意しましょう。

化学調味料
食品添加物
塩分
糖質
動物性脂肪
ジャンクフード
清涼飲料など


②栄養不足

忙しい現代人は食事を抜いたり、外食やコンビニ、総菜などで簡単に済ませる方が多く、血流改善に必要な野菜や魚、豆類などが足りていないと言われています。できるだけ栄養とカロリーのバランスをみながら、適量を食べるようにしましょう。


③水分不足

血液は、体重の約8%(約1/13)。血液の半分以上が血しょうと呼ばれるもので、その90%は水分です。つまり、血液の半分以上が水で出来ています。体内の水分が不足すると、血液中の水分も減少します。すると、いわゆるドロドロの状態になります。

人は呼吸、消化活動、発汗、毛穴からの蒸発などによって、1日に平均1.5~2リットルの水分を失います。水分不足にならないために、失った分を補給する必要があるんです。その量は2.5リットルと言われています。

1リットルは食事などから摂取し、0.3リットルは体内で作られます。残りの1.2リットルは飲み水で補わなければなりません。

水分を摂取する際のオススメは白湯。白湯を飲むことで内臓や血液が温められ、血流が良くなります。カラダの隅々まで温かい血液が全身を巡り、冷え性改善につながるんです。

白湯の効果や作り方など、詳細についてはこちらの記事を参考にしてください↓↓

健康にも美容にも効果的!!『白湯』の作り方とは?効能や飲み方のポイント、アレンジ方法などもお伝えします!!



血液をサラサラにする食べ物とは?


次に挙げる食品は血行促進に効果的だと言われています。ぜひ参考にしてください。

魚介類、海藻類、野菜(特に玉ねぎ、にんにく)、果物、納豆、きのこ、酢、緑茶など


①魚介類

青魚に含まれるEPAやDHAという成分は、 血液中の中性脂肪を減らしたり、 血液の凝集を抑えて血栓を予防したりする働きがあります。動物実験での研究結果から、EPAは朝に摂ると吸収が良いと言われています。

また、貝類に含まれるタウリンはアミノ酸の一種で、血液をサラサラにしてくれる成分です。


②海藻類

海藻に含まれるアルギン酸という成分には、血糖値やコレステロールを下げる働きがあります。


③野菜・果物

〇ビタミンCやビタミンEを含む野菜・果物

活性酸素は細胞を酸化させます。カラダが酸化すると、カラダや血管の老化が進みます。 ビタミンCとビタミンEには高い抗酸化作用があり、一緒に摂取することで、さらにその効果を高めることができると言われています。

ビタミンCがビタミンEを復活させる?!

ビタミンEは脂質の酸化を防ぐため、活性酸素にイオンを渡して自ら酸化し、失活します。ところがビタミンCからイオンをもらうことで再生することができるんです!!

ビタミンCは水溶性です。煮たり茹でたりすると栄養素を逃してしまうので、生で食べるか、 ゆで汁ごと食べられるスープなどがオススメ。また、ビタミンEは脂溶性物質のため、油脂と一緒に摂ることで吸収率があがります。

〇玉ねぎ

玉ねぎに含まれる「硫化アリル」は、辛味や香りの成分。刻んだ時に涙が出たり、食べた時に辛いと感じるのは、この成分が原因です。

硫化アリルは体内で「アリシン」に変化します。アリシンは、 血液中でのブドウ糖代謝を促進し、血をサラサラにする働きがあります。 硫化アリルは加熱することで「プロピルメルカブタン」という別の物質に変化するため、非加熱がおススメです。

〇にんにく

にんにくの有効成分であるアリシンは、加熱することで硫黄化合物に変化して血管を拡張させます。また、ニンニクに含まれるビタミンEも、末梢血管を広げてくれるビタミンです。

〇トマト

トマトに含まれるリコピンにも、抗酸化作用があります。リコピンは野菜や果物に含まれる色素成分「カロテノイド」の一つで、見た目は赤色や、オレンジ色、黄色をしています。リコピンの抗酸化力は、カロテンの2倍、ビタミンEの100倍といわれているんです!!

トマトに含まれるリコピンは細胞壁の中に存在しており、そのまま摂取しても吸収されにくいという特徴があります。そのため、細胞壁をあらかじめ破壊することが必要です。すりつぶしたり、加熱したりするといいでしょう。そのまま食べるよりも、約2倍の吸収ができると言われています。

また、リコピンは油に溶けやすい性質があります。油を使って調理することで、効果的にリコピンを摂取することができます。また、リコピンは脂溶性物質のため、油脂と一緒に摂ることで吸収率があがります。


④納豆

納豆にはナットウキナーゼという成分が含まれています。納豆菌によって作られる納豆独自の酵素で、ネバネバに含まれます。

血管にできる血栓を溶かす働きにより、血液をサラサラにしたり、血圧を下げる効果が。糖の代謝を促す働きもあります。ナットウキナーゼも熱に弱いと言われているので、加熱せずにそのまま食べると良いでしょう。

大豆に含まれるレシチンはリン脂質の一種で、細胞膜や脳、神経などを形成する成分。血液中のコレステロールが血管壁に沈着するのを防いでくれます。


⑤きのこ類

きのこには、血糖値やコレステロールを下げる働きがあります。種類によって含まれる栄養素が違います。しいたけは「エリタデニン」という栄養素が豊富で、コレステロール値を下げたり血液をサラサラに保ってくれたりします。

エリンギに含まれる葉酸は、赤血球の生産を助けます。 また、βグルカンの一種であるMDフラクションはマイタケだけに含まれる栄養素。血糖値上昇抑制や免疫力サポートに大きく関与しています。


⑥酢

お酢に含まれる酢酸は、体内でクエン酸に変化します。クエン酸は、血液が固まる際に必要なカルシウムに作用し、血液が固まるのを防ぎます。

酢酸が体内に入ると、細胞からアデノシンが分泌されて血管が広がります。血糖値、血圧を下げ、内臓脂肪を減らしてくれるのです。


⑦お茶やコーヒー

カテキンはポリフェノールの一種で、渋味や苦味のもととなる成分。強い抗酸化作用があります。茶葉に含まれるガレート型のカテキンは、コレステロールの吸収を抑制してくれるんです。80度以上のお湯でお茶を入れると、カテキンが溶け出しやすいと言われています。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸も、ポリフェノールの一種です。カテキンと同じく、抗酸化作用があります。



発酵食品を摂りましょう!!


①腸と血液との深い関係って?

発酵食品は、腸を整えてくれる代表的な食べ物として注目されています。腸内環境が悪化すると血が汚れてしまうため、健康な状態にしておくことが大切なんです。

腸の働きは、口から取り入れた食べ物の栄養を吸収して血液中に取り込むこと。腸で吸収された栄養成分は、血液によって肝臓を経由して心臓に送られ、全身の細胞へ届けられます。

悪玉菌が多い腸では、血液がドロドロになると言われています。 腸内環境が悪化すると、血液中に有害物質や有毒ガスを取り込んでしまうんです。肝臓で解毒しきれないと、汚れた血が全身に流れることになります。

きれいな血液を作り出す「浄血」は、腸の働きのひとつです。 血行不良と腸との関係につ いては、以下の記事を参考にしてください↓↓

腸と血の深い関係とは?血行不良の原因はドロドロの血液!腸の健康が大きく関わっているんです!!


②オススメの発酵食品レシピをご紹介します!!

先ほど挙げた血液をサラサラにする食べ物のいくつかを発酵食品にしました。ダブルの効果が期待できますので、ぜひ作ってみてくださいね。

〇発酵玉ねぎと玉ねぎひしお
〇にんにく塩麴
〇発酵トマトと発酵トマトケチャップ
〇発酵きのこ
〇手作り納豆
〇酢麹

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〇発酵きのこのレシピ

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〇酢麹のレシピ

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まとめ


  • 血液の働きとは?
    〇全身の細胞に栄養分を届ける
    〇全身の細胞に酸素を届ける
    〇老廃物を運び出す
    〇二酸化炭素を運び出す
    〇細菌やウイルスからの感染を防ぐ
    〇体温を調節する
  • 血行が悪くなると?
    ①冷え症
    ②むくみ
    ③肩こり・腰痛・関節痛
    ④婦人科系の不調
    ⑤虚血性疾患
  • 直生活からみた血行不良の原因とは?
    ①糖質や脂質の摂り過ぎ
    ②栄養不足
    ③水分不足
  • 血液をサラサラにする食べ物とは?
    魚介類、海藻類、野菜(特に玉ねぎ、にんにく)、果物、納豆、きのこ、酢、緑茶など
  • 腸と血液との関係とは?
    悪玉菌が多い腸では、血液がドロドロになると言われている
    腸内環境が悪化すると、血液中に有害物質や有毒ガスを取り込んでしまう
    肝臓で解毒しきれないと、汚れた血が全身に流れることになる
  • オススメの発酵食品レシピ
    〇発酵玉ねぎと玉ねぎひしお
    〇にんにく塩麴
    〇発酵トマトと発酵トマトケチャップ
    〇発酵きのこ
    〇手作り納豆
    〇酢麹



おわりに


私たちのカラダには隅ずみまで血管が張り巡らされ、血液が常に循環しています。酸素や栄養素を運んだり、二酸化炭素や毒素を排出する大切な役割があるからです。

血流が滞ると、カラダのあちらこちらに不調をきたします。血管年齢が高くなってしまったり、血行不良になったりする原因を把握し、予防・改善に努めることが大切です。

血流が悪くなる理由の一つが汚れた血液。食生活が乱れると、血はドロドロになると言われています。食と血の関係についてお伝えしました。おすすめの食品と発酵食品のレシピも紹介しましたので、ぜひ参考にしてくださいね。




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